ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号34 佐野泰雄

背番号33はギャレット投手でした。シーズン序盤は7回の勝ちパターンとしてそこそこ機能していましたが、9回を任せてからおかしくなりましたね。その後は勝ちパターンが軒並み崩れて消去法の勝ちパターンでしたが、三者凡退が極めて少なかったです。終盤に謎の勝ち運を発動して残留の可能性もありましたが、最後に楽天戦と日本ハム戦でそれぞれ2失点して契約終了となりました。保険としては悪くなかったですが、2年目で防御率3.77、WHIP1.57では残留厳しいです。




【2021成績】

23試合 防御率4.91 2H 18.1回 22被安打 1被本塁打 7奪三振 奪三振率3.44 8与四球 2与死球 1暴投 10失点 10自責点 被打率.301 K/BB0.88 WHIP1.64




今年はオープン戦は好調で開幕1軍スタートを勝ち取りました。とはいえ、良かったのは最初の2試合だけでした。4月からは例年通りにダメになって、4月の月間防御率9.00と紛うことなき大炎上をかましました。その後も状態が上がることなく前半戦は23試合投げて終了、後半戦は2軍で死球連発をかまして炎上を続けて、再び1軍昇格することなくシーズン終了しました。



正直リリーフ事情が苦しかったとはいえ、辻監督も西口さんの使い方が悪かった部分もあります。佐野投手も左のワンポイント起用が多かったですが、元からコントロールがアバウトでメインの球種はスライダーよりもストレートなだけに、明らかにワンポイント起用は不向きです。さらに佐野投手は良くも悪くも空気の読めないマイペースな投手でもあるので、接戦でのワンポイント起用ばかりしていては数字が落ちるのは当然でした。対右被打率.172、対左被打率.386と圧倒的に左に滅多打ちにあっているのが分かります。



ただ、それであっても佐野投手自身の内容も悪すぎます。球種別で見るとストレートの割合が54.76%、スライダー30.84%と8割以上がストレートかスライダーで構成されています。基本的にストレートで押す投手ですがそのストレートが被打率.324、空振り率2.11と全く機能していません。スライダーも被打率.280と8割以上を占める球種で3割前後打たれている計算になります。さらにK/BB0.88と要するに奪三振より与四球が多いことになります。元から奪三振能力が低いとはいえ、K/BBが1.00を下回るのは論外です。仮に適性なロングリリーフ兼敗戦処理で使われたとしても、今年に関してはまともな数字は残せなかったと言えます。



佐野投手も年齢と年数からしてここからの成長を期待するのは限度があります。個人的には19年の活躍を再びしてもらいたいです。求めるのはロングリリーフ兼敗戦処理、緊急時の代役先発の出来る便利屋です。便利屋は防御率4.00でも使い勝手の良さが求められるので、ここを平井投手でなく佐野投手に担ってもらいたいです。




ファン感謝祭ではリベンジャーズの金髪姿で登場して来年のリベンジを誓いました。この5人中で一番来年のクビが危ういのは佐野投手です。今年はコストカットの恩恵を受けて残留となり、まさかの現状維持となりました。しかし、現状維持の1800万は安くないので、来年は逆にコストカットの被害に遭う可能性も出てきました。リベンジを誓った以上は来年は背水の陣の覚悟で挑まなければいけません。




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