ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号36 伊藤翔

【2021成績】

13試合 防御率4.00 1敗2H 18回 22被安打 2被本塁打 9奪三振 奪三振率4.50 16与四球 2与死球 2暴投 9失点 8自責点 QS率0.0 被打率.314 K/BB0.56 WHIP2.11 




1年目がピークと言われてから4年目、遂に肘の手術になるまで劣化が進んでしまった1年となりました。




今シーズンは開幕1軍スタートから3月の日本ハム戦で1回無失点に抑えてプロ初ホールドを記録、今シーズン伊藤投手が良かったのはこの試合だけですね。この投球を見た時はちょっとだけ期待しましたが、すぐに期待したのが間違いだったことになります。



4月からはいつも通りの内容となり、4月は12回11与四球、WHIP2.00と塁上を賑わせるお決まりのパターンとなり、先発させても二巡目で捕まる、ロッテ戦に関しては1アウトKOと散々な結果に終わり、5月に登録抹消されました。



その後2軍ではまさかの横投げフォームに変更しますが結果は変わらずに大炎上、何で横投げになっているのか疑問でしたが、シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けることが発表されました。これで全治1年となり、来年は育成再契約となりました。




伊藤投手は自分のセールスポイントを「投げっぷり」と自ら地雷を設置しに行っていますが、とにかく投げっぷりに対する球の内容が全く追いついていません。勢いだけで投げているのでコントロールが悪いわけですが、加えて年々腕の振りもおかしくなっているので、球のキレも落ちてきています。最後の横投げに関しては痛みだけでなく、フォームが決まらなすぎて迷走を極めた結果でもあります。冗談抜きで投げっぷりも悪くなっています。




契約更改では、実は開幕時から痛みがあったという発言がありました。小学3年生からずっと痛みがあったようなので、そのせいで痛みに対してストップをかけるということをしなかったのかもしれません。横投げになっている時点で投球ストップをかけれない2軍投手コーチ陣の責任も重いですが、伊藤投手自身の怪我に対するリスク管理の低さが招いた結末でもあります。プロで長く活躍する選手は自身の怪我対策は万全に行っている選手がほとんどです。伊藤投手の場合は無理して投げる時期でも立場でもないのに、痛みに対して慣れてしまったのと後先考えずに結果だけを求め続けた結果がこれです。こうなる前にどこかでストップをかける、手術に踏み切れる勇気があれば、たらればですがそう思いたくなる内容です。




無理しすぎの結果、運転動作の際にも支障をきたすレベルの痛みが残りました。ここからのリハビリは相当困難だと思います。個人的には復帰は絶望的だと思いますが、伊藤投手自身はここから今一度自分自身の身体と向き合い直すきっかけになると思います。頑張ってリハビリしてもらいたいです。





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