【2021成績】

・1軍成績

4試合　防御率10.38　4.1回　9被安打　1被本塁打　5奪三振　奪三振率10.38　6与四球　5失点　5自責点　被打率.450　K/BB0.83　WHIP3.46

・2軍成績

30試合　防御率5.48　4敗4S　47.2回　48被安打　8被本塁打　28奪三振　奪三振率5.29　24与四球　4与死球　5暴投　31失点　29自責点　被打率.270　K/BB1.17　WHIP1.51

2年目は春季キャンプからA班抜擢されて、開幕1軍スタートとなります。しかし、プロ初登板となったソフトバンク戦では柳田選手に真っ向勝負するもホームランを打たれて完敗、続く楽天戦でも2回4与四球2失点と散々な結果に終わり、登録抹消となりました。その後も2軍では迷走を極めたかのような失点が続き、期待とは真逆の結果となりました。

しかし、後半戦から少しずつ状態を取り戻して、最後に大曲投手と一緒に1軍昇格することが出来ました。再昇格後は日本ハム戦では1回投げきれずに満塁のピンチで降板しましたが後続が抑えてくれて、結果として2試合無失点に抑えることが出来ました。数字は褒められたものではないですが、最後の最後に結果が出たことは良かったと思います。

井上投手はドラ6ながら怪我で順位を落とした部分も大きく、ポテンシャルとしては上位指名されてもおかしくない素質があります。2年目でもストレートは150km計測、スライダーの曲がりも悪くなく、今後伸び代を感じる投球をしてくれました。

ただ、1軍で投げるにはまだまだ実力不足です。150kmのストレートも柳田選手からしたらただのホームランボールになってしまいました。さらにコントロールの悪さも一目瞭然で、スライダーも曲がりは悪くないですが結局振ってもらえずにボール球になってしまいます。基本的な球威、キレ、コントロール含めてレベルアップが求められます。

当初先発かと思いましたが、この流れだと中継ぎで育成しそうです。来年はまずは2軍でしっかり結果を残すことからです。渡邉投手は3年目となる今年の後半戦から先発で4勝しました。井上投手もイメージとしては来年の後半戦から1軍に呼ばれるように、前半戦は2軍でしっかり結果を残すイメージでやってもらいたいです。仮に後半戦ダメだったとしても、まだ焦らずに確実に成長してもらいたい投手です。

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