ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号52 山田遥楓

【2021成績】

98試合 打率.197 173打席 147打数 29安打 6二塁打 1三塁打 37塁打 18打点 14得点 41三振 13四球 10犠打 3犠飛 1盗塁 2盗塁死 1併殺打 出塁率.258 長打率.252 OPS.509 得点圏打率.342 5失策




予想とは違う方向に流れましたが、それでも昨年は大きな成長を見せて1軍メンバーの座を確立させました。




山田遥楓選手のスタートは昨年の春季キャンプで自らのセールスポイントでもある声出しが辻監督から「うるさい」と一蹴されました。この時点で辻監督に嫌われて贔屓采配の被害に遭って終了すると思われました。



しかし、開幕直後に山川選手が負傷したからファーストで途中出場します。この試合でエラーはしながらもタイムリーを打って、一応はスタメン起用が続きます。


そこから外崎選手が骨折、源田選手がコロナ感染で鉄壁二遊間が不在という緊急事態を救ってくれたのは山田遥楓選手でした。打撃は酷かったですが守備では広い守備範囲と強肩で鉄壁二遊間に引けを取らない守備力を発揮しました。前半戦の影の救世主は山田遥楓選手だったと思います。



後半戦は主力選手が戻ってきて山田遥楓選手は必然的に控えに回ります。ただ、控えとしては声出しだけでなく守備固め一番手となり、主力を休ませたい時には山田遥楓選手がスタメンになるなど、1軍戦力に欠かせない存在となりました。最後にバスタータイムリーと走者一掃のタイムリーで2度お立ち台に上がるおまけ付きでシーズンを終えることが出来ました。





開幕前、山田遥楓選手のことを毛嫌いしていた辻監督が認めたのは紛れもなく守備力の向上です。内野は全ポジション守れますが、守備範囲が広く何よりも強肩なのでセカンドを守れば併殺プレーで際どいタイミングをアウトに出来る確率が上がり、三遊間は深い打球を強肩でこちらもアウトに出来る確率が上がります。これで1軍控えの座を確立しましたが、これは元を辿れば怪我をせずに試合出場したからです。この時期にヘッスラで負傷した山野辺選手、それ以前に細かな怪我ばかりで度々消息不明になる西川選手、この2人と比べればまずは試合出場することの重要性がよく分かります。




当然ながら課題は打率.197の打撃になります。プロ初ホームランを現地で見た私としてはこんな成績で終わるはずないと思っていますが、単純に打力が弱くなりました。秋季キャンプで田邊コーチとのマンツーマン指導の際に、スイングでバットが下から出る癖を直す話がありました。たしかによく見ると日本ハム戦での走者一掃タイムリーのバッティングも下からバットが出ていました。あれはホームランに出来るゲロ甘球でしたが結果はフェンス直撃、あれを打てなきゃホームランはもう打てないと本人も諦め発言になりましたが、あれをホームランに出来なきゃスタメンには入れません。スイングの軌道に無駄が出てパワーが落ちているので、その無駄の修正を行う必要があります。




昨年は辻監督から右打ちの指導もあってか、外のコース打率は外真ん中の打率.286、外低めは打率.261とそれなりの数字を残しました。次は甘い球を長打に出来るように、ミスショットを減らすことです。球種別打率はストレート打率.294に対して変化球はカットボール、チェンジアップが2割前半でそれ以外は全て打率1割台か無安打の2択です。変化球にも弱いので、変化球対策も講じる必要があります。





ソフトバンクの「熱男」こと松田選手を慕ってライオンズでは「獅子男」の愛称で認知されていますが、現地観戦した際にソフトバンクファンの後輩が「内野で声出しているうるさいのは誰ですか」と山田遥楓選手のことを知りませんでした笑。これが現実で他球団ファンからの認知度はこんなもんです。今年の活躍で少しは認知度が上がりましたが、このままでは杉谷選手みたいに野球とお笑い声出しの二刀流で終わります。あくまでも実力で認知度とオフシーズンのバラエティ出演を勝ち取ってもらわないといけません。今年は打撃を強化してスタメン奪取を目標にしてもらいたいです。




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