ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2021シーズン振り返り 背番号60 中村剛也

【2021成績】

123試合 打率.284 475打席 430打数 122安打 13二塁打 18本塁打 189塁打 74打点 50得点 114三振 39四球 2死球 4犠飛 12併殺打 出塁率.343 長打率.440 OPS.783 得点圏打率.317 3失策




打率7位 本塁打9位タイ 打点7位 三振6位 併殺打6位タイ 長打率10位 得点圏打率4位 




昨年もまたもや復活を遂げ、38歳ながらチームの中軸として活躍しました。



昨年は相次ぐ故障者から4番を任せざる得ない状況になりました。そして主力が戻ってきてもだらしない背番号3の尻拭いをする羽目になり、結局1年間4番打者としての活躍を強要することになりました。



しかし、38歳ながら打率、本塁打、打点、長打率、得点圏打率は個人10位以内に入る好成績を残して4番に恥じない数字を残しました。特にチャンス弱い打者ばっかりの中でなんやかんやで得点圏打率3割超えの中村選手の存在は頼もしかったです。不思議なことに、打順別成績では3番だと打率.234、得点圏打率.091に対して4番だと打率.287、得点圏打率.340と4番じゃなきゃ打てない形になっています。本人は打順に拘りがないと言っていますが数字が4番じゃなきゃダメと物語っていますね。




歳をとるごとに謎に進化を遂げていますが、昨年も一昨年の不甲斐なさからの脱却を図る活躍でした。ここ数年は打率が急上昇していますが、かつてはホームラン狙いのプルヒッターが昨年はケースバイケースで右に流し打つコンパクトスイングも増えてきました。実際にライト方向に打率.382と流し打ちでは高い打率を誇っています。ベテランならではのコンパクトスイングで結果として打率、打点、得点圏打率の向上にも繋がっているので、これは良いモデルチェンジになったと言えるでしょう。




ただ、このモデルチェンジは年齢に応じた対応でもあります。懸念点としては栗山選手同様に長打率が低下していることです。打率.284に対して長打率5割未満、OPS8割未満なのは中村選手からしたら物足りない数字です。18,19年は2年連続で長打率5割超え、OPS8割超えしていました。昨年の成績は素晴らしいですが、元はホームランアーチストの中村選手としては長打率の低下は衰えとこれからの大記録へ向けて要注意する信号になります。





本人は2000本安打よりも500本塁打を目標に掲げました。是非とも500本塁打達成して名球界入りしてもらいたいですが、そのためには1年でも長く現役を続けないといけません。500本塁打まであと58本と道のりは簡単ではないです。もうサードのレギュラーとしてのスタミナはないだけに、なるべく指名打者と代打休養を繰り返しながら故障と疲労のリスクを減らしてあげないといけません。ただ、未だにチームは中村選手を頼っているのも現実です。おそらく今年も4番を押し付けられる可能性が高いです。そうなったら中村選手には申し訳ないですが腹を括って、1本でも記録達成に近づくために打ってもらいたいです。




今年も1回は満塁ホームランと2打席連発のおかわり君を見たいです。中村選手も新たに2年契約で40歳までの現役を保証されました。何だったら2000本安打と500本塁打両方達成するぐらいのつもりで頑張ってもらいたいです。





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