3/19 オープン戦 ヤクルト戦
6-5でサヨナラ勝ちです。
【投手陣】
・隅田投手 4回4被安打3奪三振3与四球1失点
立ち上がりはストレート中心のパワー投球でした。ストレートは安定して145km以上計測、若干の力みは見られましたが強気のインコース攻めなどが功を奏してチェンジアップ、カーブ、スライダーなどの変化球でタイミングを外すことが出来て、3回まで無失点でした。
4回からストレートが145km下回り、明らかなボール球も増えてきます。1アウトから2本のヒットと四球で満塁となり、パスボールで失点します。続くピンチはスクイズ失敗で併殺となりラッキーな形でピンチを終えることになりました。この回で終了となりますがベンチで豊田コーチと長く話し込んで、次の回からブルペン入りしました。
多彩な変化球投手ですが、調子のバロメーターはストレートの球速ですね。序盤はストレートは145km超えで力押しが出来ていました。球数50球越した4回からストレートの球速が落ちて、コントロールも一気に落ちてしまいました。スタミナという部分では大きな不安が残ります。変化球はいくつも持っていますから落ちたストレートを狙い打ちされないように注意すること、これが開幕戦に向けての課題になりそうです。
・田村投手 1回2被安打3与四球4失点
濱田選手のセンター前ヒットは仕方ないにしても、青木選手にストレートの四球はないです。案の定山田哲人選手に四球で満塁となり村上選手に犠牲フライ、サンタナ選手に併殺崩れで2失点、さらに2アウト1塁から内山選手にまた四球、オスナ選手に2点タイムリー二塁打を打たれて4失点しました。
守備にもうちょっとしっかりして欲しいという意見はありますが、そもそもしょーもない四球を連発している田村投手の問題です。全球種で空振りが取れず、ストライクボールがはっきりして相手打者は見極めが楽だったと思います。これで開幕してからの敗戦処理要員が決定しました。何だったら十亀投手と入れ替えても構いません。
・佐々木投手 1回無失点
ストレートの球威があったので良かったと思います。コントロールが若干怪しかったので低めのコントロールを安定させたいです。
・平井投手 1回1被安打1奪三振無失点
まずまずの内容です。山田哲人選手は外スラで空振り三振、村上選手にヒットを打たれましたがコースに投げ切れているので問題ありません。サンタナ選手のセンターフライは危なかったですがハイボールヒッター相手に釣り球要求している柘植選手の問題でもあります。最後は柘植選手が盗塁を刺して3人で終えました。
・大曲投手 1回1奪三振2与四死球無失点
田村投手と一緒でストライクボールがはっきりしています。前回同様にコントロールが悪すぎ、変化球は壊滅的にダメで空振り三振のSFFも上位打線レベルなら見逃しているでしょう。救いがあったのはストレートで、ストライクと分かっても球威があったのでこれで抑えることが出来ました。コントロールをどうにかしないと敗戦処理のままです。
・増田投手 1回1被安打1奪三振無失点
ストレート勝負の結果は青木選手にセンター前ヒット、山田哲人選手はレフトフライ、村上選手は高めで空振り三振、嶋選手はライトフライでした。最速146km、少し良くなってきましたが調子の上がり方が緩やかですね。おそらくオープン戦登板が残り1試合でしょうから、その1試合で148kmは計測しておきたいです。
【野手陣】
昨年色々と世間を騒つかせた高橋奎二投手から11安打打ちました。2回0アウト2,3塁で無得点はヤバかったですがその後しっかり得点出来たのは良かったです。その後ヤクルトの勝ちパターンの前にノーヒットに抑えられましたが、最後に木澤投手のコントロールの隙を突いてサヨナラ勝ちしたのは良かったです。今日は4番と1番がチャンスで打ったのでしっかり得点が入りました。一方で下位打線のチャンス弱さが課題として残りました。
・鈴木将平選手 4打数2安打2打点1四球
課題の勝負弱さでしたが、今日はチャンスで2本タイムリーを打ちました。初球のボール球をしっかり見極めて甘い球を打ちにいく、昨日の反省が出来たのは良かったです。平石コーチも大喜びの結果でした。
一方でレフト守備は良くなかったです。レフトに強い打球が2本飛びましたが2本ともグラブに捕球しますが落としてヒットにしました。捕球が弱いです。せっかく追いついてのファインプレーが台無しになります。グラブで捕球してから離さないようにしないといけません。
・オグレディ選手 4打数3安打1打点
オープン戦2試合目で猛打賞の活躍です。内と外ストレートを2本ヒットにして、1アウト1塁から高めのカットボールを左中間へのタイムリー二塁打を打ちました。真っ直ぐの対応は良いですね。あとは左投手のスライダーにどう反応するか見たいところです。
・中村選手 2打数無安打
今日は酷かったですね。併殺打と3球三振で2打席で交代となりました。
・山川選手 5打数3安打2打点
今日は4番打者として完璧です。これを継続して欲しいです。2度のチャンスで無茶ぶりせずに三遊間と二遊間にそれぞれタイムリーヒット、最後はサヨナラタイムリーとなりました。4番はホームランだけでなく打点にこだわって欲しいです。山川選手も中村選手同様に打点に拘る打撃を続けてもらいたいです。
・森選手 3打数2安打1打点
ライトへの二塁打2本、インコースのカーブを軽く振ってフェンス直撃と天才的な打撃披露もありました。打撃は昨年同様期待しますが満塁でのパスボールは昨年同様でなく、なくさないといけません。
・外崎選手 3打数無安打1四球1盗塁
四球で出塁してから盗塁を決めましたが2度のチャンスで2三振、特に0アウト2,3塁で空振り三振は最悪でした。昨年は得点圏打率1割台でしたが、今年は最低でも.250は欲しいです。
・呉選手 3打数1安打1四球
1安打2出塁でしたが1アウト2,3塁のチャンスでは浅いレフトフライに終わりました。サード守備では好プレーもありましたが、バウンド送球で併殺打取れずに大量失点に繋げてしまいました。全体的に動きが怪しいのは不安点です。
・岸選手 3打数1安打1犠打
内野安打と送りバントを決めました。愛斗選手に遅れをとっていますが、何とか挽回したいところです。
・源田選手 3打数無安打1犠打
ノーヒットでしたが送りバントとライトフライで2度進塁させました。
打撃に関して1つ注文を付けます。同点の9回裏、先頭打者で打席に立ちますがカウント2-1からの4球目、ボール球のストレートを引っ掛けてファーストゴロでした。これがやはり「Bクラスのキャプテン」らしいところです。オープン戦とはいえ流れとしては9回裏でサヨナラ勝ちを狙う場面、先頭打者の源田選手は何としても出塁してサヨナラ勝ちの流れを作る局面です。しかし、お世辞にも出塁の意識を感じられないファーストゴロで終わったのはキャプテンとしてだらしないですね。次の鈴木将平選手は結果三振でしたが粘りを見せて出塁の意識は感じました。金子侑司選手はしっかり見極めて四球でサヨナラ勝ちのきっかけを作りました。この回一番酷かったのは源田選手です。キャプテンが自分勝手な打撃をしているようではチームはBクラスのままになってしまいます。
何でこんなに厳しいのかというと、これ昨年何回も見た光景だったからです。昨年も逆転サヨナラ勝ちするぞという流れで源田選手のしょーもない打撃で流れを壊す場面が多々ありました。それが今年も再発するのではという懸念があります。今日は金子侑司選手に救われましたが、開幕してからは状況を見た上でのキャプテンらしい打撃をお願いします。
・栗山選手 2打数無安打1四球
9回に四球を選んでサヨナラのチャンス拡大に繋げました。
・柘植選手 1打数無安打
高めストレートを空振り三振、守備ではストライク送球で盗塁を阻止しました。
・金子侑司選手 1四球
9回2アウトから四球で出塁、2塁に進塁してから山川選手のセンター前ヒットで前身守備の中でホーム生還を決めました。昨日はとんでも暴走でアウトになりましたが今日は自慢の走力でサヨナラ勝ちの得点を決めました。これなら1軍ベンチにいる価値がありますね。黒田コーチも今日は二塁打で山川選手を止めるなどしっかり判断してくれました。2人とも昨日の反省が出来たと見ていいでしょう。
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