ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

7/5(火)西武×オリックス第13回戦—勝ちパ崩壊しながらもビハインド投手が粘って最後はアイトイッパツで辛勝—



5-4で勝利です。本当に勝てて一安心です。しかし勝利の代償は大きく、今後の試合運営を大きく考え直さないといけない反省すべき試合でもあります。






【投手陣】

・松本航投手 6.1回6被安打1被本塁打3奪三振3失点

初回に宗選手に二塁打を打たれますが安達選手をカットボールで空振り三振、吉田正尚選手は最後にインコースに投げ切ってボテボテのセカンドゴロで無失点に抑えます。しかし2回に2アウトから杉本選手に簡単に追い込んでからのスライダーが甘すぎてソロホームランを打たれて失点、これは事故ですけどあまりにも勿体なさすぎる失点です。


味方が2度併殺で先頭打者をぶっ潰した中で4回、先頭の安達選手にヒットを打たれます。ここで繋がれたら敗戦確定という流れでしたが吉田正尚選手をSFFでセカンド併殺打、マッカーシー選手をストレートで見逃し三振、ここを3人で抑えてまだ希望は捨てられない流れを作ってくれました。5回も中川選手に先頭打者ヒットを打たれますが1アウト1塁から若月選手を空振り三振で中川選手も盗塁失敗で三振ゲッツー、味方のクソ攻撃で心が折れてもおかしくない中で、松本航投手は懸命にオリックス打線を抑えています。


そんな中で3点入った7回、大事な回の投球ですが1アウトから吉田正尚選手にフェンス直撃の二塁打、マッカーシー選手も高め失投を打たれてタイムリー二塁打で1点差となりここで降板となりました。


序盤から味方のクソ攻撃に心折れかけながらも1失点に抑えたのは評価します。しかし肝心の援護の入った7回に簡単に失点しているのは三本柱としては情けなさすぎます。7回続投は当然の判断ですが松本航投手への信用度が上がらないのは今日みたいに勝負所での粘れなさです。勝ちが消えたのは7回投げ切れなかった松本航投手自身の責任です。



△水上投手 0.2回1被安打1奪三振無失点

1アウト2塁で登板、中川選手はショートゴロで2アウト3塁、杉本選手にスライダー失投を打たれてタイムリーヒットで同点に追いつかれました。


追い込んでからのスライダーが全部甘すぎます。水上投手も自分で選択して投げてあのゲロ甘スライダーはダメですよ。しかしスライダーの失投率が大きく上がっていて、これ以上7回火消しは難しくなってきました。豊田コーチも自身の酷使采配を反省しないといけません。本田投手の7回繰り上げ起用も視野に入れる必要が出てきました。



△平良投手 1回1被安打1失点

紅林選手のサード強襲の打球を平沼選手がファンブルしてエラー(当たりは強くてもあれは捕ってくれないと、、、)、さらにワイルドピッチで0アウト2塁から送りバントと宗選手の犠牲フライで失点しました。


完全に自滅でした。エラーからの出塁は同情しますが、その後のワイルドピッチがダメです。あれで同点に追いつかれるの確定になりました。平良投手もこういったミスを減らさないといけません。



・増田投手 1回1被安打1与四球無失点

先頭のマッカーシー選手にポテンヒット、送りバントと杉本選手を申告敬遠で1アウト1,2塁、T-岡田選手をストレートでセンターフライ(相変わらず川越選手が連携取れず危うく交錯寸前)、大城選手もストレートでライトフライ、2試合連続敗戦投手は回避しました。ひとまず無失点に抑えたのは良かったです。次はセーブ場面ですね。ここで抑えてセーブを記録していきたいです。



・森脇投手 1回1被安打1奪三振1与四球無失点

先頭の福田選手に内野安打を打たれて送りバントで1アウト2塁、安達選手をサード正面のゴロ、吉田正尚選手を申告敬遠で2アウト1,2塁で佐野選手をフォークで空振り三振に抑えました。


やはりストレートが走らずに相手からしても狙いが絞りやすくなっていますが、最後に佐野選手にインハイにストレートを投げ切ったのが大きかったです。シーズン中にストレートの球速を上げて勝ちパターンの救世主になれるかどうかです。



◎本田投手 1回1奪三振無失点

三者凡退、杉本選手は外ストレートで見逃し三振、ここまでピンチの連続だった中で三者凡退に抑えて直後の勝ち越しホームランへの流れを作りました。勝ち投手になれて良かったです。



◯宮川投手 1回2与四球無失点

1アウトから福田選手と宗選手に連続のご挨拶の四球で1,2塁、安達選手の右中間への打球は川越選手が右中間を締めていてライトフライで2アウト1,3塁、ここで10回に吉田正尚選手に代わって代走出場していた山足選手をサードゴロに抑えてプロ初セーブを記録、この場面は中嶋監督の采配ミスでした。佐野選手の打撃に期待しすぎて、しかもほとんどメリットない(サードは佐藤龍世選手でなく平沼選手です)一塁走者への代走なので中嶋監督も勝負を焦りすぎました。


プロ初セーブなので特別に◯評価にしますが、内容は俺達「哲者」です。1試合毎の好不調の波と酷い時のゾーン率が低すぎて次勝ちパ任せようとは思いません。連続四球でピンチになってから豊田コーチもかなり細かく指導が入りました。好不調の波をなくさないとビハインドエースから抜け出すことはできません。




・豊田コーチ

6連戦初戦からこんだけの中継ぎ消耗して、勝ちパターンにも綻びが見えています。この6連戦の継投策が非常に難しくなりました。そして水上投手は4点差で連投とかやったせいでスライダーの失投率が爆上がりしています。豊田コーチは非常に難しい判断を迫られますが、元を辿れば春先から特定の投手への酷使を続けた自分の責任なので、3点差であれば本田投手と森脇投手も勝ちパターン入りさせて水上投手だけでも負担軽減させないたいけません。







【野手陣】

栗山選手を欠いた弱小打線はクソ攻撃祭りとならました。5回までに3度先頭打者出塁して全部併殺で終わりました。これで心が折れましたが、7回に外崎選手の先頭打者四球で出塁からジャンセン選手のどん詰まりが幸いして事実上バントとなるピッチャーゴロで併殺回避してから得点出来ました。


最後は一発攻勢の力技でなんとか勝ちましたが、本来であれば中盤に繋いで延長戦に持ち込まずに勝てるはずの内容です。大外れ外国人と絶望的な采配センスのなさの延長12回までの戦いでもあります。




×川越選手 6打数無安打

川越選手も正念場です。同情出来るのは初回の見逃し三振だけです。一応見れてはいますが速球へのミート率が上がらずに6タコ3三振、ど真ん中ストレートを打てるかどうかてす。



◯源田選手 6打数3安打1盗塁

3安打猛打賞、盗塁を決めた守備でも広い守備範囲で投手陣を助けました。今日もチャンスでレフト正面のフライ、この得点圏打率との戦いを終わらせないと、なかなかチームの得点効率が上がりません。



◎森選手 6打数3安打1本塁打1打点

ポイントであった引っ張っての長打で、本田投手のストレートを完璧に捉えてライトスタンドへのソロホームランを打ちました。これで残すは疫病神守備を克服することです。山川選手の調子ガタ落ちの中で、次のキーマンは森選手になります。



△山川選手 3打数無安打1四球

完全に終わりましたね。低めに好き勝手手を出しているのでこれは危険水域です。まずオールスターゲームで打率.250をキープ出来るかどうか、最悪のパターンは8月から4番中村選手になることですが、そうならないためにも山川選手は正念場を迎えています。



◯外崎選手 3打数1安打1四球1犠打

左投手なら5番起用でいいです。右投手相手には下位打線に下げなきゃいけませんが栗山選手が明日戻る保証なしでどうせ辻監督は明日も5番起用するでしょうから、中軸起用される以上は打たないといけません。



×ジャンセン選手 5打数無安打

もう論外です。150km超えのストレートは全部振り遅れて選球眼もなし、某オリックスファンユーチューバーの言葉を借りれば「西武版ラベロ」なのでこれ以上活躍は無理でしょう。8回なんか右の本田投手のストレートに完全に振り遅れの空振り三振、ここは代打平沼選手でいいです。


メヒア選手に続く楽天キラーの可能性は僅かながらに残っているので、金曜からの楽天3連戦で最終判断してダメなら2軍落ちでそのまま契約終了です。明日のスタメン起用はあり得ません。本来であればフロントも独立リーグからでいいので新外国人選手を途中補強して欲しいですが、それをしないのでフロントの怠慢でもあります。



◯中村選手 4打数2安打1打点

三振数が清原さんに並んで1位タイになりました。しかし三振以外の打席で打てばいいだけの話です。その点では宮城投手から二塁打2本、内1本は同点タイムリーとなったので評価出来る内容です。まだ右の本格派投手の速球は対応出来ませんが、中村選手もまずは左の軟投派は確実に打てるようにして、状態を上げてもらいたいです。


夏場に向けてここから状態を上げてもらわないと、山川選手がこのまま墜落の一途を辿る可能性もあるので、もしかしたら今年も4番をお願いするかもしれない可能性も視野に入れながらの状態上げになります。



◯オグレディ選手 4打数1安打1本塁打2打点1四球1盗塁死

まさかの牽制飛び出しアウトには唖然になりましたが、その後逆転ツーランで謝罪打法は成立しました。右投手相手に三振量産して明日のワゲスパック投手相手には期待出来ません。



◎愛斗選手 5打数2安打1本塁打1打点1盗塁

最初2打席は酷かったです。0アウト1塁で簡単に追い込まれて粘りはしましたが結局2三振、3回のところはシンプルに送りバントにするべきでした。この時点で今日はダメかなと思いました。


しかし3打席目から別人、というか「覚醒愛斗選手」とでも言いましょうかね笑。3打席目に逆方向へのヒットを打つと4打席目はサードゴロでしたが平野投手のフォークを見極めるなどアプローチが改善されて、12回にビドル投手の外高め失投を捉えて決勝ホームランを打ちました。後半3打席の内容を継続出来ればセンターのレギュラーなんか余裕なんですけどね。




△平沼選手 1安打1失策

最後粘ってヒットを打ったので最低評価は回避します。しかし守備が致命的に戦犯でした。打球強くてもあれくらい守れないとサードを守らせるのが難しくなります。明日はジャンセンに代わってスタメン起用すべきですが、明日のスタメンはラストチャンスのつもりで死に物狂いで試合に挑まないといけません。



・滝澤選手 1打数無安打

代走出場から延長戦で打席に立ちましたが、フォークを空振り三振でした。



・長谷川選手 1打数無安打

最後に代打出場しましたがボール球変化球をハーフスイングで空振り三振、凄い不満そうな態度を取りました。不祥事に凹まない鋼のメンタルはこのことのようです笑。ここは結果論ですが、古賀選手なら打てなくても四球を選んで外崎選手に繋げてくれたかもしれません。


判定は微妙なので気持ちは分かります。しかしそれ以前にストレート一本待ちスイングをどうにかすることが大前提です。このアプローチ方法だと西川選手と同じ末路の予感がします。



×松井コーチ&平石コーチ

本当に来年が心配ですよ。結果論の範疇を越しています。3回の場面はランナーオグレディ選手、打者愛斗選手なのでエンドランとか余計なことをしたのが仇になりました。平石コーチも宮城投手の注文通りに併殺打ゴロを要求させて危うく完封負けコースでした。もう少し危機感を持ってもらいたいです。



△辻監督

良かったのは申告敬遠を取り入れたことです。ここはソフトバンク戦の反省ができた点でした。


一方で、問題なのは完全に選手の入れ替えをミスったことです。山田遥楓選手抹消で守備固めの選手不在での失点になっています。滝澤選手も代走限定で内野全ポジション守れる山田遥楓選手がいないと守備固めが成立しなくなっています。毎年1,2軍の入れ替えは下手ですが、今年は1軍編成ガン無視のお気に入り登録が多くて今日のような事態に陥っています。






ひとまず6連戦初戦は勝ちましたが、明日以降継投策を考えないといけません。栗山選手不在で打線の大量得点は期待出来ず、非常に厳しいスタートを予感させています。平井投手は7回投げ切るくらいのつもりで投げてもらいたいです。






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