ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号3 山川穂高

【2022成績】

129試合 打率.266 528打席 448打数 119安打 17二塁打 41本塁打 259塁打 90打点 62得点 114三振 68四球 11死球 1犠飛 12併殺打 出塁率.375 長打率.578 OPS.953 得点圏打率.278 6失策



本塁打1位 塁打1位 打点1位 得点5位 三振4位 四球4位タイ 死球2位タイ 併殺打7位タイ 出塁率3位 長打率1位 OPS2位 得点圏打率9位 





【ルキナ査定】

ランク:B→A

年俸:35000万(+22000万 単年契約) or 50000万(+37000万 複数年契約)

※27000万(+14000万 単年契約)





【今季振り返り】

背番号3のプライドにかけて背水の陣で挑んだ今シーズン、オープン戦は不調でしたが開幕2戦目に天敵宮城投手からスリーランを打って上々のスタートを切ります。そこから4試合で4本塁打と流れに乗った矢先に札幌ドームで走塁の際に肉離れを起こして離脱、山川選手不在となったチームは春先に7連敗を喫するなど、弱小打線に拍車がかかる事態になりました。


2週間ちょっとで復帰してからも驚異的なペースでホームランを量産、弱小打線中で山川選手1人で孤軍奮闘する「山川穂高打線」と化して、山川選手が打てば勝って打てなかったら負けるというシンプルな構図になりました。そんな中で、特に4,5月はOPS11割超えとかいう意味不明な数字を叩き出して、5月月間MVPを受賞しました。


その後率は落ちていきますが、今年は山川選手以外打てなすぎるというのもあって、相手も四球とシングルヒットはオッケーという配球をするので、率の落ち幅も8月までは最小限に抑えてこのまま勝負の9月に突入します。


しかし、9月に入ってから遂に不調が本格化してしまい、大事な試合の中で最低限以前に最悪のゲッツーばかり量産、9月なんか途中までマジでツーラン以外の打点なしということで個人的にジャンセン選手なき「西武版ラベロ」認定を出す事態になりました。そんな中で優勝争いから脱落してCS争いも危うくなったところでようやく調子を取り戻して、なんとかホームランと打点の二冠王を守りきって、無事に背番号3の面目を保つことには成功しました。9月は酷かったですが、今年1年振り返ると弱小打線の中で1人孤軍奮闘する姿が大きく印象に残りました。過去2年は不調で最後にしなくなったどすこいパフォーマンスも、今年は最後の最後までどすこいパフォーマンスを貫けたのも良かった点だと思います。






【総評】

パリーグTVで「お尻」に焦点を当てた打撃フォームになりましたが、シンプルに長打を求めた原点回帰で2年間の不調を払拭することに成功しました。好調な時は本当に村上選手以上に脅威になる程、ホームランを狙い打ちして本当にホームランを打ってしまうのですから、相手からしたら恐怖以外何にでもありません。


過去2年低打率に苦しみましたが、今年は打線全体で山川選手と勝負しなければ、という状況になったので、相手も勝負というよりも長打警戒の配球にしたのもあって、不調期でも率をあまり落とすことはありませんでした。結果として出塁率3位、打率もチーム2位と山川選手としてはまずまずの率を残せたかなと思います。


加えて球場別だと楽天生命パークで打率.405、7本塁打、OPS.1.500と異次元の数字を叩き出しています。昨年ボロ負けだった楽天戦に今年ボロ勝ちした一番の勝因は間違いなく山川選手の球場相性の良さだと思います。


一方で4番としての打点が物足りず、いくら得点圏打数が少ないとはいえ、41本塁打打って100打点到達しないのは良くないですね。得点圏打率も最終的に3割切ってしまったのも4番としての物足りなさがあります。特に9月に顕著でしたが、チャンスの場面やどうしても1点が欲しい場面で右に打とうとせずに全部強引に引っ張るせいで注文通りのサードゴロゲッツーを量産してばかりでした。本人は打撃の最良の形のことを言っていましたが、4番に座っている以上は時に自己犠牲をしてても打点に拘らなければいけません。1年間孤軍奮闘した山川選手に対してS評価付けられない理由はこれです。満塁打席は7タコ、2,3塁の打席も打率.125、犠牲フライ1つですが最低限や大量得点の場面でこれほどまで打てない4番打者では、優勝を争う上でブレーキ要素になってしまいます。





【来季に向けて】

まず気になるのはFA問題ですね。オールスターでの一件で騒つかせましたが、個人的には95%ソフトバンク移籍するものだと思っています。今年の契約更改で複数年契約拒否で「1年1年勝負」と発言した瞬間、FA移籍は99%になると思います。仮に複数年契約を結ぶとすれば、年5億は出さないと整合性が取れないでしょう。果たしてそんな大金が球団にあるのか分かりませんが、将来の指導者手形とかも全部ひっくるめてあとは山川選手が今後のキャリア形成を見るか、地元帰宅願望なのかの判断を待つしかありません。


FA移籍しようがしないが、来年までは間違いなくライオンズの選手ですから、来年までは何があっても山川選手は応援します。来年も目標はホームラン王と打点王の二冠、来年もお尻を固定した打撃フォームで強い打球を打つこと、そして肉離れを起こさないように足の筋肉を見直して、1年間離脱ないようにすることです。チーム編成からして来年も山川選手が打たなきゃ負け確みたいな感じになりそうなので、まず離脱せずに不調期間を少なくすることを念頭に入れたいです。


そして不調期に入った時の対応です。要するに右にホームランを打って欲しいです。9月なんかはど真ん中の球を強引に引っ張ってファウル連発して最後は引っ張ってゲッツー、こんなのばかりで9月に7連敗を引き起こしてしまいました。山川選手はホームランに拘りがあって、その拘りの原点回帰があったからこその今年の復活劇ですから、ならホームランを右に打つことです。それが打ち損じて結果犠牲フライや進塁打になればそれは結果オーライ、4番としての最低限もついでに果たすことも出来ます。山川選手のパワーなら右に流してホームランを打てますから、自分の打撃の状態に合わせて1年間打ち方を整えていく、それが出来れば村上選手に匹敵する、パリーグを代表する4番打者になれるのではないかと思います。





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