ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号15 宮川哲

【2022成績】

45試合 防御率2.59 1勝1H2HP1S 勝率.1.000 48.2回 46被安打 3被本塁打 44奪三振 奪三振率8.14 19与四球 3暴投 17失点 14自責点 被打率.256 K/BB2.32 WHIP1.34






【ルキナ査定】

ランク:B→C

年俸:2600万(+700万)

※2500万(+600万)





【今季振り返り】

今年はオープン戦から好調で開幕3戦目のオリックス戦で2回無失点の好投で逆転勝利に導く活躍、4月にコロナ感染で離脱もありましたが復帰してから大きく調子を崩すことなく、コロナ以外では1年間離脱なくブルペン陣を支えてくれました。巨人戦で2回無失点に抑えて直後の逆転で勝利投手、オリックス戦では延長戦で勝ち越してからプロ初セーブを記録するなど、昨年のリベンジャーズのメンバーでは一番活躍したと言えると思います。


しかし、活躍したとはいえ基本的にはビハインドや敗戦処理などのイニング消化要員、勝ちパではないだけに立派な1軍戦力か問われたら、答えは△ですね。今年はブルペン層が厚かったのもありますが、後半戦で疲れが出る勝ちパを助けることが出来なかっただけに、評価は限定的なものになってしまいます。





【総評】

昨年と比べて変化球のキレが大きく改善されました。パワーカーブが被打率.167、フォーク空振り率20.00とこの2つの球種を武器にストライクカウントを取りに行きました。特にパワーカーブのキレは素晴らしい球が多く、決め球やカウント球どちらでも機能するほどに良化されて、それが今年の結果に繋がったと言えると思います。


一方で速球系の指標が悪く、ストレート空振り率4.99、カットボール被打率.344と一応速球派タイプの部類にしては、速球系の球が機能していないことになっています。宮川投手の場合、失投が水上投手みたいに「魔球抜けスラ」とかにならず、ほぼ確実に被安打確定みたいになるので、要するに失投が多いということです。変化球で追い込むまでは良いのに、決め球で甘く入って簡単に痛打されてしまう、そんな勿体無い投球が続いて豊田コーチもなかなか勝ちパのチャンスを与えにくくなり、結局最後までビハインド担当で終わってしまいました。




【来季に向けて】

失投を減らすこと、特に速球系は失投になったら簡単に打ち返されてしまうだけに、いかにコントロールミスを減らすかです。キレのある球をゾーンに投げ込んで欲しいですが、それが甘くなってしまっては勝ちパターンを任せることは出来ません。せっかく変化球は素晴らしいものがありますから、それを最大限発揮するためにも、速球勝負で打たれないようにすることが求められます。


宮川投手もポテンシャルとしては勝ちパターンを任せたい投手の1人です。是非とも来年は勝ちパに昇格して、ハイタッチ動画で増田投手に代わって先陣を切って「哲のおかげです」と言えるように、さらなる飛躍を求めたいです。






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