ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号21 十亀剣

【2022成績】

13試合 防御率2.35 15.1回 15被安打 2被本塁打 15奪三振 奪三振率8.80 8与四球 1与死球 1暴投 11失点 4自責点 被打率.263 K/BB1.88 WHIP1.50





【ルキナ査定】

ランク:C→D

年俸:引退(−7000万)





【今季振り返り】

今年の十亀投手といえば言うまでもなく開幕戦でしょう。2点ビハインドの9回に登板、2アウト満塁からボテボテのピッチャーゴロをファンブルした挙句ホーム悪送球して1プレー2失策4失点、違った意味で山本由伸投手の開幕戦完封を阻止して、実況が「あーーー!!」とただ叫ぶだけの前代未聞のプレーはまさに今年の珍プレー集間違いなしだと思います。


そんな感じで今年もネタに晒された十亀投手は中継ぎでの序列が最下層となり、豊田コーチも点差のついた場面の起用を渋るようになります。実際に与えられたチャンスを微妙な感じでの失点も多く、豊田コーチの信頼もなかなか上がらない中でDeNA戦で山野辺選手の妨害プレーのエラーから大量失点(これも自責点0)、これが致命傷となり、2軍降格となりました。


その後2軍戦でも防御率詐欺は変わらず、そして根本的に打たれまくって防御率7.15と跳ね上がりました。途中から先発再転向して来季に向けて背水の陣で挑むかと思った矢先に現役引退発表、最終戦の引退試合で石井一成選手を空振り三振に抑え、通算防御率3点台を守って現役生活を締めくくりました。





【総評】

1軍防御率2.35ながら4自責点に対して11失点、明らかな防御率詐欺となりました。速球勝負出来るタイプではないので、そもそもの中継ぎ起用の適正は低いです。加えて無駄な四球や酷いフィールディングも重なって、流石に擁護するのも限界がありました。個人的にはカーブを上手く使って先発再転向で再起を図りたかったですが、本人が球団と話し合って現役引退の決断をしました。


十亀投手といえば良くも悪くもネタに愛された選手だと思います。松田選手にボロクソに打たれる相性の悪さから始まり、投球時の顔のドアップ写真が画像特集にされたり、酷すぎるフィールディング能力、昨年はZOZOマリンで投手交代してないのにリリーフカーで登場してそのまま待機で晒し上げになるなど、思い返すと良くも悪くも笑いを提供してくれました。


11年ドラフト最後の生き残りでこの年のドラフトで唯一評価出来るのが十亀投手でした。全盛期は期待していいのか悪いのか分からない不安定さながらも、ガチャ投球が成功した時はまさに無双した投球をしました。股関節の手術から徐々に球威が落ちていき、荒れ球を上手く使うのが難しくなっていきました。FA宣言残留での複数年契約は結果として大失敗でしたが、これまで中途半端に結果を残して即FA移籍が多かった中で、その負の歴史にストップをかけてくれたのは十亀投手です。結果は不良債権ではありますが、ライオンズの負の歴史を止めてくれた決断が今の金子侑司選手や外崎選手と歴史を繋いでいることは功績の一つではないかと思います。




【引退後】

引退後は球団スカウトに就任することが発表されました。社会人卒ということで、今後は都市対抗野球を中心にスカウト業に邁進して頂ければと思います。もしかしたら将来的に2軍投手コーチの仕事がくるかもしれません。その時は1軍先発ローテーションを担える人材を育ててもらいたいと思います。


現役生活お疲れ様でした。





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