今日の契約更改は大荒れとなる事態に陥りました。

・栗山選手　17900万(現状維持)

先に穏便な話題からです。栗山選手も中村選手同様に複数年契約の最終年、40歳の節目を迎えます。チーム事情からして来年現役引退出来る状況ではありません。そしてファンとしては1年でも長く現役を見たいだけに、ベテランならではの実力を発揮していきたいです。

・松本航投手　6500万(＋1100万)

個人的査定より少し上でした。三本柱になるなら貯金とイニング消化していかないと、先発としての評価は上がりません。伸び盛りの投手に加えて平良投手まで先発転向となると、松本航投手もローテーション確定と言えない立場になります。

・佐藤龍世選手　1100万(＋120万)

果たして上げる必要があったのかは大いに疑問ですが、佐藤龍世選手も出戻りで来年がラストチャンスとなります。一つ一つのプレーにしっかり集中していきましょう。

・山川選手　27000万(＋14000万　単年契約)

複数年契約拒否ということで、もうそういうことでしょう。来年で地元に帰省して野球人生をそこで全うするということですね。単年契約とはいえタイトル二冠で3億到達してないので、フロントも既に諦めているものと予想します。これに関してはもう仕方ないので、なら来年文句なしのキャリアハイの成績を残してから地元に帰省してもらわないといけません。来年はライオンズ最後の年でしっかり活躍しないといけません。

・平良投手　保留

それ以上に問題なのがこれです。なんと平良投手が年俸でなく起用法で揉めて保留する事態に陥りました。ゲーム配信の中で先発希望を口にしていましたが、遂に契約更改の場でその旨を全面的に出して、真っ向から対立しての保留となりました。

「中継ぎはやらない」と断言しているので、平良投手も本気で先発転向するつもりだと思います。チーム事情としては増田投手に衰えが見えてスミス投手が先発希望を理由に退団、そうなると平良投手抜きで勝ちパターンが出来るのが水上投手だけになってしまいます。宮川投手、森脇投手、佐々木投手、本田投手、公文投手など候補はいますが、どれも来年8回セットアッパーを任せられるかと言えば不安が残ります。ですから平良投手にはあと1年中継ぎで勝ちパを任せたいという気持ちはよく分かります。

しかし、平良投手側からしても先発希望を我慢しながら中継ぎで毎年大車輪の活躍をしてずっとチームに貢献してきたから、いい加減自分の希望を聞いてくれてもいいだろという意見も捨てることは出来ません。ここで平良投手の意見を却下したら平良投手が不信感を募らせて早々にメジャーへ出ていくかFAで他球団移籍につながりかねません。全くチャンスなしで先発をダメというのもあまりにも理不尽すぎるだけに、非常に面倒な問題になっなしまいました。

個人的に考えているのは、条件付き先発転向として、まず開幕までに段階を踏んで先発テストをしてそのテストに最後まで合格したら先発起用で行くという案です。辻監督も一度だけ2月に先発起用しました。その練習試合で炎上して先発終了となりましたが、本気で先発転向したいならどれだけ先発へ準備してきたか、キャンプの段階からしっかり結果で示して首脳陣やファンを納得させてみてはどうかなと思います。もちろんテストに不合格の時点でそのシーズンは中継ぎで行くということです。

山本由伸投手や千賀投手など、中継ぎで活躍してから先発転向で成功した投手は沢山います。平良投手もクイック投法で身体への負担の大きさは気になりますが、上手くいけば高橋光成投手や今井投手を上回る大エースになれる可能性は秘めていると思います。勝ちパがいなくなるだけにリスクは伴いますが、フロントは平良投手としっかり話し合いを重ねて、平良投手に不満を持たせない解決策を見つけてもらいたいです。

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