【2022成績】

35試合　打率.192　128打席　120打数　23安打　5二塁打　2本塁打　34塁打　13打点　8得点　36三振　6四球　2犠飛　1盗塁　7併殺打　出塁率.227　長打率.283　OPS.510　得点圏打率.207　4失策

【総評】

ランク:D→D

年俸:退団(−4000万)

【今季振り返り】

メジャー経験のない30過ぎのユーリティー中距離ヒッター選手、この時点で地雷臭が凄かったです。期待値が限りなく0に近い状況で3月に来日して山川選手の離脱で1軍昇格、ロッテ戦で犠牲フライを打った以外に活躍が皆無でオリックス戦で走塁の際に下半身を負傷して戦線離脱となりました。

その後6月に復帰してから楽天戦で辛島投手相手に決勝ツーランを打って翌日3安打猛打賞、わずかながらに期待を漂わせましたがこれがジャンセン選手の今季キャリアハイとなる活躍になりました。その後7月に打率2割ちょっとに沈み8月に登録抹消、最後まで1軍昇格することなく退団となりました。

【総評】

辛島投手から打ったツーラン2本でE評価だけは回避しましたが、普通にハズレ外国人選手です。広角に打ち分けるタイプという前評判でしたが、ロッテ戦で二木投手の145kmストレートに振り遅れ連発でこりゃダメだと確信を持ちました。本人もその影響か分かりませんが、広角打ちを捨ててレフト方向一直線の引っ張りスタイルに打撃フォーム改造となりましたがそれで打てることなく終わりました。速球の振り遅れに加えて落ちる球への対応も下手、ユーリティーと言ってもサードはイージーエラーにファーストはワンバウンド送球を後ろに逸らしてばっかり、実力としては4000万をドブに捨てたも同然だと思います。

ただ、真面目で練習熱心に加えて鈍足ながらも一塁への全力疾走は欠かさずに行い、守備では懸命にチームメイトを鼓舞して、何故か2軍戦では円陣の声出しを担当するなど、性格に関しては歴代トップクラスに優れていたと思います。加えて個人的に好きで見ている某オリックスファンユーチューバーが「西武版ラベロ」として今日のジャンセン特集を動画内で取り上げてくれたことで、実力に反比例して知名度は一定数広まったのではないかと思います。なので最終評価は「ネタ外国人選手」ですかね。酷い成績ですが、辛島投手から打ったツーラン2本と違った意味で野球ファンに笑いを提供してくれた功績だけは記憶に残しておくことにします。

【退団後】

また3Aに戻るのか、それともメキシコとか違う国に渡って野球を続けるかは不明です。ジャンセン選手の人柄なら異国の地のチームに溶け込むことは出来ると思います。どこかしらで実力でも活躍出来る日が来てくれればと思います。

今後の外国人補強ですが、金がないにしても限られた予算の中でしっかり能力を限定して獲得を選ぶべきです。ジャンセン選手レベルならまだ日本の独立リーグから2,3人獲得してガチャに賭けた方がまだマシです。実際に巨人は守備がボロボロながらも打撃に全振りして見事当たりだったウォーカー選手を引き当てました。金がないのを変なユーリティーに賭けるのでなく、最初から打撃一本に全振りした選手を狙うべきです。性格は大事ですけどそれは後回し、まずは日本で活躍出来るか否かを見極めるところからです。中村選手の衰えと若手選手の伸び悩み、加えて来季で山川選手のFA移籍がほぼ確定となった中で、サードファーストの新外国人選手も重要になってきます。

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