ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号37 柘植世那

【2022成績】

42試合 打率.173 118打席 104打数 18安打 5二塁打 1本塁打 26塁打 5打点 5得点 33三振 4四球 9犠打 1犠飛 1盗塁死 2併殺打 出塁率.202 長打率.250 OPS.452 得点圏打率.087 2失策





【ルキナ査定】

ランク:C→C

年俸:1700万(+300万)

※2000万(+500万 誤差100万あり)




【今季振り返り】

森選手の自爆により、開幕してすぐに出番が増えます。牧野選手とは対照的に試合出場のスタミナに問題がないので、4,5月で27試合出場と森選手離脱の緊急事態の中でスタメンマスクを守りました。特に楽天戦では立て続けに柘植キャノンで盗塁阻止を連発、楽天戦12試合、打率.235、1本塁打と楽天戦勝ち越しの陰の立役者は柘植選手も該当するのではないかと思います。


しかし、古賀選手の1軍デビューに森選手の復帰も重なって、6月から試合出場が激減します。後半戦からは週一でスタメンマスクを任されるようになり、一時期は連勝を重ねて運も味方しましたがそれも長くは続かず、荒さと雑さが目立つ攻守で首位攻防戦のソフトバンク戦でバスター失敗のゲッツー、これが柘植選手の今季終了を象徴する形になって終わってしまいました。





【総評】

良かった点は盗塁阻止です。詳しく数えていませんが、盗塁阻止率はおそらく森選手よりも良かったのではないかと思います。捕ってからの送球までの動作が改善されて、楽天戦では西川選手はじめとした盗塁を相次いで阻止しました。瀧中投手に対しても相性が良く、今季唯一のホームランも瀧中投手から打ちました。瀧中キラーとしての活躍も目立ちました。


しかし、正捕手候補に近いのは誰かと聞かれたら、個人的には古賀選手だと思います。柘植選手の場合、捕手としての観察能力の低さが大きな課題になっています。捕手別防御率で唯一の3点台突入となったのは柘植選手です。柘植選手は試合前にある程度配球を決めて試合に挑みますが、その配球がダメだった場合に次の策を練らずにそのままダメ配球で試合続行するので、一度炎上すると消化出来ずに火に油を注ぐだけになりがちです。左投手も外一辺倒がほとんどなので、隅田投手と佐藤隼輔投手の防御率は5点台です。打撃もストレート一本打ちで打率1割台、古賀選手みたいにアプローチを変えていかないのが攻守に渡っているので、どうしても荒さが改善されないままになっています。





【来季に向けて】

契約更改のアップ金額を見ても、おそらくフロントは柘植選手が正捕手第一候補になっていると思います。もちろん古賀選手と平等に競わせて決めたいですが、個人的には本気で正捕手を目指すのであれば、自身の野球スタイルに新しい変化を見せてほしいです。配球面では試合中に投手の決め球がダメだと思ったら違う配球に切り替える、打撃で長打一本から外の球をしっかり流し打ったり見極め力を上げていくなど、何かしらの改善点が見られたら数字はかなり良くなるのではないかと思います。正捕手争いの真っ只中になる来シーズンは、柘植選手が1ランク上に上がるために、変化を見せてもらいたいです。





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