2022シーズン振り返り 背番号53 愛斗
【2022成績】
121試合 打率.243 393打席 366打数 89安打 19二塁打 9本塁打 135塁打 28打点 34得点 70三振 10四球 2死球 14犠打 1犠飛 9盗塁 4盗塁死 7併殺打 出塁率.266 長打率.369 OPS.635 得点圏打率.214 5失策
犠打7位タイ
【ルキナ査定】
ランク:B→B
年俸:3800万(+1800万)
※3300万(+1300万)
【昨季振り返り】
オープン戦で満塁ホームランを打って開幕スタメンを獲得、しかし開幕3戦目にライト守備でずっこけて転倒して後ろに逸らすなどの大チョンボ、打撃もガチガチスイング連発で開幕スタートは低空飛行になりました。開幕直後の外野手レギュラー争いを盛り下げる一因になりました。
そこから、佐藤友亮コーチからのバットを短く持つ進言を取り入れたことで、低打率改善になります。5月打率.317と巻き返しに成功、結果を残したことでセンターのスタメンと打順も上位での起用が増えました。しかし上位スタメン起用になってから相手の攻めも厳しくなり、さらに守備でヘッスラで負傷してセンター守備から退くなど、途中から膝の負傷との戦いを強いられる形になりました。
後半戦は追い込まれるまでは本来のバットを長く持つ打撃に戻ります。8月打率.306ながら本塁打0、結果オーライのヒットが続いて9月打率.195と沈みます。しかし、最後にまた最初からバットを短く持つスタイルに戻して最後に2本塁打打ちました。迷走と試行錯誤を繰り返した打撃スタイルでしたが、最後の最後にようやく形を見つけることが出来たかなと思う1年でした。
【総評】
外野どんぐり勢で唯一1年間1軍を守り抜いたのは愛斗選手です。ここは評価したいポイントになります。膝の負傷からセンターを守る機会が減りましたが、今年も球際に強く、好プレーこそ少ないですがまず追いつかないであろう打球に追い付きそうになる守備が多かったので、内容は良かったと思います。
バットを短く持つスタイルになってから、外低めの球を当てることができるようになりました。ワンバウンド寸前の球を気合いで拾い上げてタイムリーヒットを打つなど、これまでのブンブン丸から変化を見れることができたと思います。
ボール球見極め率61.05%、IsoD0.02、低めのボール球を空振りから当てることが出来ましたが、ボール球を見れていないのでどちらにしろ選球眼が悪いことに変わりはありません。そして今年の打撃スタイルの変化で得意不得意も変わりました。ゾーン別打撃を見るとアウトハイとアウトロー打率が3割超え、一方でインハイとインロー打率が2割届かず、インローに関しては0割台なのでここが大きな弱点になっています。短く持って外の球を当てるようになりましたが、インコースに関しては逆に窮屈な打撃になってしまい、厳しいインコース攻めで振り遅れの凡退が目立つようになってしまいました。
さらに得点圏打率も大きく低下、チャンスの場面で顔面蒼白になりながら打席に立つ愛斗選手の姿が印象的でした。脳筋スタイルから場面を考えられるようになりましたが、逆にそれがプレッシャーに押しつぶされてしまう悪い流れにもつながりました。良くも悪くもこれまでと違う打撃スタイルの確立になったと思います。
【今季に向けて】
数値目標として打率.250、100安打、10本塁打、得点圏打率.270です。守備は申し分ないだけに、打撃でこの数値はクリアしてもらいたいです。目標のゴールデングラブ賞の得票がないのも打撃のアピールが足りていないからです。守備をしっかり見てもらえるためにも、打撃でアピールして名前を覚えてもらうことが大事になってきます。
1軍デビュー当初は脳筋ブンブン丸スタイルで、試合中に辻監督から公開説教されたりチャンスで外スラ3球三振など見るに堪えない内容ばかりでしたが、昨年1年通して愛斗選手なりに工夫して打席に立つ場面が多く、長い時間かかりましがようやく1軍戦力としての目処が立ちました。外野レギュラー争いで一歩リードしているのは愛斗選手です。蛭間選手も加入する今シーズンは是非ともアピール合戦を制して、レギュラー定着を決める1年にしてもらいたいです。
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