ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号63 長谷川信哉

【2022成績】

37試合 打率.185 68打席 65打数 12安打 4二塁打 16塁打 3打点 6得点 21三振 3四球 2盗塁 1盗塁死 1併殺打 出塁率.221 長打率.246 OPS.467 得点圏打率.133




【ルキナ査定】

ランク:育成→D

年俸:650万(+180万 支配下契約年俸から計算)

※670万(+200万)





【昨季振り返り】

育成1年目ながらエキシビジョンマッチで中日の守護神マルティネス投手からホームラン、さらに就任当初の平石コーチが真っ先に注目した選手として挙げられたことで、支配下昇格最有力候補と目されました。春季キャンプから順調にアピールしてオープン戦でもヒットを打ち支配下契約目前というところで、事件は起こります。SNSで女性との卑猥なやり取りの数々が暴露されて、それを長谷川選手が乗っ取りを主張したことで事態を悪化させました。平石コーチが名前を知らないような選手のSNSアカウントを誰が乗っ取るんだよ、と疑いの眼差ししかなかったですがその予想通りに虚偽報告だったことがバレて、未成年喫煙飲酒の山村選手と2人合わせて1ヶ月間の謹慎処分になったのを文春砲で露わになりました。


本来であればこれで昨年の支配下契約は無くなったも同然でした。しかし長谷川選手は謹慎明けから鋼のメンタルの如く2軍で無双を続けて、不祥事を実力で黙らそうとします。さらに外野レギュラー候補が全滅しかけて、頼みの綱だった秋山選手がまさかの広島移籍を発表したことで、球団もコンプライアンスを捨てて7月に長谷川選手の支配下契約に舵を切りました。


デビュー戦でいきなり結果を残した滝澤選手とは対照的に、デビュー戦で弱肩送球で逆転負けを喫してしまい、ヒットもなかなか出ずに西川選手パターンに陥る可能性も危惧されました。しかし楽天戦でプロ初ヒットと初タイムリーで敵地でお立ち台に立つと、8月はロッテ戦で同点タイムリーの活躍で念願の本拠地お立ち台にも立つ活躍を見せました。しかしトータルで見ると攻守での凡ミスが多く、打撃も見切りが早さぎて空振りを量産してしまい打率2割届かず、スタメン定着とはならずに控えとしてシーズン終了となりました。





【総評】

平石コーチが真っ先に注目した実力自体は本物だと思います。2軍打率.313、出塁率.395、OPS.922と2軍では申し分のない数字を残しました。現時点で「2軍の帝王」ですが、高卒育成選手が2年でここまで辿り着いた成長曲線の凄さを評価したいと思います。


1軍での課題はアプローチになります。目が追いついてないので、どうしても見切りを早めに切ってスイングをするので、落ちる球を見逃せずに空振りを量産してしまいます。1軍の速球、変化球に総じて対応出来ていないので、まずは目を慣らすことになると思います。2軍では結果が出ているだけに、1軍のスピードに対応出来れば数字は一気に良化する可能性があります。


守備は内外野守れて量産型外崎選手みたいな感じになっていますが、外野守備は回数を重ねて終盤は球際にも強くなって、センターの守備固めにも起用されました。内野はショート守備がぎこちなく、将来的には滝澤選手との二遊間も候補に入りますが現時点では外野起用がメインになるかと思います。


不祥事から支配下契約まで辿り着いた鋼のメンタルですが、1軍昇格してからは鋼のメンタルがあまり良い方向に向いてない気がしました。ハーフスイングで三振取られて審判に不服そうな態度を取る、サイン勘違いで満塁からスクイズ併殺で大チャンスを潰した試合でその日お立ち台の古賀選手の後ろを付いていって「お立ち台良いな」とまるでミスをなかったかの如くするハイタッチ動画など、この鋼のメンタルが山野辺選手と似ているだけに、これが悪い方向に流れないか心配になります。終盤にスタメンチャンスが与えられなかったのも、ミスの多さを辻監督が嫌ったのもあります。まだミスが多いのは仕方ないにしても、ひとつのミスをしっかり反省して同じミスを繰り返さないように取り組まないといけません。





【今季に向けて】

まず野球以前に社会人として、安いハニトラに引っかからないように注意すること、ホテルナンパNGなど球団のルールを守ること、それでももし問題が起きたら正直に球団に報告すること、これはフロントの人間教育含めて、長谷川選手も次はないつもりで人としても真面目に生活しないといけません。自主トレがあのケ◯穴事件の坂本選手と一緒ということで余計なこと吹き込まれないか不安しかないですが、昨年の一件で反省してくれたことを信じるしかないです。


その上で今年はキャンプB班スタートになりましたが、オープン戦でしっかりアピールして開幕スタメンを狙っていきたいです。まずは春季キャンプで目を慣らさせて、1軍投手に対応していきたいです。スピードは十分にあるだけに、打てれば松井政権のスピード野球を体現する先陣を切る役割に立てると思います。不祥事の禊は1軍で結果を出すことになるので、今年は私生活含めて昨年の反省を示す1年にしてもらいたいです。





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