ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2022シーズン振り返り 背番号75 D.エンス

【2022成績】

23試合 防御率2.94 10勝7敗 勝率.588 122.1回 103被安打 14被本塁打 92奪三振 奪三振率6.77 45与四球 3与死球 44失点 40自責点 9QS QS率40.91 被打率.232 K/BB2.04 WHIP1.21



勝利5位タイ、被本塁打6位、与四球6位




【ルキナ査定】

ランク:C→A

年俸:18000万(+8000万)

※17000万(+7000万)




【昨季振り返り】

アメリカ3A最強投手として、年俸1億円とライオンズとしてはかなりの高年俸契約で大きな期待値を背負っての入団となります。4月のソフトバンク戦で5回無失点の好投でチームの大型連敗を阻止します。その後スタミナ不足から長い回を投げられずにやや不安定な投球を見せますが、本拠地と日本ハム戦への強さを発揮して、長所を伸ばす形でチームに貢献していきます。前半戦は5,6月防御率1点台、6勝を記録しました。


後半戦はゾーン内勝負が通用しなくなり、甘くなった球を痛打される場面が増えて防御率が悪化しました。防御率が悪化する中でも大崩れを防いでなんとか負けない投球で食いつないでいきます。8月防御率3.57ながら3勝0敗、後半戦はここの貯金が大きく9月のソフトバンク戦で6回無失点の好投で千賀投手に投げ勝ち10勝到達、ライオンズ外国人左腕としてはオニール氏以来69年ぶりの二桁勝利達成の記録を打ち立て、ライオンズの悪い歴史にピリオドを打つ活躍をしました。





【総評】

見るべきものはメジャーの実績でなく3Aの指標、これは間違いなかったでしょう。基本はゾーン内に強い球を投げ込んで勝負するタイプです。先発投手としてQS率の低さやスタミナ不足は気になる部分ですが、本拠地7勝1敗、防御率1.80、日本ハム戦4戦3勝0敗、防御率0.45、ストレート被打率.216、カットボール被打率.233、長所を最大限発揮する形でチームの勝利に貢献することが出来ました。


大きな課題が対左被打率.289、左打者対策をどうするかです。エンス投手はストレートとカットボールがメインになり、右打者に対してはインコースを攻める投球で被打率1割台に抑えましたが、左打者に対しては外逃げするスライダーがなく、そして左打者のインコースも攻めれずただの外一辺倒で相手も狙いが絞りやすくなってしまうので、ここをどう対策していくかが今年の成績に大きく関わってくると思います。そして基本がゾーン内勝負なので、甘くなると簡単に長打を打たれやすく、一発病のリスクを背負うことにも注意です。




【今季に向けて】

昨年同様に今年も長所を発揮する形でチームに貢献してもらいたいです。6回2失点を目安に昨年同様二桁勝利を記録してもらいたいです。ただ、昨年に比べて得点力の低下と勝ちパターン崩壊の危険が高いので、エンス投手が試合を作っても勝ち星に直結しない可能性があります。そして相手もエンス投手の投球を研究してくると思います。左打者をズラッと並べて外に目つけした作戦で炎上する危険もあります。ストレートとカットボールの速球重視から新たにチェンジアップやカーブの配球を増やすか、豊田コーチからフォークを習得するかなど、新しい投球の選択肢も増やしたいです。ライオンズ先発左腕一番手として、今年も先発ローテの一角を担っていきたいです。





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