ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号14 増田達至

【2023成績】

40試合 防御率5.45 4勝4敗6H10HP19S 勝率.500 38回 44被安打 5被本塁打 27奪三振 奪三振率6.39 7与四球 2与死球 24失点 23自責点 被打率.280 K/BB3.86 WHIP1.34



セーブ6位




【ルキナ査定】

ランク:B→C

点数:18点(◎4,◯20,△2,❌4) 前16点+後2点

年俸:30000万(現状維持 4年契約4年目)

※不明(−減額制限超え? 4年契約4年目)

※24000万(−6000万 日刊スポーツ推定)




【今季振り返り】

昨年31S記録して真価が問われる4年契約3年目、毎年恒例のオープン戦スロー調整ですが今年はあまりにもスローすぎてオープン戦ギリギリに調整を合わせる形になりました。開幕戦1点差の9回を青山投手が投げて同点ホームラン打たれて逆転負け、今季初登板は敗戦処理で3失点スタートになります。


しかしぶっつけクローザーの青山投手の内容が悪すぎて結局次の楽天戦から増田投手がクローザーになります。楽天戦で1点差を三者凡退に抑えて今季初セーブ、4月セーブ成功率100%ながら防御率7.71、いつ増田惨劇場が起きてもおかしくない状態で5月頭のオリックス戦で2点差守りきれずサヨナラ負け、次のセーブ場面は再び青山投手になりましたがやはり不安定な内容で結局増田投手のクローザーに逆戻りになります。


5月も不安定ながらセーブ失敗自体はオリックス戦のみ、ちなみに前半戦の負けはオリックス戦だけでした。交流戦に入り徐々にストレートのキレが戻ってきます。6月防御率4点台ながら奪三振率11.00、7月防御率0.82と一時的にチーム月間MVP級の活躍を見せてこの期間はクローザーとして申し分のない活躍を見せました。


しかし登板過多になり徐々にストレートの球威が落ちてきた中で、8月に入り3試合連続失点、ロッテ戦と楽天戦で連続でセーブ失敗の増田惨劇場で敗戦投手、これでクローザー剥奪のはずでしたが他に代役がいないのもありクローザー強行しましたが最後楽天戦で松井裕樹投手から逆転勝利かと思ったら9回裏1アウトも取れず浅村選手にサヨナラスリーラン打たれて完全に終戦、8月防御率18.69と凄惨な数字を残して2軍再調整、9月一度昇格しますがすぐ腰痛で抹消になりそのままシーズン終了しました。





【総評】

成績と点数が全く噛み合わない結果になっています笑。ひとつ言えるのは失点の仕方がうまかったです。クローザーの採点が少し甘かったかもしれませんが、この防御率で4敗(セーブ失敗込み5試合)で済んだのは逆に凄いことです。4月増田劇場続きでしたがセーブ成功率100%、6,7月8連敗した中で増田投手はクローザーで孤軍奮闘したなど、全くダメでなく活躍した期間があったのは間違いないところです。


肝心の投球内容ですがストレート平均球速146.2km、ストレート被打率.295、スライダー被打率.309、ストレート投手がこの数字では非常に厳しいですね。奪三振が取れずにストライクカウントの球を確実に打たれるパターンが大半、速球派投手の衰えが顕著になりここから先クローザーを続けるのは非常に厳しいでしょう。200Sまであと4S、記録達成に拘ったのもありクローザーの配置転換も大きく遅れる形になってしまいました。




【来季に向けて】

クローザーに拘るのであれば確実にストレートのキレと球速を上げないといけませんが年々球速は落ちているのでそれは厳しいでしょう。個人的にはクローザーには拘らず、場合によっては先発転向も一つの選択肢だと思います。増田投手はK/BB3.86、BB/9は1.66と制球力は優れた部類になります。球種割合は低いですがフォークとカーブの被打率は0割台、ストレートで勝負できないなら緩急を使って相手のタイミングを外す投球も必要になってくるでしょう。


来年も今年みたいにボロボロになりながら200S達成を待つのかどうか、4年契約4年目でベテランの域に入り増田投手も速球派で貫くかベテランの技巧派にモデルチェンジするか、来年は野球選手としての大きな分岐点になると思います。




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