ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023ドラフト会議





・1位 武内夏暉 投手 國學院大学 左左



身長185cmから最速153kmを投げる長身サウスポー。國學院大では2年秋からリーグ戦出場、3年時から先発転向となり3年秋に4勝、防御率0.68でリーグMVP受賞して優勝に貢献、4年時にU-18壮行試合で153km記録、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球に与四球率2.16と完成度の高い即戦力最有力候補。


3球団競合指名から見事松井稼頭央がくじを引き当てました。実はソフトバンクファンクラブ会員らしいです。ライオンズに手薄な左投手、コントロールの良さや多彩な変化球などで総合力の高さが武器の先発左腕です。1年目からローテーション入りを期待したくなる投手になります。





・2位 上田大河 投手 大阪商業大学 右右



最速153km計測の本格派右腕。大商大高時に創部初の大阪大会優勝に導く。大商大では2年春に4勝、防御率0.46で平古場賞受賞、4年春秋でベストナイン受賞など主将としてチームを牽引する。侍JAPAN大学代表では守護神としてアメリカ戦ではサヨナラ勝利に貢献、広島の岡田明丈二世の呼び声有り。


2位指名も投手となりました。右の本格派投手なので先発だけでなくリリーフとしての候補にもなります。上田投手も1年目から1軍での活躍が期待されます。




・3位 杉山遙希 投手 横浜高校 左左



最速147km投げる本格派左腕。横浜高では1年春から2年夏に県大会決勝で東海大相模高相手に96球完投勝利で甲子園出場、1回戦で9回2失点で完投勝利を記録。球のキレや牽制など総合力の高さに評価有り。


3位も投手指名、久々に横浜高校から指名となりました。甲子園で完投勝利を記録している先発左腕、こちらも総合力の高さが特徴なだけに、将来的に先発候補としての期待が高まります。




・4位 成田晴風 投手 弘前工業高校 右右



最速150km、スライダー、カーブを投げて勝負する右腕。弘前工業高では投手兼ファーストとしてプレー、2年春県大会準々決勝で青森山田高に9奪三振完投の力投、県大会ベスト4が最高成績。奪三振率11.30、与四球率5.65。


またまた投手、前評判だと下位指名か育成指名と見られた成田投手が4位指名です。球団としては羽田投手や黒田投手みたいなポジションとして見ていることになります。ここは長い目で見ていく選手です。




・5位 宮澤太成 投手 四国ILplus・徳島 右右



最速155kmとフォークを投げる本格派右腕。高卒後1浪して北海道大学に進学、3年秋にリーグ戦4勝、防御率1.40で三冠タイトルに輝きチームを一部昇格に導く。4年秋に右肘痛となり独立リーグへ進む。徳島インディゴソックスで通算防御率5.12、奪三振率9.78、与四球率5.59の成績を残す。


そして5位も投手、奪三振率に注目した形で素材型ですね。イメージ的には大曲投手のポジションですかね。ストレートとフォークを投げるリリーフ右腕はライオンズにいないタイプなので、そこのピースにハマってほしいです。




・6位 村田怜音 内野手 皇学館大学 右右



身長196cm、体重111kg、ベンチプレス130kgの超大型スラッガー。大学通算25本塁打、1年秋からのリーグ戦で4番ファーストとしてベストナインに輝く。3年秋に打率.484、4本塁打、15打点でMVP受賞。


TBSドラフト番組で取り上げられました。いかにもライオンズ好みのスラッガータイプの選手が今年の唯一の支配下野手指名になりました。しっかりパワーを武器に長打を期待していきたいです。




・7位 糸川亮太 投手 ENEOS 右右



最速149km、シンカーを武器に投げる右腕。立正大を経てENEOSでは2年目に二大大会で2試合無失点、先発では6回1被安打8奪三振無失点の好投を見せる。


最後の支配下選手で社会人卒投手になりました。シンカー使いがライオンズでどうなるかですが、理想としては森脇投手みたいに1年目から1軍で投げられるようにしたいです。




・育1位 シンクレアジョセフ孝之助 投手 四国ILplus・徳島 左左


身長193cmの大型左腕。カナダ人父親のハーフでアメリカの大学を経て独立リーグへ入団。ツーシームを武器に27回投げて防御率0.63の成績を残す。



・育2位 谷口朝陽 内野手 四国ILplvs・徳島 右右


最速153km、投手として登板しているが野手にも挑戦中、ライオンズは内野手として指名。



・育3位 川下将勲 投手 函館大有斗高校 左左


最速142km、北海道大会ではイニング数を上回る奪三振を記録。



・育4位 金子功児 内野手 BCリーグ・埼玉 右左


高卒2年目で成長を見せる巧守巧打内野手。4月打率.500で月間MVPを受賞。



・育5位 木瀬翔太 投手 北嵯峨高校 右右


最速146km、1年夏から公式戦登板、3年夏3回戦では9回10奪三振の力投を見せる。



・育6位 奥村光一 外野手 BCリーグ・群馬 右右


俊足強肩外野手。東海大学から3年時に独立リーグへ入団。通算打率.333、50メートル5.9秒とパンチ力も兼ね備える。




【総評】

ちょっと予想の斜め上を行く結果になりました。武内投手と上田投手を指名出来たのでこれは申し分のない結果だと思います。今年の投手ドラフトは予想されていましたたが、ここまで露骨に投手一本になるとは思いませんでした。今後のポスティングなどのメジャー挑戦も頭に入れていますかね。気になるのは3位以下の指名が素材型ばかりなだけに、ここは昨年同様に球団としての育成力が試される形になります。ライオンズは投手育成力は良くなっているので、しっかり育てていきたいです。


野手指名が支配下1人、外野手は育成選手1人、捕手に至っては0人ですね。真鍋選手は順位縛りもあって指名漏れになりましたが、来年に関しては既存戦力だけでやり繰りする形になったので相当厳しくなると思います。今後の戦力外通告や補強もこれで変わってくるでしょう。ドラフトの評価は5年後になりますが、今年の投手ドラフトは5年後の投手王国の土台になって欲しいです。





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