呉選手の退団が発表されました。今後は台湾に戻って台湾のドラフトに参加して台湾球界で野球を続ける意向です。

これはあまりにも予想外すぎてビックリです。そして普通にショックが大きいですね。今年は干される立場で後半戦の出場がほとんどなかったですが、まだまだ呉選手の選球眼と得点圏打率はチームに必要だと考えていました。山川とマキノン選手の去就が不透明な中で、一三塁守れる呉選手も干される立場ながら来年チャンスは必ず来ると思っていた中での退団報道です。会見で涙していましたが、本人も相当に悩んだ上での決断なのかなと思います。

台湾出身ながら日本の高校大学へ進学して、ライオンズには15年ドラフト7位で入団しました。入団当初は所沢遊撃隊の一員でした。これも今となっては懐かしい思い出になっています。ショートとしては守備力がキツく、打撃もバットコントロールの良さをなかなか発揮できずに19年まで結果出せずに戦力外候補になっていました。20年終盤からようやく結果を出し始めて、21年は相次ぐ怪我人続出の中でチャンスを掴みキャリアハイの10本塁打と101安打を記録、特に前半戦は一時期4番を任されるなど主軸として活躍、選球眼と得点圏打率の高さには「得点圏ノ鬼」というキャッチフレーズが一時的に流行りました。

しかし昨年レギュラー奪取のチャンスでしたが結果を残せず、今年は松井稼頭央が佐藤龍世選手や渡部選手を優先起用する形で出番が減りました。今年はWBCとアジア大会で台湾代表として出場、元々母国の代表機会を大事にしている選手なので母国への想いも強い選手というのは呉選手の活動を見て分かりました。年齢も30代に突入、残り長くない野球人生を考えた上でこの決断に至ったのかなと思います。

個人的には呉選手の決断を応援したいと思います。是非WBCやアジア大会などで侍ジャパンと対戦する時があれば、また元気な姿を見せてくれればと思います。8年間ライオンズで頑張ってくれた功績には感謝しかないです。

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