2023シーズン振り返り 背番号53 愛斗
【2023成績】
73試合 打率.214 267打席 257打数 55安打 18二塁打 4本塁打 85塁打 15打点 19得点 55三振 3四球 2死球 4犠打 1犠飛 2盗塁 5盗塁死 7併殺打 出塁率.228 長打率.331 OPS.559 得点圏打率.160 1失策
【ルキナ査定】
ランク:B→D
点数:−34点(◎3,◯16,△11,❌18) 前−24点+後−10点
年俸:2700万(−500万)
※2800万(−400万)→退団(−3200万 現役ドラフト放出)
【今季振り返り】
開幕ギリギリに合わせながらもしっかり開幕スタメンスタートで開幕戦でホームランを打ちます。そこから次の楽天戦で1番起用、すると1番打者として3,4月打率.275、長打率.441と予想以上の活躍を見せて一時的に一番打者の穴埋めをします。しかし、この時点で自力四球0という脅威の脳筋を見せていて不安がありました。
その嫌な予感通りに5月から外スラ変化球を追い始めて5月打率.175、状態を落としたまま交流戦突入して阪神戦で攻守でやらかしてそのまま2軍抹消、後半戦昇格しますが1試合だけ打ってあとは打たずにすぐ登録抹消と1,2軍を行き来します。
8月は2軍で打撃好調でしたが四球がほとんどなく、選球眼の改善がないまま1軍へ昇格します。ソフトバンク戦やロッテ戦で単発的な活躍はありましたが、結局今シーズン自力四球1つのみ、順位決定してからは登録抹消されて、その後現役ドラフトでロッテへの入団が決まりました。
【総評】
とにかく選球眼ですね。最後まで選球眼の悪さが変わりませんでした。いくら見れないと言っても「自力四球1つ」はおかしいですね。今年の脳筋ぶりは異常で、今シーズンはフルカウントやボール先行カウントからもことごとくボール球に手を出して四球拒否、そのくせ初球ど真ん中変化球はことごとく見送ってストライクなのでもはや何がしたいのか不明でした。2軍でも121打席で4四球、2軍は実力だけで打ててしまいますが、それを良しとして今年は一向に選手の改善に取り組まなかったのが大きな問題でした。
不思議なのがゾーン別打率で、ゾーン内の外真ん中打率.370、外低め打率.440なんですよね。2軍の帝王通りにゾーン内の球は打てているので実力がダメというわけではなく、一方でボールゾーンのアウトローで25三振と選球眼が悪いからなんですよね。1軍クラスだと全部ゾーン勝負せず相手の弱点をしっかり突いてくるので、そこを超えることが出来ずに守備固め止まりで終わってしまいました。
愛斗選手も呉選手同様に21年に最下位ながら一時的にチームの救世主として期待されました。昨年キャリアハイの成績を残してレギュラーに近づいたと思いましたが、結局自身の弱点が最後まで克服出来ずにレギュラー争いから脱落する形で現役ドラフトで放出となりました。外野守備では強肩でライトゴロもあるほどにゴールデングラブ賞を目指して欲しかったですが、それが叶わなかったのは放出するにあたっての心残りになってしまいました。
【退団後】
ロッテも外野レギュラー候補が伸び悩んでいるので、チャンスはあると思います。そのためには課題の選球眼を克服できるかどうかです。ボール先行カウントになったら腹括ってバットを振らない選択肢も必要になってきます。外スラ変化球空振り三振でヘラヘラ笑ってた松井稼頭央ではなく、真面目に試合を見ている吉井監督の元なので課題が改善されないとチャンスは減っていくと思います。愛斗選手にとっては環境を変えたのチャレンジなので、ライオンズ戦以外で頑張って欲しいと思います。
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