ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2024ライオンズ分析 中継ぎ投手

今日は伸び代が期待されるリリーフ陣を見ていきます。





【勝ちパ(期待枠)候補】

甲斐野、本田、豆田、佐藤隼輔、水上、田村


現時点で勝ちパ(期待枠)候補はこの6人になっています。この中でも人的補償で加入した甲斐野投手がここまで好投を続けてファンの期待値がどんどん高まっています。歴代の人的補償では実力はダントツなだけに、怪我さえなければ勝ちパとしての活躍はほぼ間違いなしになっています。地味に好投している本田投手もストレートの球速が戻っているのでこちらも期待出来る内容になっています。


これからが期待されている枠では、豆田投手は持ち味の豆直球は1軍クラスなのであとは変化球になります。佐藤隼輔投手は課題の変化球はオープン戦で色々試しながら投げている様子です。水上投手はオープン戦圧倒する投球は出来ていませんが、最低限の球威は保っているので昨年ほど酷いことはないと思います。この3人は課題がありながらも若くて伸び代も期待されているので、誰が勝ちパで定着してくれるか楽しみになります。


この中で唯一アピール不足になっているのが田村投手で、ストレートの球速はありますがコントロールが悪く、空振りが取れていないのでこのままいくとビハインドスタートです。いつも後半戦活躍しますが、春先はダメなのは今年も一緒の可能性があります。




【ベテラン】

増田、平井


難しいのがベテランの2人をどう起用していくかです。200Sの記録がかかる増田投手が記録優先のために無理やり守護神スタートの可能性があります。今年はキャンプ4連投しながらも2月末の練習試合で打たれました。この前のDeNA戦では最速146kmまで上昇、変化球も交えながら無失点に抑えました。守護神争いに残っていますが甲斐野投手や豆田投手を抑えて使うほどになるかは不明です。


平井投手も年々指標が落ちている中で、今年も奪三振の数字は難しいですかね。平井投手はどんだけ投げても壊れないタフネスさが売りなので、投げるポジション関係なく1年間リリーフ陣の屋台骨として支えてほしいと思います。


ベテラン選手の起用法は間違えると老害扱いされてしまいます。この2人は宣言残留して残ってくれた選手でもあるだけに、豊田コーチも起用法は頭を悩ますかもしれません。




【新外国人】

ヤン、アブレイユ


ここ数年勝ちパクラスの外国人投手をなかなか引き当てることが出来ません。ヤン投手は化ければモイネロ投手、失敗したらフェルナンデス投手ですが、フォームが固まっておらずストライクカウント欲しさに腕の振りを鈍くして投げているのでモイネロ投手まで化けさせる道のりは険しいと思います。アブレイユ投手はティノコ投手の強化版の予定ですが、決め球がなくティノコ投手に毛の生えた程度が現状です。この2人が勝ちパで使えればブルペン運用がかなり楽になりますが、オープン戦を見る限り2人とも勝ちパの保証がないのが現状です。




【新戦力】

上田、糸川、宮澤


新戦力として、即戦力ルーキーの3人が名前にあがります。ドラ2上田投手は怪我でキャンプから出遅れましたが、無事2軍戦で実戦登板して無失点投球、開幕は間に合わなくてもどこかしらでチャンスは必ずあるので、焦ることなく準備してもらいたいです。ドラ5宮澤投手オープン戦で劇場投球を見せてくれましたが、ここまでのメンバーを見ると開幕1軍は厳しいと思うので、2軍で上田投手と一緒にチャンスを伺うことになるでしょう。


ドラ7ながらも即戦力として評価が上がっているのが糸川投手で、シンカーの落差やカーブのカウントなど変化球の精度やコントロールは1軍投手としての実力を持っています。1軍でのイニング消化は糸川投手に期待出来ると思うので、糸川投手は開幕戦から1軍で期待されます。




【崖っぷち】

齋藤大将、粟津、井上


崖っぷちなのは育成投手のこの3人ですかね。井上投手がリリーフ投手では現時点で一番危ない立場です。齋藤大将投手と粟津投手はトミー・ジョン手術組から昨年2軍で結果を残して契約延命になりましたが、今年は支配下にたどり着かないと間違いなく契約終了になります。齋藤大将投手は手薄な左リリーフ枠に入ってもらわないといけません。粟津投手は似たタイプで糸川投手が加入したので、井上投手同様に厳しい立場だと思います。




【その他】

ロング枠兼2軍イニングイーターとして中村祐太投手が試合運用の柱になりますかね。現状だとチャンスがあるか不明ですが、腐らず投げ続けてほしいです。森脇投手は現時点でキャッチボールまで辿り着いたので、順調にいけば今年中に支配下復帰の可能性はあります。あとは本来であればもう少し戦力になって欲しかった大曲投手もどうにかして戦力になってほしいと思います。




【総評】

まだ勝ちパの構想など決まっていませんが、野手と違いブルペン争いは見ていて楽しみな要素が多いです。投手力を武器に勝ちに行くチームなので、昨年みたいに勝ちパがフラフラな状況のチームではまた最下位争いになるだけになってしまいます。まずは開幕してから勝ちパの行方がどうなるかです。昨年の開幕戦みたいに血迷った起用法をしないように、松井稼頭央と豊田コーチはオープン戦をドブに捨てずにしっかり見極めをしてほしいと思います。





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