12-4で勝利です。優勝出来て嬉しいのですが、知り合いのロッテファンにはなんだか申し訳ない気持ちも残っています。出来れば仙台で胴上げしたかったのは正直な本音です。

【投手陣】

・ニール投手

1回

荻野選手のボテボテの打球を中村選手が懸命に取りに行きサードゴロ、鈴木大地選手の打球を山川選手が弾くもニール投手がしっかりベースカバーに入りファーストゴロ、マーティン選手はインコースのツーシームで見逃し三振で三者凡退に抑えました。

2回

井上選手の痛烈な打球を中村選手がしっかり捕球、角中選手は徹底的にインコース攻めで空振り三振、中村奨吾選手はライトフライで三者凡退です。角中選手へのインコース勝負はなかなかの見ものでした。

3回

レアード選手の深い打球を源田選手が追いつくも送球が大きく逸れて2塁に(記録は内野安打＋エラー)、藤岡選手にタイムリー2塁打で失点します。その後2アウト1,3塁となってマーティン選手にライト前ヒットかという打球でしたが、木村選手が前に突っ込んでナイスキャッチで追加点は許しませんでした。やはりニール投手は守備の良し悪しで全て左右されそうです。

4回

この回は非常に危なかったです。井上選手にセンター前ヒット、1アウトから中村奨吾選手のサードゴロを中村選手がセカンドへの送球がやや高く逸れて(記録は内野安打)1,2塁のピンチに、そこからレアード選手にセンター前ヒットで1失点、さらに藤岡選手にもヒットで1アウト満塁の大ピンチでしたが、田村選手をサードゴロ併殺打でこの回も最小失点で切り抜けました。源田選手のエラーから一気にテンポが悪くなり、投げ急いで本来のコントロールが失われています。

5回

荻野選手はセンターフライ、鈴木大地選手はチェンジアップで空振り三振、マーティン選手はセンターフライで三者凡退でした。この回はやや真ん中の打ち損じがありながらも多少立て直しました。

6回

6点差で続投となります。しかしいきなり井上選手に2塁打、1アウトから森選手のパスボールで3塁まで進塁を許し、中村奨吾選手のサードゴロで3点目献上となります。この回は森選手が完全にやらかしました。

源田選手のところに転がせば大丈夫と発言して真逆の結果になりましたが笑、今日も守備の良し悪しで投球内容に大きく影響されました。途中大きく荒れながらも無四球、しかし3失点で自責点1と今日は味方のミスで失点しましたが、最少失点で切り抜けられたのは味方の好守備もあったからです。中5日で調整が難しい中で、悪いなりにもQS投球を達成したニール投手は、やはり今年のエース投手です。

・平良投手

途中で胴上げの可能性がありましたので、今日は大量点差でも勝ちパターン投手の起用はありです。2アウトから荻野選手と鈴木大地選手に当ててしまって交代となりました。おそらく当てずにヒットとかならそのまま続投だったと思います。

・小川投手

マーティン選手のところで森選手がファールフライを落球して、結局ユニフォームを掠る死球で満塁でしたが井上選手はセンターフライで無失点で切り抜けました。

8回も跨いで角中選手を金子侑司選手のファインプレーでアウトにして交代となりました。

・平井投手

藤岡選手にタイムリー2塁打を打たれましたが、今日はもう1失点ぐらいいいでしょう。

それよりも優勝が決まって泣いている場面が印象的でした。80試合も投げさせられて最後に打たれまくって苦しい中での優勝、おそらく色々と感じることがあったのだと思います。少しでも平井投手の酷使が報われる結果になったのがせめてもの救いだったでしょう。

・増田投手

辻監督から直々にボールを渡されて登板しました。荻野選手、鈴木大地選手を連続のレフトフライ、マーティン選手は中村選手がファールフライを落球という笑い場面がありましたが、最後は空振り三振で優勝を飾りました。

本当に勝ちパターン投手は1年間よく頑張ってくれました。CSまでゆっくり休んで、肩を癒して下さい。

【野手陣】

最後に山賊打線の本領発揮となりましたが、ロッテも二木投手が2回に呆気なくKO、さらに知らぬ間にロングリリーフに格下げされた涌井投手からも山川選手の一発が飛び出し、驚いたのは東條投手が自滅してからチェン投手が押し出し四球＋暴投＋キャッチングミス＋送球エラーで走者一掃の押し出し四球とか意味不明すぎる決定打をプレゼントしてくれました。ロッテも自滅とお粗末な守備連発で、大いに助けられました。

・秋山選手

今日は違った。最後にキャプテン秋山選手を見せてくれました。満塁でもしっかり打ち返したり技ありのタイムリー二発、さらに押し出し四球で1人で5打点稼ぎました。これで本人も少し重荷が取れたと思います。

・源田選手

1アウト3塁で最低限すら出来ずに凡退でしたが、7回に気迫のヘッドスライディングでなんとか1安打1打点でした。今日は守備でニール投手の足を引っ張ってしまいました。一応エラー9と辛うじて一桁なので、最終戦はベンチスタートでも構いません。

・森選手

2四球選ぶのがやっとでした。守備でもボロボロのミス連発でした。首位打者の兼ね合いがあるので、最終戦は駒月選手をスタメン起用でいいでしょう。

・中村選手

完全にバテバテで、スイングスピードが鈍く、速球にも目が追いついていませんでした。守備では危ない場面がありながらも強い打球をしっかりアウトにしてくれました。最終戦はゆっくり休んで下さい。

・外崎選手

2安打4出塁と打線を繋いでくれました。波がある中で今日は良い方の外崎選手が出てくれました。

・山川選手

久々の一発で打点も120まで行きました。3打点差となった打点王争いは最後まで分かりませんが、最終戦は4番起用でいいでしょう。

・栗山選手

先制タイムリー含む3安打猛打賞、センター返しでいぶし銀の強さを見せてくれました。

・木村選手

今日は攻守に渡って良かったです。チャンスでラッキーな死球からその後2安打、守備でも後ろの打球はダメでも前の打球は突っ込んでナイスキャッチでニール投手を助けました。

・金子侑司選手

チャンスで前進守備を超えるタイムリーヒットで9月初打点、苦手なバントも今日は絶妙に決めてくれました。守備でも持ち前の広範囲守備でしっかりアウトにしてくれました。

やはり西武ライオンズは打ち勝つチーム、まさにそれを証明してくれました。なんやかんやで辻監督も本当によく頑張ってくれました。なぜ優勝出来たのかは後日ゆっくり考えますが、今日はリーグ連覇を喜びたいです。

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