ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

10/13(日)西武×ソフトバンクCS第4戦 —終戦—


最後は3-9で敗戦です。今日はCS4戦全体を振り返りたいと思います。




【投手陣】

・このCS大戦犯は無能を極めた昭和バカ

これははっきりと断言出来ます。こいつのせいで負けたと言っても過言ではありません。少なからず、まともな投手コーチであれば1戦目、2戦目は勝てた可能性が高かったです。最後までこの昭和バカ采配が改まることはありませんでした。


投手自身が悪いのはもちろんのこととして、采配面のまずさを指摘します。まず、短期決戦において余計に先発を引っ張りすぎです。これが原因で1戦目、2戦目は負けに繋がりました。とくに2戦目なんかは1試合も捨てられない中で今井投手を6失点するまで強引に引っ張り大炎上、この試合では打線は6得点挙げており、3失点の時点で交代させていれば勝ち目は十分にありました。対照的にソフトバンクはちょっとヤバイなと思ったら勝ち投手の権利目前でも容赦なく交代させています。ここに大きな違いがあったとみていいでしょう。



・昨年同様に先発が試合を作れない

昨年同様、ニール投手以外試合を作れなかったことも原因です。まず今井投手、十亀投手がKOした理由は単純にコントロールが悪かったからです。要するにコントロールがダメでカウントを悪くて自滅したり、ど真ん中に投げて長打を打たれたりという誰にでも分かるような打たれ方でした。


逆に本田投手はコントロール自体は決して悪くなかったです。しかし、元々球質の軽い部分が出てしまい、先制点と追加点と嫌な形での2本塁打打たれてしまったのが後に影響しました。ただ、個人的に今日の本田投手ならもう少し投げれたと思いますし、それならなんで今井投手と十亀投手は替えずに強引に引っ張ったのかが理由になっていません。やはり私にはアホな昭和バカ采配を理解することが出来ません。



・中継ぎは何がどうしたいのかが分からない

中継ぎも炎上しまくりましたが、そもそも中継ぎの起用プランがしっちゃかめっちゃかです。そんでもって勝ちパターンも崩壊しましたから、反撃する上で大きな足を引っ張りました。


増田投手は最後打たれたとはいえ回跨ぎなんかさせているのが悪いので飛ばします。やはり1戦目の平井投手です。休養十分のはずでしたが、本来の変化球の曲がりとストレートと球威は戻りきっていませんでした。この試合はピンチで平良投手と交代になり、さらに3戦目でビハインド登板でも滅多打ちにあいました。本人は不満でも結果が結果なのでこれは致し方ありません。そもそも悪いのはここまで酷使した昭和バカなので、平井投手を責めることは出来ません。本当に平井投手は1年間よく頑張ってくれたと思いますよ。


それ以外の中継ぎもなんだかねぇ。。。平良投手は自慢のストレートの力を見せましたが、また苦手な回跨ぎを強要して、打球直撃しても強引に投げさせたりで若い才能を潰しに行く勢いの起用で呆れるばかりでした。打たれましたがこれも勉強になればと思います。小川投手最後までほば左キラーとしての起用だったので、来年以降はより柔軟な起用をお願いしたいです。ヒース投手は投げれても、マーティン投手は最後まで急性ノーコン病を抱えたままで終わってしまいました。佐野投手、松本航投手はロングリリーフとして最低限といったところでしょうか。松本航投手は中1日で回跨ぎを強要されましたから、多少の同情の余地があります。そして榎田投手は1戦目の炎上から何故最後までブルペンに居続けていたのか、入れ替えをしない点でも昭和バカのバカっぷりが際立っていますし、こういう時に小石投手がいればと思うとね。だから戦力外にするには心配な部分があったと言うことです。




CS敗退直後に昭和バカの更迭が発表されたことに一安心です。あとは西口さんの配置転換もお願いしたいところですが、渡辺GMが動きそうにないのが不安です。そして一番ダメなのがデニー投手コーチの誕生です。そもそも要らない人材ですが、仮に呼ぶにしてもあの人はフロント一択です。現場なんかに置いたらまた投手采配が無茶苦茶になるだけです。





【野手陣】

・最大の問題はピークを合わせられなかった

まずはこの4戦の選手個人の成績を振り返ります。



・秋山選手

最後に気合いを見せてくれましたが、最後まで短期決戦の弱さを改善することが出来ませんでした。さらに守備でもマズイプレーが多々あり、西武ライオンズラストイヤーがこれなのはちょっと残念です。



・源田選手

最後は攻守に渡ってボロボロでした。結局落ちるボール球に当ててゴロしか打てずに呆気なく凡退、守備もまさかのエラーで足を引っ張りました。悔し泣きしていましたが、なら来年見返すぐらいの覚悟を持って下さい。



・森選手

野手陣の戦犯かもしれません。本来なら打っている球が全く打てずに、3番打者で143ではそりゃ点が入りませんよ。当ててゴロしか打てない森選手を見たのは、もしかしたら今年初かもしれません。さらに守備でもリード、キャッチングもボロボロでした。特にグラシアル選手へのリード、今日なら今宮選手への高め要求のリードは見ていて何してんのこいつ、という感覚でしかありませんでした。首位打者とベストバッテリー賞の面影なんかこれっぽっちもありませんでした。



・中村選手

昨年のおすわり君状態よりはマシでした。全く長打が期待出来ない一方で、悪いながらも四球を選んで繋いでくれたのは良かったです。守備もミスしながらも、強い打球を止めてくれる場面もありました。



・外崎選手

こちらも酷かった。とにかく簡単に変化球に空振りしてばかりでした。確率の低い一発屋みたいな感じでしたので、これでは5番だと打線が繋がりませんでした。



・山川選手

正直クリーンナップに入れるべきでしたね。1人だけストライクボールをしっかり見極められていました。チャンスでも欲しいところで軽打に徹して、今日はどすこいが飛び出しました。長距離砲で機能していたと言えるのは山川選手だけでした。



・栗山選手

期待されるも全く打てませんでした。速球と変化球のコンビネーションの前に完敗でした。ちょっと衰えが顕著になってきたのかな。。。とりあえずまずは2000安打達成に向けて頑張って欲しいです。



・メヒア選手

当たれば飛びますが、やっぱり当たらなかったです。このボロボロの打線の中で、メヒア選手のように確実性の低さが結構穴となってしまいました。



・金子侑司選手

そして実質1番打者的な存在だったのは金子侑司選手でした。しっかり振り切れているので内野の間を抜ける打球が多く、ボール球も見極められているので、率、出塁共に高い数字を残しました。金子侑司選手だけが、唯一期待以上の数字を残してくれました。



これを見れば分かりますが、ギリ次第点なのが中村選手、合格点と呼べるのが山川選手、金子侑司選手です。要するに次第点すら及ばない選手が6人もスタメンにいる時点で、点が入らないのも当然ということが言えます。




・それに加えて選手層の薄さ

短期決戦において、西武はスタメンの代わりになる選手が誰もいません。控えに好調の福田選手、長谷川選手、川島選手らが控えているソフトバンクとは真逆です。ダメでも代打を出すことすら出来ずに、そのまま不調の選手任せにしか出来ないのが今のチーム状況です。これが今のチーム課題の一つであり、秋山選手流出確定の来年はここを改善しないと、打線の大幅な攻撃力ダウンが懸念されます。




・ラッキーボーイ的な存在の有無

ソフトバンクのCSMVPは今宮選手でしたが、個人的には牧原選手をMVPに挙げます。打撃では予想外の本塁打や打ち損じがポテンヒットになったりで、初球凡退打者のはずが気が付けばCSリードオフマンとして先陣を切り、送球エラーや走塁ミスがありながらも守備では好プレー連発でした。こういう流れを作る選手が西武には不在でした。後輩のソフトバンクファンが一推ししている理由がなんとなく分かりました。




・采配負け

ソフトバンクの先手必勝の采配勝ちに対して、西武は動かずそして古典的な采配で負けに行ったも同然でした。相変わらずのバント作戦で大量得点をみすみす逃しに行くチンタラヘッドコーチになってしまった馬場コーチ、結局は捕手のリードの癖も読まずに選手任せの狙い球絞りにさせた阿部さん、地味にこの2人の責任も重大です。どうせ野手のコーチ陣はそのままでしょうが、これではいつまで経っても変わらないままですよ。





昨年のCS敗退は本当に悔しかったですが、今年は悔しさがありません。もう怒る気にもならずに呆れていますし、逆に全敗してなぜかスッキリしているほどです。よくよく考えれば、優勝出来た最大の要因はロッテの活躍ありきのものでしたし、ロッテがいないCSで勝てないのはある意味当然だったかもしれません。





ここから暗黒のオフシーズンです。今年もFA動向が注目されていますので、そちらにも焦点を向けたいと思います。明日から来年に向けて動き出します。





よければポチっとひと押しお願いします!