今年のFA戦線は例年以上に慌ただしい動きになっています。初日からFA権行使の選手が出てきました。十亀投手が行使濃厚の雰囲気ですが、これはもうスルーします。

まずは福田選手です。FA宣言解禁初日から行使するとなると、どうやら金額よりも出場機会を優先していることは間違いなさそうです。そして珍しく西武がFA獲得に乗り出しているので、年俸Cランクの福田選手であれば、獲得する価値はあると思います。

問題点は2点ほど。まずはソフトバンクが提示した4年5億の金額です。おそらく契約の中に試合出場に関するオプションに加えて、同等の金額は出さないといけないでしょう。秋山選手の流出は99%確定したようなものですが、いくら年俸Cランクとはいえ、実力的に4年5億はちょっと考えてしまう部分もあります。一応今年は増田投手と金子侑司選手も複数年契約でFA行使を阻止する必要もあります。

あとは対抗球団です。西武以外にもヤクルト、中日、ロッテ、楽天も福田選手の獲得に乗り出しそうです。出場機会を求めているなら西武が有利であることに変わりありませんが、金銭的な部分になると、浅村選手に4年36億を出した楽天が一気に有利になります。正直マネーゲームになったら西武は勝ち目がないので、早い段階で契約を結べるように、上手く話を持ち込む必要もあるでしょう。

そして福田選手に続いて、なぜか川島選手もFA宣言するのではないかという話も出ています。川島選手も年俸Cランクなので獲得は検討しても良さそうですが、ここはまだ様子見にしておきましょう。

そしてこれは何がどうなっているのか分かりませんが、鈴木大地選手の移籍先になぜが西武が候補に挙がっていました。

たしかに鈴木大地選手が来てくれれば外崎選手を外野に戻して内外野の強化に繋がりますが、さすがに鈴木大地選手の獲得は無理な気がします。鈴木大地選手もレアード選手の加入からレギュラー剥奪による不満が原因でのFAですからポジションの確約が条件になりますが、ロッテの3年6億を超す金額を西武フロントが用意するとは思えません。仮に用意したとしても、対抗馬に巨人フロントが相手になりますから、マネー闘争で敗退するのが目に見えています。たしかに鈴木大地選手は欲しい選手ですが、それなら益田投手の方が阪神相手だとしても、まだ勝ち目があるような気がします。

あとは秋山選手と十亀投手のFA宣言ですね。するなら早く宣言してくれた方が、見ているこっちとしてもスッキリします。FAするなら早く表明してほしいです。

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