ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号9 木村文紀

【2019成績】

130試合 打率220(391-86) 出塁率270 12二塁打 3三塁打 10本塁打 134塁打 38打点 46得点 24四球 5死球 101三振 15犠打 6犠飛 16盗塁 長打率343 OPS613 得点圏打率140 3失策



犠打5位、犠飛3位タイ




おそらく木村選手に対しては批判的な見方が多いと思うので、まずは良かった点を見ていきます。



木村選手自身としては、今年は年間通して一番頑張った年だと思います。田辺政権のレギュラー候補からなかなか抜け出せずに昨年は出場試合数も100試合を切って厳しい立場でしたが、今年はなんとか持ち直したと思います。



打率はさておいて、本塁打、盗塁は2014年に並ぶ自己最高の数字を残しました。特に8月には6本塁打打つなど、意外性の一発は十分に発揮したと思います。


何よりも、今年は木村選手の驚異的なサヨナラ運で、予想だにしないサヨナラ勝ちがありました。特に凄かったのはマジック点灯したロッテ戦のサヨナラ勝ちですね。結果的に相手のエラーでしたが、そのエラーを予感して手を抜かずに走り切ったことも評価の一因にあります。





ここからは悪い点です。規定打席目前まで打席に立った選手としてみると、やはり悪い点を見逃すことは出来ません。



まずは率が低すぎる、そして三振数が多すぎます。元々パンチ力のある選手ですから、最低でも打率250は欲しいです。そして仮に打率がダメでも走力は高いので出塁率さえ稼いでくれればいいのですが、出塁率ですら300に到達していません。規定打席に到達していないのに三振数は101です。ミート力の低さはいい加減改善してくれないと、この先レギュラーはないです。


そしてチャンス弱さも酷いです。得点圏打率はまぐれ的な要素もありますが、木村選手の場合はチャンス弱さに明確な原因があります。

基本的にピンチになれば、相手バッテリーは絶対に打たれないように、配球もガチになります。それに対して、木村選手は何も考えずにとりあえず来た球をスイングしているだけでした。ここはベンチの責任も大きいですが、プロ10年以上やっている木村選手も、いい加減自分で考えないといけないです。一番記憶に残るのは、オリックス戦で増井劇場のチャンスからの空振り三振でした。ストレートが入らずにフォーク頼りの増井投手に対して、アホみたいにボール球のフォークを空振りし続けて空振り三振、さすがにこれには呆れ果ててしまい、レギュラーを取れない理由がよく分かる悲惨な打席となりました。



さらに、元々強肩が売りの守備も、今年のUZRは−7.9と大きく足を引っ張っています。強肩は健在でしたが、酷かったの後方の打球の追い方でしたね。元々の走力からしたらもっと守備範囲は広いはずですが、明らかに一歩目の出だしが遅いか打球判断を間違えているかのどちらかでしょう。後方の打球は取り損ねると長打確定なので、結構痛い守備範囲になっています。




正直、辻監督でなければここまで起用されなかったと思います。それでも実際のところ木村選手を越すライトのレギュラー候補は現れなかったので、木村選手のレギュラーも消去法ではありますが、当然の結果とも言えます。


さすがに2年連続同じ成績でレギュラー起用は絶対にないので、木村選手は来年がレギュラーか否かの正念場になるでしょう。若手が真っ先に狙うのは木村選手の定位置です。木村選手も今年の経験を無駄にしてはすぐに若手にレギュラーを譲るだけになります。絶対に今年の経験を無駄にしてはいけません。これだけ我慢して起用し続けてくれた首脳陣に対して、来年は恩返しの意味でも成績を伸ばしてもらいたいです。





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