ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

失速の原因を考えてみる 首脳陣編

昨日西武が勝ち、日ハムが負けたため、再び単独首位に立ちました。

再び単独首位に立ちましたが、先日に失速した原因の続きを書くと言ったので、引き続き書きたいと思います。



先日の記事では、投手のことや捕手のことなど書いていきました。しかし、これらは選手自身が決めているのではなく、最終的な判断は首脳陣が行なっています。つまりは、失速の根底は首脳陣に原因があるということです。



今季の1軍首脳陣を確認してみましょう。


辻監督・橋上作戦(ヘッド)コーチ・嶋打撃コーチ・阿部打撃コーチ・馬場守備走塁(3塁)コーチ・佐藤守備走塁(1塁)コーチ・土肥投手コーチ・西口投手(ブルペン)コーチ・秋元バッテリーコーチ


尚、松井稼頭央選手もテクニカルコーチの肩書きがありますが、3/30にコーチの肩書きを抹消されており、個人的にはまだ現役選手だと認識しているので、今回は首脳陣から外す形にします。


以上、9人が今季の1軍首脳陣を務めています。



まずは打撃に関してですが、やはり橋上コーチは機能していないと思います。

山賊打線と言われるまで打ってるのだから、打撃に関するコーチは全員合格ではないのか?という人もいると思いますが、全くもってそんなことはありません。

何故橋上コーチがダメなのか。それは作戦コーチとして明確な作戦を指示出来ずに、選手任せな指示しか出せていないからです。今季もここまで打っていますが、好投手相手には為すすべなく完敗しています。

日ハムの上沢、マルティネス投手、ソフバンの千賀、石川柊太投手、ロッテの石川歩、ボルシンガー投手、オリックスのアルバース投手、楽天の岸投手

チームを代表する投手相手にはほぼ勝てていません。確かに打ち崩すのは容易ではありません。しかしそれだけではなく、先日の金子投手やヤクルトの石川雅規投手の際も、低めに落ちるボールにことごとく手を出して凡打の山、せめて低めに手を出すなとか、目線を上げていけぐらいの指示は出せるはずですが、それすら出来ていません。個人的には、辻監督の談笑要員としか見ていません。


それから、阿部コーチの存在意義も全くもって分かりません。私はこの人が打撃コーチとして仕事をしている姿を見たことがありません。試合中でも、嶋コーチが選手に指示を出したり時折選手に話かけたりする姿はよく見ますが阿部コーチはベンチで座ってるだけ、スポーツの記事を読んでても、嶋コーチの話は出てくる一方で阿部コーチの話を私は見たことがありません。もし阿部コーチが打撃コーチとして選手にこういう指示やアドバイスを出していたという話を知っている人がいたら、私に情報提供をお願い頂きたいです。




投手コーチですが、2人とも問題です。前に私は2人投手コーチのことも書きましたが、その時よりも悪化しています。


土肥コーチは育成は高く評価しますが、それを上回るほどの戦略の組み立て、投手起用の采配の下手さには愕然としました。

勝ち負け関係なしの中継ぎ起用は前々から変わっていません。一時期良くなったかなと思いきや、カスティーヨ投手の配置転換や平井、野田投手が復帰した途端に、それまで勝ちパターンを務めていたヒース、大石投手をまた平気で勝ち負け関係なしで起用しているので、本当にこの人は目先のことしか見えない人だなと思いました。

それから、カスティーヨ投手の守護神への配置転換も、見る目のなさを象徴しています。

速球に目を付けたのは間違えではないですが、それと同じほど重要な奪三振率、鋭い変化球に目を当てていないので、これも思い付きで行動に移したのではないかと疑っています。そもそも、先発投手をクローザー起用というのが、非常にハイリスクであることを、土肥コーチは理解しているのでしょうか?

他球団と比較してみると非常に分かりやすいです。今季始まってから、かなりの球団が怪我や不調が原因で抑え投手を変えています。


ソフバン:サファテ→森、日ハム:石川直也→トンキン→有原→? 楽天:松井裕樹→ハーマン 巨人:カミネロ→マシソン 阪神:ドリス→藤川球児→ドリス? ヤクルト:カラシティー→石山


これを見れば分かると思いますが、どの球団も先発をクローザーに配置転換は行なっていません。日ハムだけは有原投手を一時的抑えに配置していましたが、機能せずに抹消しています。基本は7,8回を投げる投手を9回に回しています。カラシティー投手に至っては、先発の適性を見せ始めて、今では先発起用されています。

先発として結果を出している投手は、中継ぎだと結果を残すのは難しいです。逆も然りです。それだけ、先発と中継ぎでは求められることが変わってくるということです。カスティーヨ投手の場合、ぶっつけ本番でクローザー起用されていますから、結果を残せないのも仕方ない部分があります。




そして、一番の問題児と化している西口ブルペンコーチ。この人の存在次第では、Bクラス転落もあり得ます。それだけ酷い癌になっています。

ブルペンでの投手の状態は見極められない、おそらく準備の仕方もマニュアル通り、コミュニケーション能力の欠如、中継ぎ投手が炎上しても反省の様子はなし、そもそも先発で実績を残した人、欠陥しかなくて、長所を探すことが至難な状態になっています。森コーチがいればと思った試合が何試合あったことか。これは改善というか、ブルペンの仕事は辻監督が口を挟むのも限界があるので、新たな投手コーチを呼ぶ以外に方法がありません。



そして辻監督ですが、私は非常に高く評価しているのは前提で、ダメなところは言わせてもらいます。

まず、他のコーチ陣の役職にももっと口を出してほしいです。特にヘッドと投手起用に関しては機能していないので、辻監督も遠慮せずに口を挟まないと、ますます機能しなくなります。

さらに、固定起用の考えを改めてほしいと思います。疲れの見えた源田選手をいつまでも2番に置いたり、打率1割台の中村選手が1軍にいたりと、ベンチ選手の活性化や1,2軍選手の入れ替えも積極的に行ってもいいはずです。




かなり長くなってしまいましたが、今の首脳陣に求めることは、以下のことです。


・西口コーチの更迭

・カスティーヨ投手の先発起用+ヒースor大石投手の増田投手復調までの限定でクローザー起用

・中村選手の2軍降格+身体管理の徹底と2軍でノルマを決め、それを達成するまでの昇格見送り

・炭谷選手の守備固め捕手としての起用(カスティーヨ投手をクローザーから外すことを前提)+多和田投手と炭谷選手の新たなバッテリー形成

・栗山選手を4打席立たせるまで起用し続ける+左右を気にせず、レフト先発起用も躊躇しない采配

・源田選手に極力疲労を溜めさせない起用

・1,2軍の積極的な選手の入れ替え(好不調をしっかり見極めることが前提)



西口コーチですが、流石に人事のことになってしまうので、現実には厳しいのかなと思います。しかし、この人の存在でBクラス転落もあるので、本当に変えてほしい気持ちで一杯です。

私が怪しいと睨んでいるのが、中村選手の1軍起用と炭谷選手のベンチ起用です。これはフロントの現場介入を疑っています。

何故フロントの現場介入を疑っているのか、これが勝つための最善策ではないからです。皆さんだって分かりきっているはずですが、打率1割台で守備範囲の狭い中村選手を起用して、守備能力の高い炭谷選手を頑なにベンチに座らせる采配が良いわけがありません。半ば敗戦行為とも見えるこの采配を、辻政権が本気で良いと思っているのか、これはかなり疑問に思います。もし本当に最善策だと思っているとしたら、言葉が悪いですが、ポンコツだと断言します。しかし、フロントからのお墨付きをもらっている中村選手を1軍に残し、来年FAしてもらいたいと考えている炭谷選手に、投手が打たれた責任だけ擦りつけてベンチに座らせるようにフロントが声を出しているとしたら、ある程度辻褄が合います。

こればっかりは推測でしかないので、私の意見をただの空想だと思う人はそれで構いません。この話は無視して頂いて結構です。




首脳陣に関してかなり書きましたが、よくこれだけ問題がある中で首位に立っているなと思いました。もし来週も首位をキープしていたら、来週は首位をキープし続けている理由についても書いていきたいと思います。




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