ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号17 松本航

引退した選手、退団した選手はこのシリーズからは飛ばします。大石さんに関しては、今後は裏方として、そして将来は森慎二コーチの意思を継いだ投手コーチとしての活躍を期待したいです。




【2019成績】

16試合 7勝4敗 防御率4.54 85.1回 87被安打 65奪三振 11被本塁打 46与四球 2与死球 8暴投 47失点 43自責点 QS率37.50 被打率268 K/BB1.41 WHIP1.56




ドラ1としての才能の片鱗は見えたと思います。勿論まだまだ改善点はありますし、1年目の成績自体は甲斐野投手の方が上ですが、これから先に関してはまだまだ伸び代が見込まれます。




事前からストレートが良いという話がありしたが、この情報に偽りはありませんでした。ストレートは球速以上のノビがあり、球質も非常に美しいストレートでした。昨年はこのストレートだけで7勝したと言ってもいいほどでした。それだけストレートの素質は素晴らしいです。



逆を言えば、ストレート以外の部分は課題がたくさんあります。まずは、変化球の精度の低さです。ストレート以外でカウントを稼げる変化球がなく、スライダーやカーブもタイミングを外す程度、SFFも落ちが鈍く、空振りが欲しいところでストライクからストライクに落ちて痛打される場面もありました。先発として試合を作っていくには、変化球の精度向上が求められます。




あとは長い回を投げれない部分ですが、変化球の精度に加えて、無駄球を減らす必要もあります。大体100球前後でバテるのは新人なのでまだ我慢出来ますが、その100球に到達するのが大体5回前後、酷い時は3〜4回で100球到達もありました。ここは試合を作る能力がまだ足りていないです。



試合を作る能力と無駄球を減らすことに関して、まさに「大胆かつ繊細に」という言葉が当てはまると思います。松本航投手は昨年与四球が多かったですが、本来はこんなノーコン投手ではありません。試合を見ていれば分かりますが、コントロール自体は良い部類です。しかし、常に四隅に投げ続けようとしてしまい、際どい勝負ばかりで余計な無駄球が増え、さらに下位打線相手にも余計な無駄球ばかりでさらにスタミナ消費をする羽目になり、ロッテ戦では森選手とのチキンバッテリーで、下位打線相手に満塁本塁打を打たれる試合もありました。ここは経験不足な部分もあると思いますので、森選手と共にゲームメイク能力を上げて欲しいです。




既に課題改善に向けて、西口さんからスライダーの伝授を受けている報道がありました。西口さんのしなやかなフォームから投げる美しいスライダーが松本航投手に投げれるかはまだ分かりませんが、ストレート以外に何かもう一つ武器が増えれば、今年は二桁勝利も現実的だと思います。





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