ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号25 平井克典

【2019成績】

81試合 5勝4敗36H 防御率3.50 82.1回 77被安打 66奪三振 6被本塁打 32与四球 6与死球 4暴投 33失点 32自責点 被打率249 K/BB2.06 WHIP1.32



登板数1位、ホールド数2位





激動の1年でした。平井投手の活躍なくして西武ライオンズのリーグ優勝はありませんでした。良くも悪くも、平井投手の名前が第一線から消えることはありませんでした。



今年は春先からセットアッパーとして不動の地位を確立、首脳陣からとんでもない無茶振りにも次々に乗り越えて、シーズン前半戦は防御率1点台で終え、オールスターゲームにも選出されました。


シーズン前半はスライダーのキレは勿論のこと、左打者に対してはフォークやシンカー系など、落ちる系の変化球が有効的に効いて、右打者よりも左打者の方が抑えているという成績があったほどでした。私は一時期平井投手を左キラー起用を考えたほどでした。




しかし、後半戦が始まってからはいきなりロッテ戦で2失点、完全に前半戦の酷使が悪影響を及ぼして、後半戦は2,3試合に1回のペースで必ず失点してしまう内容になってしまいました。


後半戦は前半戦のキレのある変化球の精度が落ちて行き、スライダーは曲がりが鈍くなったりすっぽ抜けたり、フォークやシンカーは落ちても簡単にバットに当てられてしまい、ストレート一本に頼らざるを得ない投球になってしまいました。疲労からフォームの軸はブレて身体の開きがどんどん早くなったり、素人から見ても気合だけで投げているのが分かるほどのバテぶりでした。



最終的にはCSでも立て続けに打たれて、平井投手としては実に呆気ないシーズン終了になったと思います。81登板は稲尾和久さんの記録を更新する快挙ではありますが、それと同時にシーズン終盤はセットアッパーとしては全く機能せず、さらに自身の選手生命を縮めるリスクを背負う結果となりました。



一応平井投手自身の責任として、これだけ無茶苦茶な起用に対しても必死に応えようとする姿勢は良いのですが、平井投手自身もひたすら投げたいみたいな発言が見れたり、呆れたのは宮西投手からオフシーズンも投げた方がいいと言われたから投げますと自分と違う境遇の先輩からのアドバイスを間に受けたり、平井投手の頭の中から疲労や休養の概念がないのが大問題です。仮にシーズンオフも普通に投げていたのであれば、ほぼ間違いなく第二の高橋朋己投手になってしまう可能性が高くなるだけです。




とはいえ、ここまで平井投手をボロボロにしたのは、9割首脳陣の責任です。私は小野さんのことを散々ボロクソに言いました。今振り返って言葉が悪かったことは認めますが、指摘したことは間違いだとは思っていませんし、最終的に私の主張が正しかったのは紛れもない事実となりました。

シーズン前半戦の意味不明な連投や回跨ぎ、70試合、80試合投げれば平井投手が進化すると小野さんは断言していましたが、現実は進化どころかアウト1つ取るのもやっとなほどボロボロになっただけ、完全に劣化ですね。言っていることと真逆の事態になりました。これ以外にも小野さんの失態は数え切れないほどありますが、特に平井投手を潰したことに関しては永久に現場出禁に相応しい罪だと思いますね。


そして辻監督も小野さんの昭和バカ采配を黙って見ているだけという信じがたいほどの無神経ぶりも明らかになりました。少なからず、辻監督も投手采配に関してはなかなかのポンコツものであることが昨年明確になりました。豊田コーチとなってからどのように采配が変化するのか、首脳陣としては、今年は疲労の概念やセットアッパー、クローザーなどの役割分担をより明確化するべきだと思います。




平井投手としては、まず今年投げれるのか、そこが問題だと思います。さすがに本人も反省したのか、今年は登板数よりも内容に拘るといった発言がありました。怪我のリスク回避が最優先なので無理して投げる必要はありませんが、もし身体に問題がなければ、年間通してパフォーマンスを落とさない投球術を身につけるべきでしょう。






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