【2019成績】

29試合　2勝1敗2H 防御率4.94 31回　29被安打　24奪三振　3被本塁打　20与四球　3与死球　1暴投　17失点　17自責点　被打率246 K/BB1.20 WHIP1.58

ドラ6ルーキーとしては、最初の滑り出しは良かったです。ソフトバンク戦でまさかの3回のロングリリーフを0に抑えて、プロ初勝利を挙げました。5月の防御率は0.87とここまでは非常に順調な滑り出しでした。

しかし、ここから一気に急落していきました。出だしが全部上手く行きすぎたこともありますし、それに加えて小野さんのポンコツ采配のせいでさらに悪化の一途を辿りました。ちょっと結果を出した途端にいきなり無茶苦茶なワンポイントや満塁の火消しやロングリリーフとか、新人投手に任せる内容でないものを平気で押し付けられていたのですから、ここは同情の余地があります。

それでも森脇投手も多和田投手みたいにあと1アウト、あと1ストライクが最後まで奪えずに、いつも最後の最後に打たれるといった場面も多数ありました。結局はオリックス戦の若月選手の死球からの乱闘試合でシーズン終了となり、2軍も1軍とほぼ似たような成績で、1軍再昇格とはなりませんでした。

森脇投手の長所はストレートとフォークのコンビネーションでしょう。ストレートは一応球速で150kmを計測することもありますし、何よりフォークがハマった時の投球は、なかなかの素質があると思いました。

それでも、やはりストレートは球速の割に球威は高くなく、フォークもハマればいいのですがなかなかハマる変化球を投げる頻度が高くなくただのボール球になってしまうことが多く、結果的に無駄な四球を増やすばかりになってしまいました。質の高い球を投げることは出来ますので、その確率を高くすることも重要です。特にフォークは今後決め球として非常に重要になってきます。より精度の高い変化球に進化させないと、今の確率の低さだと偶にしか活躍しないレベルで終わってしまいます。

妻子持ちの森脇投手は、プロ2年目ながらも今年で28歳です。年齢的にもゆっくり育成とは行っていられません。常に1年1年が勝負、今年ダメダメならクビの可能性も常に視野に入れつつ、年間通して確実な成績が求められると思います。

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