ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2019シーズン振り返り 背番号60 中村剛也

【2019成績】

135試合 打率286(496-142) 出塁率359 30二塁打 30本塁打 262塁打 123打点 69得点 54四球 4死球 123三振 3犠飛 2盗塁 長打率528 OPS887 得点圏打率350 13失策



打点1位、長打率5位、OPS5位、得点圏打率2位、失策2位




【獲得タイトル】

・打点王(4年ぶり4回目)

・ベストナイン(4年ぶり7回目)





昨年のシーズン後半戦、投手MVPはニール投手でしたが、野手MVPは間違いなく中村選手でしょう。中村選手の復活劇はとてつもないレベルで凄かったです。




元々シーズンスロースターターの中村選手ですが、昨年もシーズン始まってからは微妙な成績ではありました。微妙な成績でしたが、例年の中村選手からしたら、決して悪くはない数字でした。少なくとも、一昨年のおすわり君状態よりはかなりマシな状態でした。



ここから夏場にかけて調子を上げていくのがおかわり君の真骨頂とも言えますが、昨年の中村選手はそれが別次元の話になっていました。交流戦では打点1位になるなど、中日戦ではおかわり君祭りとも言える勝負強さを発揮して打点を荒稼ぎ、さらに好調ぶりは7月に入ってからも続き、8月には不調の山川選手に代わって遂に4番に復活しました。そこからも4番としてチームの打点を荒稼ぎして、最終的には4年ぶりに30本塁打到達、さらに4年ぶりの打点王+ベストナインを受賞するなど、気が付けば36歳にしてキャリアハイの打率を記録するといったベテランにして進化とも言える好成績を残しました。




昨年の中村選手の満塁時の打率が531(32-17)、4本塁打、49打点とぶっ壊れているのかと思うような成績を残しました。パワプロなら間違いなく恐怖の満塁男の金コツが付いていますね笑。




ここまでの数字を残した背景には、中村選手自身の考えの変化がまず挙げられます。これまでレフトスタンドへの綺麗な放物線を描く弾道がメインでしたが、中村選手自身、一昨年の大不振から考え方に変化が生まれたようです。要するに引っ張りに拘らずにケースバイケースのバッティングも視野に入れるようになったと記事を見ましたが、昨年はチャンスでは強振せずにコンパクトなスイングを心がけたり、さらに本塁打もレフトスタンドだけでなく、流し打つ本塁打も増えていきました。満塁時の成績も単なるまぐれというよりも、満塁時になると集中力が向上して、相手投手も満塁での中村選手にビビってそれが幸いしている結果だと思います。結果的に恐怖の満塁男は中村選手にピッタリの能力なのかもしれません笑。



さらに元々才能型で自主練や体調管理を怠りがちでしたが、こちらも一昨年の大不振から反省したみたいで、昨年からマッサージをより入念に取り入れるなど、本人なりにも少しは自身の身体のことを気にし始めたみたいです。今後は年齢的にも厳しくなるので、こういったことも大事になってきます。





昨年は400号本塁打を達成してさらなる記録にも期待が高まるところですが、中村選手も次で37歳です。流石にシーズンフル活動は無理があり、今年も自主練で負傷するなど、怪我への不安が付き纏います。一応オープン戦には間に合わせて出場していますが、先頭打者本塁打を打ってからは音沙汰なしです。元々スロースターターなので大きな心配はしていませんが、年齢的にもそろそろ後継者探しもしないといけません。




あとはいかにして、中村選手を年間通して故障や疲労のリスクを減らして起用することが出来るかです。サードの守備も負担が大きく、守備力も考慮して、今年も守備固めの選手を終盤で起用したり、時には指名打者起用やベンチスタートなどで休養させることも大切になっていきます。首脳陣の配慮も加えて、中村選手には厳しい数字ではありますが、500号本塁打は一つの目標にしてもらいたいです。






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