3/20(金)練習試合　西武×日本ハム

2020/03/20 19:15

5-2で勝利です。本来であれば開幕戦だった今日はガッツリスケジュールを空けていました笑。練習試合に関しても、フル観戦出来た時は細かく見ていきます。

【投手陣】

・浜屋投手

1回

いきなり西川選手に四球を与えますが、直後に牽制アウト、そこから大田選手、近藤選手を抑えます。3人で終わらせたとはいえ先頭打者への四球は大幅評価ダウン、さらにストレートも高いのでこれでは評価出来ません。

2回

またもや先頭打者の中田選手へ四球、王選手には外角ストレートで空振り三振に抑えますが、そこから連打で1アウト満塁のピンチ、ビヤヌエバ選手はインコース攻めが外れ続けて、最後は高めを振ってもらえずに押し出し四球で失点します。さらにピンチで宇佐見選手の打球を外崎選手がしっかり捕球＋トスでセカンド併殺打で最少失点に切り抜けます。

ボールが低めに投げれずに高めにすっぽ抜けてばっかりです。右打者へのインコース勝負とことごとく外れてばっかりです。これでは松坂投手以下の内容です。

3回

西川選手はカウント3-0までいき、最後は痛烈なファーストライナーで1アウト、そこから大田選手にヒットを打たれましたが、近藤選手、大田選手を連続で打ち取りました。この回もボール先行で非常に危なっかしいです。

4回

先頭の王選手にセンター前ヒットを打たれ、その後2アウト2塁となり、ビヤヌエバ選手には痛烈なファールを打たれますが、最後はスライダーでサードファールフライに打ち取りました。

4回1失点ですが、とても先発合格サインは出せません。内容は松坂投手以下でしょう。初っぱなからストレートが高めに抜け続けてこれは嫌な予感がしましたが、結果は3四球でも内容的には6四球与えてもおかしくないノーコン投球でした。コントロールさえ出来れば王選手から3球三振を奪うほどのキレがありますから、とにかく高めにすっぽ抜けるのを改善しないと、先発のチャンスはないと思います。まだチャンスはあると思いますが、反省点多数の結果でした。

・相内投手

またもや先頭打者の宇佐見選手へ四球、、、そこから2アウトまでいきますが、近藤選手にヒットを打たれ、さらに中田選手に死球で満塁のピンチとなります。このピンチで清宮選手でしたが、ここは徹底した変化球攻めで追い込み、最後はチェンジアップでキャッチャーゴロに打ち取りました。

相内投手も前回同様にストレートが高めに抜けがちで炎上寸前でした。ギリギリのところで踏ん張った点だけは評価しますが、もっと大胆にストライク先行で投げてほしいものです。

・武隈投手

先頭の渡邉選手に外角のストレートを痛打されてエンタイトル2塁打でピンチとなりますが、わ石井一成選手、ビヤヌエバ選手を変化球で打ち取り、宇佐見選手をストレートでバットをへし折ってのセカンドゴロで無失点でした。

今日はスライダーが低めに決まっていたことが幸いでしたし、コントロールもまずまずでした。しかし、ストレートの球威がまだ戻りきっていないので、ちょっと甘くなると渡邉選手の打球みたいに痛烈な長打を打たれるかもしれません。

・平良投手

今日4回目となる先頭打者への四球、、、、そこからヒットで0アウト1,3塁のピンチに。近藤選手を併殺打に打ち取った間に失点しますが、これは許容範囲内です。しかし、ここから中田選手に四球で歩かせて最悪な流れでしたが、清宮選手が空気を読まずに初球を打ち上げてくれたおかげで助かりました。

平良投手も相内投手同様に前回から改善のない投球内容でした。コントロールが悪く、さらにストレートでなかなか空振りが取れていないので、余計に苦しくなっています。やはり変化球を駆使してでも、しっかりストライクを取れるようにしてもらいたいです。

・ギャレット投手

渡邉選手にフェンスギリギリのレフトフライ、石井一成選手はセカンド送球エラーで出塁を許しますが、ビヤヌエバ選手をフルカウントからストレートで空振り三振＋守備妨害でゲッツーで無失点でした。

ギャレット投手も球速は出ていますが真っ直ぐが全般的に高めに抜けがちでしたが、ビヤヌエバ選手から空振り三振を取ったストレートみたいに、ストライクゾーンにしっかり投げ切れば空振りは取れていたので、あとはナックルカーブの精度ももう少し上げてもらいたいです。

・増田投手

横尾選手はスライダーで投手ゴロ、西川選手はフォークでレフトフライ、大田選手はストレートでライトフライでここに来て今日初の三者凡退でした。他の投手が酷すぎただけでしたが、増田投手はしっかりコントロール出来ていたと思います。

全体で2失点とはいえ、今日は投手陣全体で7四死球、さらに4度の先頭打者への四球に三者凡退は9回の増田投手のみ、コントロール面においては武隈投手、増田投手以外は及第点以下と課題だらけの内容でした。もっと失点してもおかしくなかったと思います。

【野手陣】

今日の有原投手は状態が悪く、コントロールがイマイチなら変化球のキレもイマイチ、さらに宇佐見選手とのバッテリー相性もイマイチ、と全体的にイマイチな投球内容でした。そんな有原投手から、今日であれば5点は取りたかったところですが、結果は3得点のみでした。さらに今日は16安打で5得点など、得点効率も悪かったです。敗因は5,6,7番が酷すぎたことですが、ここは選手個人を振り返っていきます。

・金子侑司選手

ほぼ渡邉選手のエラーみたいな内野安打もありましたが、今日は全体的に強い打球が打てていました。得意の高いバウンドの内野安打からの盗塁など、1番打者としての長所を十分に発揮出来たと思います。

・源田選手

初回に三遊間への流し打ちで1安打でしたが、チャンスで空振り三振やボール球を打ってのゴロなど、微妙な結果でした。

・森選手

今日は全てにおいて絶好調でした。執拗なインコース攻めを攻略してのヒットやサードガラ空きの守備シフトで見事にサードを狙ってのヒットなど、森選手のバッティングセンスの高さを発揮した猛打賞でした。さらに守備でもキャッチャー前のボテボテのゴロを完璧に処理したり、走塁でも1塁から全力疾走でホームに生還したりなど、文句のない活躍ぶりでした。

・山川選手

森選手に続いて絶好調でした。本塁打は出なくても今日はミート力の高さでチャンスで打ちまくって3安打3打点でした。強振しなくてもしっかりセンター後方や左中間に打球が飛んでいたので、全く問題ない状態です。

・外崎選手

良かったのは4打席目の流し打ちと2回の満塁のピンチでの併殺打だけ、今日打線をぶった切った戦犯的ポジションです。明らかにスイングに元気がなく、さらにボール球もちっとも見極めていないので、ど真ん中や明らかなボール球を空振りしたりバットに当てただけのゴロだったりと、最悪な状態です。いくら練習試合とはいえとても5番を任せられる状態ではないので、打順を下げた方がいいでしょう。

・中村選手

四球以外はゴロ2つ、全く打球が上がらずにバットにかすってばっかりです。練習試合なのでゆっくり状態を上げていけばいいですが、今の状態なら佐藤龍世選手を起用してみたいという気持ちもあります。

・スパンジェンバーグ選手

既にハズレ臭漂う4打数無安打3三振。インハイ、アウトハイが見極められずに強振と思いきやど真ん中は見逃し、やっぱり外角はバッティングが崩れたりなど、これでは2軍若手選手以下です。守備もフライの追い方が危なっかしいなど、2軍調整が必要なレベルです。フロントは今からでもいいので、新外国人野手のリストアップを始めるべきです。

・栗山選手

森選手同様に相手守備シフトの裏を突くヒットで1安打でした。状態は特別良いというわけではないですが悪くはないので、消去法ですが5番においていいかもしれません。

・木村選手

流し打ちで1安打打ちました。控え外野候補が猛アピールしているので、木村選手も負けてはいられません。

・川越選手

チャンスで低めの変化球にうまく対応して、センターへの犠牲フライを打ちました。

・鈴木将平選手

続くチャンスではカーブを外野まで運んでタイムリーヒットを打ちました。昨年であればおそらくセカンドライナーだったかもしれませんが、確実に成長の跡が見れるバッティングだったと思います。

・呉選手

無安打でしたが、山川選手の代走から川越選手のライナー性の打球で、三塁からタッチアップを成功させました。おそらく山川選手のままでは犠牲フライは成立しませんでした。これまで山川選手に代走はなかなか出せませんでしたが、この役割を呉選手が担えるのであれば、今後は作戦の幅が広がるかもしれません。

・柘植選手

代打から初球を打って投手強襲の内野安打を打ちました。