ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

過去のドラフトを振り返ってみよう—2014年—

【2014年ドラフト指名】


◯1位 高橋光成 投手 前橋育英高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 15年〜

61試合 24勝24敗 345回 246奪三振 防御率4.25

⚪︎ランク:D



あくまでも現時点での数字の評価です。ここから評価が上がるのは間違いないでしょう。

1年目から彗星の如く現れて、途端に5勝を挙げる活躍をしました。この時点から早くも先発の柱としての期待が一気に高まりました。

しかし、2年目以降は伸び悩みました。これは高橋光成投手の責任もなくはないですが、最大の戦犯は無能極まりない潮崎さんが高橋光成投手の才能を潰しかけたことでしょう。2年目から潮崎さんが現場介入した途端に高橋光成投手を頑なに自分の側に置きたがり、その年はどんなに打たれても1軍から遠ざけることなく、最後は中継ぎにしてまでも投げさせようとする横暴ぶりを見せつけました。結果的に潮崎さんが現場にいた3年間は9勝16敗と大きく負け越す形になりました。昨年の昭和バカ采配の小野さんが平井投手を頑なに酷使し続けて最後はボロボロにしたことが新しいですが、高橋光成投手と潮崎さんの関係性もこれにほぼ似た形だと思います。

そんなこんなで遠回りしましたが、潮崎さんがフロント入りした途端に先発として覚醒し始めて、昨年はようやくプロ初の二桁勝利に到達しました。ここから飛躍が期待出来るエース候補の投手です。現時点ではD評価ですが、潜在能力的にはA評価までは余裕で辿り着けると思います。これからに期待です。





◯2位 佐野泰雄 投手 平成国際大 左投左打

⚪︎1軍通算成績 15年〜

72試合 6勝5敗2H 133.1回 69奪三振 防御率4.52

⚪︎ランク:D



こちらも高橋光成投手同様に暫定評価ですが、今後の伸び代を見ても、よくてC評価までですかね。

左膝半月板の手術を乗り越えて、昨年はキャリアハイの44試合登板しました。しかし、入団後から相変わらずの空気の読めない投球は一向に変わる気配がないので、もはや佐野投手の代名詞になりつつあります。安定性は基本的になく、真っ直ぐやスライダーも奪三振がなかなか取れないので、一流ポジションはなかなか難しそうです。

とはいえ、昨年みたいに便利屋としてであれば、一定の活躍はあり得ます。先発もロングリリーフも出来る佐野投手は、西武ライオンズでは貴重なリリーフB班に変わりないので、あと数年同じような活躍をし続ければ、最後はC評価まで到達する可能性はあります。





◯3位 外崎修汰 内野手 富士大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 15年〜

477試合 416安打 57本塁打 214打点 85盗塁 打率265

⚪︎ランク:A



富士大選手の野手代表格ですね。辻チルドレンの代表選手であり、育成に大成功した野手の筆頭株です。

田辺政権では最初はショートでした。その後はユーリティー性を活かして、様々なポジションを守っていきました。田辺政権下では育成の種まきは行いましたが、その成果が現れることはありませんでした。

花開いたのは辻監督就任後でしたね。17年には当時の田代選手、木村選手等と一緒に結果が出なくても我慢強く起用していき、最終的には10本塁打、23盗塁の成績を残しました。さらに翌年は外野手として一気に飛躍して、打率287、18本塁打、25盗塁とレギュラーとして遜色ない成績を残し、富士大躍進に一躍買う結果にもなりました。

さらに昨年からは裏切り者の穴を埋めるべく、セカンドにコンバートします。春先は苦しみながらも徐々に慣れてきてから成績を残して、今後はセカンドレギュラーとしての期待が高まります。これだけ活躍しながらも、未だに個人タイトルがないというのが不思議です。一番近いタイトルはゴールデングラブ賞ですから、エラーを減らして確実にタイトルを手にしたいところです。





◯4位 玉村祐典 投手 敦賀気比高卒 右投右打

⚪︎1軍通算成績 15〜18年

1軍出場なし

⚪︎ランク:E



高校卒業後に1年浪人してからドラフト指名されたという、ちょっと変わった選手でした。当時は隠し球として陰ながら囁かれていました。

しかし、隠し球とか関係なく、完全に実力不足でした。1軍出場のないまま戦力外となり、この年のドラフト指名では唯一の退団選手となってしまいました。今は社会人野球で現役選手として続けているみたいです。





◯5位 山田遥楓 内野手 佐賀工高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 15年〜

18試合 3安打 1本塁打 2打点 打率103

⚪︎ランク:E



個人的には現地で見たプロ初本塁打が未だに印象に残っているんですよね。このまま埋もれて終わって欲しくない選手です。

18年に現地観戦した試合でまさかのプロ初本塁打からのまさかの熱男のポーズで色々と混乱してしまったのが懐かしいです笑。昨年はもう少し結果を出すと思いましたが、昨年のキャンプ時から大型扇風機状態で空振りのオンパレードで1軍にすら行けず、偶々源田選手の負傷によるチャンスが回ってきた程度でした。

守備力は森越選手よりも確実に安定しているので、あとは如何にしてこの大型扇風機を改善するか否かでしょう。やはり現地でプロ初本塁打を見てしまった立場としては、確実性もですが、もう一度本塁打からの獅子男のポーズを待ち望んでいます。





◯育1位 戸川大輔 外野手 北海高 右投左打

⚪︎1軍通算成績 15年〜

10試合 4安打 1本塁打 1打点 打率174

⚪︎ランク:E



育成指名ながらも、今年までしぶとく生き残り続けています。

昨年はプロ初本塁打を打ち、僅かながら可能性が感じられました。しかし、その一方で守備力が高校生以下というとんでもないレベルの低さであることも判明して、これでは3割打ったとしてもスタメンは到底無理であることが判明しました。

そんな中で、戸川選手は今年からファーストコンバートを視野に入れた起用が始まりました。ファーストはレギュラークラスに山川選手、メヒア選手といった超重量級がいる一方で、控えは手薄になっています。今後生き残るためにも、このファーストの控えの座を確保できるか否かが鍵を握りそうです。





ドラフト総評:D

これで確定ではなく、今後評価が上がる可能性は高いです。高橋光成投手がエースにまで成長して、佐野投手がリリーフB班でそこそこ投げて、山田遥楓選手か戸川選手が1軍控えの座を確保出来れば、B評価までは十分に可能性があります。この年のドラフトは指名から5年が経過していますが、まだまだ正式な評価は出せませんね。





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