ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

過去のドラフトを振り返ってみよう—2016年一

これ以上振り返るとあまりにも最近すぎるので、振り返る年はここで一度ストップします。あとはさらに遡れるまで遡って振り返るか、いっそのこと他球団のドラフトも振り返って、西武ライオンズのドラフトと比較してみるか、何かしら考えることにします笑。



【2016年ドラフト指名】


◯1位 今井達也 投手 作新学院高 右投右打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

38試合 12勝14敗 214回 170奪三振 防御率4.50

⚪︎ランク:D



ポテンシャルならS評価まで辿り着ける素質があります。まだまだこれから伸び代のある選手です。

甲子園で優勝投手となり一躍有名になりました。高橋光成投手は1年目から5勝挙げたのに対して、今井投手は怪我などもあり、1年目は1軍登板なしでした。さらにこの年のシーズンオフに、未成年でありながらもパチンコ店でスロットを打ちながら喫煙している写真をバッチリ撮られてしまい、謹慎処分を食らう赤っ恥をかきました。

しかし、ここで潰れなかったのは相内投手と明確に違いました。私が現地観戦した禊のプロ初登板となったヤクルト戦で6回1失点と好投してプロ初勝利、この年は5勝を挙げ、翌年は不安定さを露呈しながらも、ほぼシーズンフルで投げて7勝を挙げました。

まだフォームが安定せずに持病の腰痛に苦しんだり、援護した直後に援護点全て吐き出すポンコツ投球、四球の多さやストレートのシュート回転など課題は山積みですが、私が現地観戦した試合でのストレートの剛球は非常に印象に残っています。安定して奪三振が取れるようになれば、一気に飛躍する可能性があります。高橋光成投手と共に、ドラ1で先発エースの座を確立してもらいたいです。





◯2位 中塚駿太 投手 白鵬大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

3試合 2.2回 4奪三振 防御率20.25

⚪︎ランク:E



この時点のドラフトでは暫定評価が多い中、中塚投手のE評価が覆ることはほぼほぼないと思います。

恵まれた体格から本来は今井投手並みの剛速球を期待したいところですが、それが全く体重が乗らないただのスピードだけの棒球にしかなっていません。18年の日本ハム戦での8点差大逆転サヨナラ勝ちの試合がありましたが、最後に失点したのは中塚投手でした。2軍でもコントロールがなさすぎてノーコンですので、全く期待が持てません。

個人的に気になった投手の1人に、3月の練習試合で登板した日本ハムの長谷川投手がいます。長谷川投手が育成3位指名であるのを見ると、なんで中塚投手がドラ2なのかと。。。これは過去のドラフトを振り返ってもかなり納得のいかない指名になりそうです。





◯3位 源田壮介 内野手 トヨタ自動車 右投左打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

421試合 468安打 9本塁打 155打点 101盗塁

⚪︎獲得タイトル

・新人王(17)

・ゴールデングラブ賞2回(18,19)

・ベストナイン2回(18,19)

⚪︎ランク:S



1年目から新人フルイニング出場、3年間ほぼ休まずに試合に出場し続けてこの数字ですから、これはもうS評価でいいと思います。

元々は守備力に定評がありながらもバッティングはあんまりという評価でしたが、なによりも源田選手の成長曲線が他の選手と桁違いでした。開幕戦で9番ショートでスタメン出場してから数試合後に、当時のヘッドコーチの橋上さんの進言で、まだ実力不足の源田選手を秋山選手の次の2番打者に起用します。これが源田選手を飛躍させる大きな転機になり、秋山選手の打席での配球を徹底的に目の前で学んだ源田選手は日に日にバッティングが急成長して、1年目で打率270、155安打という1年目としては文句なしの好成績で新人王のタイトルに輝きます。3年間で打率は常に270台をキープして、盗塁も30台、三振とエラーは昨年大きく減らして、2年連続のゴールデングラブ賞&ベストナイン受賞、UZRは3年連続+二桁を楽々記録するなど、球界を代表するショートの選手にまで成長しました。

中島以降ショートのレギュラー不足を解消し、さらに乃木坂の衛藤さんと結婚してアイドルオタクを発狂させて笑、プロ野球選手を目指す子供たちにプロになればアイドルと結婚出来るかもしれないという変な希望を与えたり笑笑、西武以外にも多方面に影響を与える結果となっています。キャプテンとなった今年もさらなる活躍が期待されます。





◯4位 鈴木将平 外野手 静岡高 左投左打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

16試合 4安打 1打点 1盗塁 打率154

⚪︎ランク:E



まだ1軍の実績はないですが、レギュラー候補の1人です。ここからの結果次第では、B評価も可能性はあると思います。

2軍では打率3割を残したので、もう2軍での経験は十分でしょう。あとはこれから外野手レギュラー争いを制するか否かです。売りの足を活かすためにも、打って選んで塁に出ることが重要になってきます。愛斗選手みたいに2軍の帝王で終わってしまってはいけません。





◯5位 平井克典 投手 ホンダ鈴鹿 右投右打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

187試合 10勝5敗61H 180.1回 162奪三振 防御率3.19

⚪︎ランク:A



個人的心情としてはもうS評価あげたいぐらいなんですけどね。もう一年セットアッパーとして結果を残したらS評価だと思います。

3年間で187試合です。単純計算だと、年間62〜63試合投げていることになります。これは平井投手が凄い以前に、指導者に恵まれなさすぎです。昨年の昭和バカ采配の最大の被害者であり、よく怪我せずに81試合投げたと寧ろ怪我しなかったことが凄いです。実際はCSでは肉離れ状態で投げていたみたいですけど。

今年のオープン戦の状態を見てちょっとヤバいかなと思いましたが、不幸中の幸いなこととして、シーズンが延期になったことでしょう。ここで無理をせずにしっかり本来のコンディションに戻して、1年でも長くセットアッパーとして活躍することを念頭に置いてもらいたいです。





◯6位 田村伊知郎 投手 立教大 右投右打

⚪︎1軍通算成績 17年〜

22試合 26.2回 15奪三振 防御率6.08

⚪︎ランク:E



主に敗戦処理などのリリーフB班としての起用が多いですが、なかなか結果が出ていません。

カットボールとシュートで打ち取るタイプですが、中継ぎとしてはなかなか難しい部分があります。より変化球の精度やコントロールを上げないと、結果が出てこないでしょう。中塚投手ほどではないにしても、ここからの伸び代はやや苦しい印象があります。






ドラフト総評:C

ドラフト指名から3年経ちましたが、既に源田選手と平井投手はチームの顔として大活躍しています。他の4選手は全員現役ですが、伸び代が期待されるのは今井投手と鈴木将平選手です。どちらかが結果を出せばB、両方結果を出せばA以上は確定です。仮に中塚投手や田村投手がここから番狂わせを起こせば、文句なしのS評価になります。この年のドラフトはこれからが楽しみな一面があります。






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