ライオンズファンの野球観戦日記

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サイコパス1番起用視点を考えてみる

結局今日の選手公示で西武の抹消選手はなし、このチーム状況で入れ替えせずに明日から楽天6連戦に挑もうとする神経は正気ではありません。やはり辻監督が完全に狂気に駆られているとしか言えませんね。




そんな中で、今日は辻監督が頑なに変えようとしない1番スパンジェンバーグ選手について考えてみようと思います。


皆さんがどう思いか分かりませんが、少なからず個人的には1番スパンジェンバーグ選手は絶対にないという考えです。



まず、個人的に考える理想の1番打者についてです。




①.出塁率が高い

仮に打率250で出塁率350のA選手、打率280で出塁率300のB選手の2人から1番打者を選べと言われたら、個人的にはA選手を選びます。1番打者というのは初回の先頭打者の立ち位置、さらにはチーム内で一番多く打順が回るポジションです。当然ながら27アウトで9回が終わる野球において多少打てなくても出塁すればアウトカウントは増えずにチャンスが広がります。この出塁率の項目は1番打者を選ぶ上で一番重要な項目だと思っています。目安は理想は出塁率380、最低でも出塁率350は欲しいです。



②.初球凡退、3球三振しない

当然ながら回の先頭打者、チャンスメイクのきっかけの役割が多くなる1番打者ですが、ここで先頭打者や一番打席が多く回るところで初球凡退とか3球三振なんかやられたら、相手投手陣を大いに助けるだけになってしまいます。例えばアウトになるにしても10球粘って相手投手のスタミナを消耗させる、進塁打を打って次の打者に繋げるなど、意味のあるアウトをどれだけ増やせるかも重要になってきます。



③.走れる

当然足が速い方がいいです。出塁出来れば足で相手投手を揺さぶることが出来ます。そうすれば相手バッテリーもある程度球種を絞らなければいけませんし、盗塁も出来ればシングルヒットを長打にすることが出来ます。盗塁失敗したらヒットがアウトと同じになるだけですが。次が中軸に回るという意味でも走塁能力が高ければ色々と得することは多いです。



④.打率

一番最初に出塁率重視と言いましたが、さすがに出塁率400だけど打率200の選手を1番起用するかと言われたら、考え直してしまいます。出塁率は非常に重要とは言っても、出塁だけで全く打てないとなると本当に四球しか期待出来なくなってしまいこれでは作戦の幅も狭まってしまうので、ある程度は打力のある選手でなければいけません。





この4つの項目を、各選手に当てはめてみたいと思います。まずは個人的に1番にするべきと主張している外崎選手、栗山選手、さらに昨年まで1番打者だった秋山選手、そして個人的に理想的な1番打者だと思っている日本ハムの西川選手です。評価は◎、◯、△、×の4段階です。



・外崎選手

①◯、②△、③◎、④◯


・栗山選手

①◎、②◯、③△、④◎


・秋山選手

①◎、②◎、③◯、④◎


・西川選手

①◎、②◎、③◎、④◯




こう見ると、やっぱり秋山選手は素晴らしい存在でした。秋山選手の穴の大きさは痛感していましたが、いなくなってすぐに埋まる存在ではないですね。

そして西川選手は本当に1番打者としての才能は高いと思います。弱肩と非力な点、さらに今年は途中交代や指名打者出場、さらにこの前の試合で一塁走者でバントの時にスライディングせずにセカンドアウトになるなど、どこか痛めている可能性もあるのでメジャーは厳しいでしょうが、日本ハムとしては西川選手は国内移籍はさせずにガッチリ複数年契約を結ぶべきでしょう。



現時点で1番打者になれそうなのは外崎選手、栗山選手です。外崎選手は今は率も低くて結構初球凡退とかやらかしますが、調子が戻れば1番打者としてもやっていけなくはないです。総合的な能力を考えると、1番外崎選手が一番しっくりくると思っています。

栗山選手は出塁率は圧倒的なので、2000本安打の兼ね合いを考えても1番にして1打席でも多く回したいのが本音です。なぜこれだけの出塁率を記録している栗山選手が下位打線なのか、これは辻監督の1番の人選から考えてみます。



次は辻監督がこれまで1番打者に起用したスパンジェンバーグ選手、鈴木将平選手、金子侑司選手を見ていきます。



・スパンジェンバーグ選手

①×、②×、③◎、④△


・鈴木将平選手

①×、②△、③◯、④△


・金子侑司選手

①△、②×、③◎、④×




鈴木将平選手に関してはまだまだこれからの選手で将来的には1番打者になってもらいたいと思いますが、このチーム状況で鈴木将平選手も不調になっているので、鈴木将平選手を1番にするのは今ではないと思います。

そしてスパンジェンバーグ選手、金子侑司選手は出塁率が圧倒的に足りず、スパンジェンバーグ選手は四球を選ばずに深刻三振となり、金子侑司選手は打率も圧倒的に足りずに初球凡退とか平気でやらかすので、この2人は本来であれば1番打者の人選に残っている事自体がおかしなことです。




ここで私目線ではなく、辻監督目線で見てみます。辻監督1番打者は共通して走れる選手を起用しています。日本ハム戦では1試合だけスパンジェンバーグ選手が初回先頭打者ヒットで出塁してから盗塁してチャンスメイクしました。あくまでも憶測の話ですが、辻監督は最優先事項で走れる選手、出塁してすぐに盗塁を仕掛けられる、走塁能力で勝負出来る選手にかなり強い拘りを持っているのではないかと推測します。



そうすると出塁率4割超えの栗山選手を1番から除外する理由も納得しますし、一応はスパンジェンバーグ選手以外にいないという辻監督発言も筋は通ります。外崎選手に関してはここまで来ると1番打者じゃなくて中軸の選手として起用したい意向が強いのかもしれません。



ただね、この走塁能力重視はいいにしても、そもそも出塁出来なければ何の意味もないんです。昨年あれだけ得点出来たのは秋山選手の非常に高い出塁率があったから、西川選手だって高い出塁能力があるからこそ、その高い走塁技術を活かして不動の1番打者に君臨していると言えます。



スパンジェンバーグ選手は日によっての波が凄まじく、1日に猛打賞すればその次の日に猛三振も平気でするので、毎日が1番ギャンブルみたいな賭け事に出ている形になってしまっています。走塁能力は非常に高いと思いますが、出塁出来ていないせいでその能力が宝の持ち腐れになっています。本人も基本が見極めずに振っていくスタイルを貫いているので、それであれば下位打線に置いた方が打線として厚くなるはずです。




とりあえず私の目線と辻監督の目線が違うのが明確なので、今後も1番スパンジェンバーグ選手は否定していきます。どうせ明日も1番スパンジェンバーグ選手でしょうから、毎日がギャンブル感覚で1番打者が機能するか否かを見ていかないといけません。




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