3-1で勝利です。内容には不満があるにしても、高橋光成投手の力投には拍手を送りたいです。

【投手陣】

・高橋光成投手

1回

三者凡退。福田選手初球でサード正面のサードゴロ、安達選手の打球はセンター正面のところを金子侑司選手のナイスキャッチと守備の好プレーが光りました。

2回

吉田正尚選手にヒット、T-岡田選手にど真ん中のフォークを打たれてフェンス直撃のタイムリー二塁打で失点、さらにセンターフライで3塁進塁、ロドリゲス選手に四球(これはチキンです)で1アウト1,3塁のピンチになりますが、ここで西浦選手、若月選手をフォークで連続三振に抑えます。崩れかけましたが下位打線に助けられました。

3回

三者凡退。安達選手は外のカットボールで見逃し三振、宗選手は150kmのストレートで空振り三振に抑えました。

4回

鬼門の打順でしたが三者凡退。吉田正尚選手をセンターフライに打ち取り、T-岡田選手をカットボール、中川選手をフォークで連続三振に抑えます。

5回

三者凡退。若月選手はあわや四球でしたが5球目の外低めのストレートを大甘ストライク判定に助けられました。

6回

先頭の福田選手にヒットを打たれ、送りバントと宗選手への死球で1,2塁のピンチに。ここで吉田正尚選手をストレートでサードゴロ、T-岡田選手は初球のカットボールを打ち上げてもらってライトフライでこのピンチを0に抑えました。ここはよく踏ん張ったと思います。

7回

1アウト2塁のピンチとなりますが西浦選手はフルカウントから外低めギリギリにストレートを決めて見逃し三振、若月選手はフォークでショートフライに打ち取りました。この直後に打線が勝ち越して、ようやく白星を挙げることが出来ました。

今日はカットボールがよく決まっていて、ストレートやフォークとの相乗効果を生むことが出来ました。ところどころで四死球を出してチキンメンタルを発動しかけましたが、打順にも助けられて1失点で乗り切りました。元々投げている球自体は悪くないのですから、本来であれば山本由伸投手とも互角に張り合える力は持っています。これが続かないのが今年の高橋光成投手なので、次の試合が大事になってきます。

・ギャレット投手

先頭の福田選手にヒットを打たれ、2アウトから吉田正尚選手にライト前ヒット、代走佐野選手が盗塁で2,3塁のピンチになります。ここでT-岡田選手でしたが最後はSFFで空振り三振、カウント1-2からボール球の変化球を連続で空振りしてくれて助かりました。

無失点とはいえ一打同点のピンチ、安達選手と宗選手に打たれたゴロも味方の好守備に助けられたもので、ストレートで粘られているのを見ると今後に不安です。場合によっては平良投手と交代なども視野に入れておくべきでしょう。

・増田投手

2アウトから伏見選手に二塁打を打たれますが、小田選手をレフトフライに打ち取り試合終了です。

【野手陣】

山本由伸投手から先発全員三振を喫しました。今日の山本由伸投手はカーブをはじめ変化球がよく曲がっていたので三振が増えるのは多少仕方ないにしても、4度も先頭打者(うち3度は二塁打)を出したのに相手のエラーによる1得点のみ、これは猛省しないといけません。特に山川選手とメヒア選手は酷い三振ばかりでしたので、今後は山本由伸投手先発時はベンチスタートも検討しないといけません。

そんな中でロドリゲス選手のトスミス、まだ投げれたはずの山本由伸投手を下げてど真ん中ばっかりのヒギンス投手に継投させて点を取られ、伏見選手が控えていたにも関わらず7回のチャンスで西浦選手、若月選手で特攻するなど、オリックスの采配もなかなかに酷いものでした。やはり最下位にいるだけあって、采配ミスは自滅に助けられた部分も大きかったです。

・鈴木将平選手

初回先頭打者で初球のストレートを捉えてますがサードゴロ、内容は悪くなくても初回先頭打者でこれをやると相手投手を助けるだけです。そしてこれをチャンスの場面でやってもらいたいです。やはり早打ちと低めの変化球に手を出すのが悪い形で出た無安打でした。

・源田選手

最後の四球のみの出塁、調子が良ければ抜けるはずの三遊間への打球も全部ショートゴロでした。森選手と打順を入れ替えてもいいかもしれません。

・外崎選手

4安打2二塁打で実質先頭打者的な役割をしました。山本由伸投手の外のストレートを完璧に捉えることが出来ていたのが外崎選手でした。

・山川選手

山本由伸投手の緩急に惑わされまくって完敗、相性も重なって酷い有り様でした。8回にチャンス拡大のヒットを打ちましたが、9回に打ち損じては4番の仕事は出来ていません。

・栗山選手

詰まらせれた打球ばかりでチャンスで凡退し続けました。さすがに守備につかせると疲労も増すので、明日は休ませてもいいかもしれません。

・メヒア選手

山川選手以上に好き勝手ぶんまわして山本由伸投手相手に3三振しましたが、8回のチャンスで決勝点となるタイムリーヒットを打ちました。そろそろメヒア選手も4打席の中での集中力が落ちはじめているので、ここは要注意です。

・森選手

山本由伸投手から2安打、状態が確実に上がっていっています。もう少しで2番に上げていいかもしれません。

・スパンジェンバーグ選手

ファーストゴロで全力疾走で相手のミスを誘いました。やはり足があるだけに連携でミスを誘いやすいです。守備もサードの方が深追いは相変わらずでも守れてはいるので見ていてストレスが少ないです。

・金子侑司選手

ワンバウンドの変化球をサード頭上のヒットというイチローさん並みの芸術的バッティングを見せました。守備でもライナー性の打球に好反応を見せて高橋光成投手を助けました。

田嶋投手もこれまた厄介な投手ですが、今日みたいに中継ぎ勝負にすれば勝機は見えてきます。打てないにしても田嶋投手を早く降板させる為の対策はしてもらいたいです。そして榎田投手はしっかり自分の持ち味である内と外の変化球で投げてもらいたいです。

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