ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020チーム振り返り 投手編

個人成績を振り返る前に、まずはチーム成績を振り返ります。まずは投手編です。

※データで楽しむプロ野球さんからデータ拝借しました。




【2020チーム投手成績】

防御率4.29(6位) 先発防御率4.87(6位) 中継ぎ防御率3.48(3位) 90HP(3位) 35S(1位) 764奪三振(6位) 1010被安打(1位) 106被本塁打(4位) 477与四球(1位) 53与死球(2位) 543失点(1位) 500自責点(1位) 1完投1完封(6位) 被打率249(1位) QS率33.33%(6位) WHIP1.42(6位)





今年も昨年同様に軒並み酷い数字が並んでいます。先発と中継ぎに分けて見ていきます。




【先発】

先発防御率は最下位で二桁勝利投手は0人、最終的にエース級の活躍をしたのが夏場から覚醒した高橋光成投手ですが、高橋光成投手もまだ好不調の波が激しく8勝8敗、防御率3.74と貯金を稼げる投手にはなりませんでした。次いで松本航投手がフォームを戻してからストレートが改善されて6勝7敗、防御率4.37と昨年とほぼ同じですがストレートが良ければソフトバンク相手に7回無失点と好投するなど、今後の伸び代含めてこの2人が今年のローテーションの柱となりました。



その一方で開幕投手のニール投手が連続勝利記録を途切れさせて6勝8敗、防御率5.22と昨年より大きく数字を下回り、今井投手はもう振り返りたくない醜態晒しで来年以降にも暗雲を感じるノーコンぶりでした。この2人が計算外になったこと週2試合分の勝率が大きく下がることになりました。



その他では開幕直後は與座投手、終盤に浜屋投手が先発ローテーションに入りました。2人とも来年はどれだけ長く1軍ローテーションを守り通せるかが鍵を握ります。



ベテラン枠では内海投手1勝、十亀投手1勝(ロングリリーフの白星)、榎田投手1勝ともう少し白星が欲しかったです。さらにノリン投手、本田投手も1勝で終わってしまい、先発5,6番手がかなり手薄になってしまいました。




こうみると確実に勝てるという二桁勝利先発がいない、ローテーションで5,6番手が勝てなすぎ、そして3,4番手に位置するニール投手、今井投手が大きく期待を裏切る結果だったので、これでは大型連勝をするのは絶対に不可能だということが分かります。




【中継ぎ】

今年3位に入れた、楽天より上に行けたのは紛れもなくリリーフの尽力のおかげです。今年ほど頼もしい中継ぎ陣はいませんでした。




特に勝ちパターンです。1点差試合25勝11敗と圧倒的な勝率を誇ったのは森脇投手、平良投手、増田投手の3人がいたからです。森脇投手は失投が大きく減り平良投手は圧倒的な奪三振能力で2人とも防御率1点台、増田投手は終盤は増田劇場で心臓に悪い展開ばかりでしたがそれでもなんやかんやで防御率2.02、無敗でセーブ王のタイトル獲得は評価出来ます。3人合わせて13勝1敗、この勝ちパターンだけで貯金12している計算になります。



それ以外でも1年目ながら火消し役で防御率以上の役割を果たした宮川投手、ビハインドとして終盤は安定した投球だった小川投手、シーズン前半はセットアッパーとして7月防御率0だったギャレット投手、同じく序盤は勝ちパターンでその後は先発やらロングリリーフやらで便利屋となった平井投手、敗戦処理として防御率3点台で投げ切った田村投手など、中継ぎに関しては本当に層が厚くなりました。



この中継ぎの整備を行い、そして勝ちパターンも終盤疲弊しながらも最後まで崩壊は防いで投げ切り、リリーフ管理を行った豊田コーチにも本当に感謝しかありません。




【首脳陣】

豊田コーチには来年以降もよろしくお願いしますですが、やはり辻監督と西口さんには己のサイコパス、シリアルキラーを発動してCSを逃したことは猛省しないといけません。



先発起用に関しては頑なに榎田投手、十亀投手、本田投手を1軍先発から遠ざけました。この3人に対する信頼が低いのでしょうが、少なからず楽天戦で1回持たずにKOした今井投手よりは絶対に信頼は上です。こんな馬鹿げたことするバ監督とバカ投手コーチはどこを探しても辻監督と西口さんだけです。さらにこの3人が1軍で投げれるはずなのにも関わらずに不用意なブルペンデー多用して中継ぎに余計な疲労を溜めさせる一方でした。



やはり1,2軍の連携が今年もズタズタ、今年に関してはリリーフが良いからという理由で疲労ガン無視のブルペンデーが多発して、昨年81登板で昭和バカ采配の最大の被害者である平井投手を今年も便利屋として酷使しまくりました。



今年に関しては榎田投手は終盤は雨で流れた楽天戦で酷いコンディションの中で3回無失点、日本ハム戦で6回までノーヒット投球などしっかり投げれていますし、十亀投手もソフトバンク戦で炎上しましたが中盤では2軍で好投している試合も多数あり、本田投手は負けましたがロッテ相手に6回まで無失点、さらにロッテ相手に負けそうな試合が雨でノーゲームになるなど今年もマリンキラーは健在でした。先発投手がいないのではなく5,6番手に位置する投手を自己判断で2軍に幽閉させていたのが今年のサイコパス辻発彦でした。





【来年に向けて】

今年はリリーフのおかげで3位まで辿り着きましたが、まずリリーフは来年も勝ちパターンがしっかり安定するかです。増田投手のFA移籍は99%間違いなしなので、新クローザーをどうするかです。平良投手に先発希望がなければ来年はクローザー起用で森脇投手がそのままセットアッパーになりますが、この2人が100%来年も勝ちパターンとは限りません。この2人以外に宮川投手は防御率を改善してまずは7回、ギャレット投手が7月の輝きを取り戻せるか、さらに新戦力として田村投手が勝ちパターンに上がれるかどうか、来年もリリーフ勝負で勝てる中継ぎにしたいです。


あとはブルペンデーして次の日入れ替えなしで特攻とかまたアホなこともやらかしていたので、仮にどうしてもブルペンデーやるなら次の日は入れ替えを行うなど、毎度おなじみですが1,2軍の連携はまじめに行って下さい。




先発は個人的に期待していた多和田投手が来年育成再契約となったので、期待するは高橋光成投手です。今年は千賀投手、山本由伸投手などの大エース級に投げ勝ちました。来年は真のエースとして結果、内容が求められます。


さらに松本航投手はストレートだけでは勝ったり負けたりの勝率5割投手なので、ストレート以外の勝負球習得が求められます。ニール投手は今年のコントロールの甘さを改善しなければ来年で契約終了です。ここまでの3人は貯金を計算出来る力はあるので、来年は3本柱になってもらいたいです。


4番手以降は今年の反省をした前提で十亀投手、榎田投手、本田投手も2軍で好投したらしっかり先発起用すること、與座投手、浜屋投手は来年は長く1軍ローテーションを守り切ることが求められます。新戦力はあと2,3年したら渡邉投手、井上投手が活躍してほしいですが来年はまだ2軍でしょうから、そこは無理には期待しないでおきます。




投手陣全体に言えることは奪三振数が少なく与四死球が多いこと、これもここ数年変わらずですがもう少し奪三振数を増やすこと、そして何より無駄な四死球を減らさないと自滅の道を辿るだけになってしまいます。





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