ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020チーム振り替え 野手編

【2020チーム野手成績】

打率238(5位) 459打点(4位) 107本塁打(3位) 926安打(5位) 161二塁打(5位) 24三塁打(2位) 出塁率315(6位) 長打率374(3位) OPS689(4位) 得点圏打率243(5位) 479得点(4位) 411四球(6位) 44死球(4位) 85盗塁(4位) 盗塁成功率685(6位) 60犠打(6位) 27犠飛(4位) 代打率203(3位) 74併殺(5位) 59失策(2位) 956三振(1位)

※データで楽しむプロ野球さんより



今年は野手成績が大きく落ちてしまったことがチーム低迷を招いてしまった要因です。ポジション別に見ていきます。




【捕手】

昨年は森選手が首位打者を獲得して文句なしの活躍でしたが、今年はバッティングでは絶不調が長引き、それも影響してこれまで打撃面でカバーしてきた守備力の低さが露呈され、さらに一時期はスタメンマスクを被ると必ず負けるという疫病神に取り憑かれるなど、散々な結果で一時期はチームの足を大きく引っ張りました。


その中で控え捕手の岡田選手、さらにドラ5ルーキーの柘植選手が一時期は森選手の不調をカバーしてくれましたが、岡田選手はバントの出来る投手レベルのしょぼいバッティング、柘植選手は次第に守備のポカや後ろに逸らす失態が増えていき、結局は森選手が正捕手に戻りました。おそらく今年のベストナインも森選手かもしれませんが、首位打者になれる実力のある森選手が打率251、9本塁打38打点でベストナインになってもこれは評価に値しません。




【内野手】

昨年のレギュラーの山川選手、外崎選手、源田選手、中村選手が総じて成績を落としました。内野全体での攻撃力ダウンがかなり大きく響きました。


源田選手は最終的な数字は例年通りの数字になりましたが、内容は過去最低のものです。アウトの内容が非常にあっさりとしたものばかり、雑さに関しては山野辺選手に近いものがあります。得点圏打率229、21打点も上位を打っている選手としては不合格です。キャプテンとしてはだらしない内容だと言わざるを得ません。

外崎選手は夏場まではそこそこ打っていましたが、9月月間打率184と絶不調に落ち込みました。最終的に打率247と打率250にも到達しなかったのは外崎選手らしくないです。長打も17年以降最低の数字になってしまいました。

この2人のバッティングは及びませんでしたが二遊間の守備に関しては間違いなく12球団最強の二遊間です。今年のゴールデングラブ賞に関してはこの2人の受賞は間違なしです(これでセカンド浅村選手だったら投票したアホ記者の名前を全員公表して公開処刑にしてやるべきです)。



ファーストも山川選手が開幕直後は良かったもののその後は落ち込み、最終的には足を負傷しながらも強行出場を続けて終盤に登録抹消、シリアルキラー辻発彦の被害者となりましたが、背番号3をもらってこの不甲斐ない成績に終わった山川選手も責任重大の戦犯となってしまいました。

さらにメヒア選手も8月は良かったのですが9月から落ち込みました。落ちる変化球に我慢出来ず真ん中を打ち損じて加齢による影響も否定出来なくなってきました。

控えの呉選手も結果を残すのが遅すぎて、最後はファーストが誰もいないという状態になってしまいました。


サードも中村選手が状態が上がりきらずに死球で負傷して状態を上げるのが最終盤になってしまいました。その間はスパンジェンバーグ選手が一定の数字を残しましたが、守備面では好プレーがある一方で悪送球やファンブルなどのミスも連発など、ピンかパーみたいな守備でギャンブルサード守備となりました。

本来ならここで佐藤龍世選手でしたがあろうことかの道路交通法違反で今シーズンさようなら、ここでもサードの控えがガラガラになってしまいました。



内野の控えとしてはまず山野辺選手です。ロッテ戦では神がかった活躍でCSに向けてのラストチャンスを手繰り寄せましたが、セカンドでは外崎選手と勝負する以前の守備力の差が明確になり、サード守備は3割打っても許されないレベルの酷いレベルなので、結局スタメン起用が出来ませんでした。呉選手はファーストの守備固めとして1軍の控え確定でしたが、バッティングが2軍の帝王化して1軍で打つのが残り数試合になってからでした。

あとは山田遥楓選手が2軍では好調でしたが1軍ではほとんど出番がありませんでした。山田遥香選手はもう少しチャンスを与えるべき選手でした。





【外野手】

レフトは栗山選手がチーム全体で見ても孤軍奮闘して1年間頑張りました。バッティングでも勝負強さを発揮して2000本安打へ残り74本、守備も全盛期の輝きはないにしてもスパンジェンバーグ選手よりはマシで堅実なレフト守備もありました。

そしてもう1人のレフトがスパンジェンバーグ選手ですが、バッティングでは圧巻の三振王でしたがバッティングではそこそこな数字を残して下位打線としてはそれなりに機能しましたが、レフト守備はまともにフライを追えないは落球するは、捕ってから投げるまでが緩すぎなど、レフト守備不合格です。



センターは金子侑司選手でしたが最終盤にだけ1番打者としては及第点ですがシーズン通して打てない、出塁出来ない、盗塁出来ない、球際に弱いといった感じで1番打者、センターコンバート共に不合格です。


ライトは今年も木村選手でしたが、まあ予想通りの数字です。とりあえず木村選手がこれ以上伸びることはないというのが今年で確実に分かったことでしょう。



期待された若手選手でしたが、今年1年でレギュラーに到達する選手はいませんでした。その中で一時期1番センターとして活躍した鈴木将平選手は来年は本格的に金子侑司選手とレギュラー争いです。球際に強いセンター守備があるだけに、あとはバッティングと盗塁能力向上が求められます。

開幕前は外野手レギュラー争い1番手だった川越選手は長打力が魅力でしたが2本塁打、打率156とバットに当たらなすぎでした。強肩があるだけにせめて打率2割は打てないとスタメン起用は遠のいてしまいます。

その他高木選手、西川選手も出場機会は少なかったですが将来性のあるバッティングを見せてくれました。逆に数少ない右の外野手である愛斗選手は使われ方が不遇だったにしても、ロッテ戦での3球三振を見て進歩のなさに戦力外の道を想像してしまいました。




総じて主力が軒並み数字を落として若手の底上げも出来ず、そりゃチーム成績が落ちるのも当然というわけです。




【首脳陣】

辻監督と馬場コーチには改めて初回からのバントを控えてもらいたいです。今年は昨年よりはマシになったとはいえ、立ち上がりからのバント作戦は目立ちます。ここは橋上さんが良かった部分でもあり、簡単にアウトを献上して相手投手を助ける作戦は控えるべきです。本当は馬場コーチはサードコーチが適役ですが、辻監督希望のコーチなんで配置転換は無理でしょう。


そして今年は若手選手のレギュラーはありませんでしたが、今年も木村選手固定のライト起用はいい加減にするべきです。私が辻政権に未来がないと言っている最大の理由がこの木村選手固定起用です。どんな選手も多少はダメでも使い続けないと絶対に成長しません。内野はなかなか難しいですが、外野に関してはセンターとライトは固定する必要がありませんし、特に木村選手は打率231でレギュラー固定する理由が分かりません。本来であればここをもっと競わせるべきですし、川越選手も打率が低すぎますがもう少しライトでのスタメン起用が出来たはずです。金子侑司選手含めて、来年は本当に外野を競わせないと、若手選手のレギュラー獲得が出来なければ流出続きで本当に勝てない外野層になります。


さらに1,2軍の入れ替えも今年も全然行われず、最終盤になったようやく愛斗選手を起用したり山田遥楓選手はほとんど使わなかなったり、1軍昇格させた岸選手、西川選手は1試合もスタメン起用させずにそのまま2軍再調整させたり、何のための1,2軍入れ替えなんですかと突っ込みどころ満載でした。戦力ダウンが避けられない以上はその被害を最小限に食い止めるためにも、1,2軍の戦力をフル活用出来なければ戦力は落ちる一方です。投手野手含めて、今年も1,2軍の入れ替えは悪かったです。



野手のコーチ陣も黒田コーチが及第点ぐらいで、あとは全員アウトです。阿部さんに至ってはノーコン投手や劇場型投手相手に早打ち指示出す大バカぶりを露呈して1年じゃ判断出来ないと言って来年も打撃コーチとか渡辺GM含めてアホとしか言いようがありません。秋元コーチも1軍バッテリーコーチとしては実力不足を感じる1年でした。小関コーチは今年のチーム盗塁数、盗塁成功率が劇落ちしているのを見れば、佐藤コーチが走塁コーチとして機能していたかは明白です。金子侑司選手の盗塁が落ちたのも小関コーチの責任もあります。





【来年に向けて】

まず、本来主力である選手は来年は挽回して今年ダメだった分打つことです。特に森選手、山川選手のタイトルホルダーコンビは今年ダメだった原因は2人のバッティング面が大きく影響しているからです。来年は2人が3,4番として年間通して打線を牽引する覚悟で挑まないといけません。



ベテランである栗山選手、中村選手も頑張ってもらいたいですが、栗山選手は今年みたいにレフト、指名打者、休養を兼ね合わせて2000本安打を達成してもらうとして、中村選手は来年は本格的にサードの後継者を決めないといけません。ドラ1渡部選手は個人的に1年目からレギュラーだとは思っていません。スパンジェンバーグ選手のサードはあくまでも応急処置だけに、日本人選手から中村選手の後継者を探さないといけません。候補は山田遥香選手、守備を徹底的に鍛え上げた条件で山野辺選手ですが、ここはあえてコンプライアンスガン無視で育成契約を免れた佐藤龍世選手も候補に入れておいてやりましょう。佐藤龍世選手は次はないと思って改心しなければ来年でさよならです。



外野も競わせる前提ですが、ここで辻監督がセンター金子侑司選手、ライト木村選手固定にした時点で来年はBクラスです。仮に競わせてこの2人がレギュラーに相応しい数字を残してのレギュラーであれば異論はありませんがそれは絶対にないので、逆に2人には危機感を持ってもらいたいです。

そして若手選手も来年こそはレギュラーになる覚悟でいてもらわないと、チームの浮上はありません。個人的に期待している選手は鈴木将平選手、高木選手、西川選手です。もちろん私の予想を覆して愛斗選手がレギュラーになってくれればこの上なく嬉しい誤算ですが、とにかく次の世代を担う選手が出てこなければ、常勝軍団を築くのは不可能です。



あとは外国人選手ですが、暗黒期を支えた功労者ながら衰えが目立ち始めたメヒア選手、長短所はっきりしているスパンジェンバーグ選手2人だけでは心細いです。スパンジェンバーグ選手はレフト守備は二度とやらせたくないので、扱いは内野手として見るべきです。おそらく外国人野手の補強なく、辻監督もスパンジェンバーグ選手のレフト起用を考えているでしょうが、やはり外野を守れる新外国人外野手を補強するべきではないでしょうかね。





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