ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号4 山野辺翔

【2020成績】

53試合 打率233 64打席 60打数 14安打 3二塁打 17塁打 4打点 11得点 11三振 1四球 2死球 1犠飛 5盗塁 2盗塁死 2併殺打 出塁率266 長打率283 OPS549 得点圏打率214 4失策




シーズン最終盤に持っている男として、最後の希望を与えてくれたのが山野辺選手でした。




今年は1軍に帯同し続けましたが、基本は代走要員でした。たまにサードでスタメン出場とかありましたが、サード守備ではランダンプレーで逆に投げてホーム生還を許すなど根本的にあり得ないレベルの守備力で、スタメン出場出来ずにずっとベンチ要員でした。



それが外崎選手が不調になった最終盤のロッテ3連戦、山野辺選手がセカンドでのスタメン出場となり、ここで奇跡が起きます。初戦では9回2アウト2塁でセカンドフライかと思ったらまさにの交錯で落球、2戦目は文句なしの流し打ちで2試合連続のサヨナラ勝ちを呼び寄せて、3戦目では0アウト1塁の場面でファウルフェンスギリギリのフライをハンモックキャッチしてスタートを切った1塁走者もアウトで併殺、この3連戦ではヤマノベストと呼ばれるスーパープレーや類稀なる運の連発で、神っている男となりました。



しかし、この神っている男の活躍は長く続かず、バッティングもパンチ力はありながらも生産性のないアウトを量産、セカンド守備も外崎選手には遠く及ばない守備力ですぐにベンチ要員に下がって終わりました。




山野辺選手は力はありますが走攻守全てにおいて雑さが目立ちます。バッティングではパンチ力はありますが基本的に雑です。考えずに打っているタイプですが、それがハマればロッテ戦の活躍がある一方で、早いカウントから難しい球に手を出したり打ち損じたりで、結局は打率も出塁率も落としているだけになっています。

走塁に関しても2軍で盗塁王の走力はありますが、代走出場してからセンターへのライナー性の打球で飛び出して併殺になるなど、走塁の判断能力には疑問符が付きます。

守備は足が速いから守備範囲が広いはず、と思いきや守備範囲が狭いです。打球判断が鈍く、痛烈な打球は基本的にヒットです。山野辺選手がセカンドを守っている際に、外崎選手だったらと思うヒットが1試合に1個はあるくらいでした。もちろんハンモックキャッチなど好プレーもあれば凡ミスや外崎選手と比べられてしまう守備も多々ありました。




こんな感じに力はありながらも雑さが目立ち、さらに守備ポジションも外崎選手と丸被りでスタメンの機会が与えられない1年となりました。




来年は、出場機会を増やすなら外野コンバートだと思っています。今年のドラフトで右の外野手を指名しましたがまだまだ未知数、さらに右の外野手である愛斗選手は個人的に期待0、岸選手もまだ1軍には到達していないと考えているだけに、山野辺選手の外野コンバートは本気で考えています。バッティングであれば木村選手と互角に戦えますし、今後の伸び代を見ればスタメン起用の価値はあるはずです。フライ処理はあのハンモックキャッチを見れば練習を重ねればこなせると思います。肩が微妙なところですが、総合的に考えればライト、レフトは練習すればこなせるのではないかと考えています。




山野辺選手に与えられた選択肢は3つです。外野コンバートならレギュラー争い参戦、サードなら徹底的に守備を鍛えないとレギュラー争い参戦は無理、セカンド一本なら来年も控え確定、フェニックスリーグでも内野を守っているので外野コンバートの選択肢がなさそうなので私の意見は実現しなさそうですが、そうなると山野辺選手のレギュラー獲得は非常に険しい道のりになると思います。




一応外崎選手だって最初はショートで入団しましたが、その後は内外野守れるユーリティー選手となって18年はライトでレギュラー獲得、19年からセカンドコンバートしてようやく今年は文句なしのゴールデングラブ賞確実のところまでたどり着きました。最初からセカンド1本と決めつける理由はないはずなんですけどね。あとは首脳陣と山野辺選手がどうするかです。





よければポチっとひと押しお願いします!