ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号14 増田達至

【2020成績】

48試合 防御率2.02 5勝1H6HP33S 49回 41被安打 3被本塁打 42奪三振 奪三振率7.71 10与四球 2与死球 11失点 11自責点 被打率227 K/BB4.20 WHIP1.04



セーブ1位




仮にFA宣言してたらこの企画はすっ飛ばしていたので、無事に増田投手の今シーズンを振り返ることが出来て一安心です。



今年は開幕してから最後まで守護神の座を守り抜き、見事にセーブ王のタイトルに輝きました。鉄壁リリーフ陣の守護神として、無敗で最後を締めくくる役割を担ってくれました。



こんだけ素晴らしい数字を残していると称賛したいところですが、増田投手の場合は正直悪かった部分を振り返ってしまいます。というのも序盤は良かったものの中盤あたりから徐々に増田劇場が始まり、終盤に関しては増田劇場が固定化されて、心臓に悪い9回を見せられ続けました。



増田投手はストレートの回転数で勝負する典型的なストレート投手ですが、終盤はストレートのキレが危うくなり始めていました。そんな中で終盤は捕手のサインに首を振って変化球を投げる場面も多く見受けられました。増田投手は毎年のように変化球習得が課題になっていましたがその変化球習得がなかなか上手くいかなかったので、変化球勝負してもあまり良い方向には向かないです。



そんな危なっかしい投球の連続でしたがたまにセーブ失敗しても悪くても引き分けでとどめて、負けにはしてないことは守護神として大事なことです。増田劇場が定着していますが、これが笑い話で済んでいるのは増田投手が無敗でシーズンを投げ切れたからこそです。



昨年の1年1年勝負発言でFA確定と思いましたが、経営が苦しい中でフロントが4年12億と最大限の複数年契約を用意、渡辺GMも増田投手残留に尽力してさらにコロナ禍で楽天をはじめとした他球団も経営悪化も重なり、まさかの宣言残留が実現しました。こうなれば来年以降もクローザーとして、目指すは250S達成して名球会入りです。





と言いたいところですが、来年以降に不安があるのも事実です。シーズン終盤のストレートを見ると年間通してストレートのキレを保つことが難しくなっているのは事実です。本人もそれを自覚してか変化球勝負も増えていますが、基本はストレート投手で変化球もスライダーがメインです。フォークやカーブも投げれますが使えるかどうかという話になると、、、ここら辺は難しい話になってきます。




増田投手の複数年契約で思い当たるのが、日本ハムからオリックスに4年契約で移籍した増井投手です。日本ハム時代から増井劇場はお馴染みでしたが、オリックスに移籍してから移籍1年目はクローザーでしたが2年目からクローザー失格となり、3年目の今年は中継ぎでも打たれて先発転向となりました。増井投手も増井劇場が笑い事ではなくなり、ただ炎上してチームに迷惑をかけるだけになってしまいましたが、増田投手もこのパターンに当てはまる可能性が0とは言い切れないと個人的に思っています。増田投手は4年後36歳ですが、4年後は2軍で先発とかいうことになってしまうのが私の悪い予想の一番最悪なシナリオです。




そんな悪いことばかり言ってても仕方ないので、増田投手には来年もクローザーとして2年連続のセーブ王のタイトルを目指してもらいたいです。本当に宣言残留してくれたことは嬉しく思いますので、是非とも西武ライオンズから名球会入りを目標にしてもらいましょう。






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