ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号17 松本航

【2020成績】

20試合 防御率4.37 6勝7敗 勝率462 7QS 103回 89被安打 19被本塁打 66奪三振 奪三振率5.77 56与四球 2与死球 2暴投 55失点 50自責点 QS率35 被打率231 K/BB1.18 WHIP1.41



敗戦7位タイ 被本塁打1位タイ 与四球2位 失点7位 自責点7位タイ




松本航投手の今シーズンスタートは最悪なものでした。ストレートの質が悪く、投げてもただ打たれるだけで先発としての仕事が全く出来ませんでした。序盤はドラ1の名が廃れるのではないかという悲惨な内容でした。




しかし、投球フォームを元に戻してから昨年のストレートが復活します。8月は0勝ながらも4試合投げて防御率1.59と復活、9月は3勝0敗、防御率2.88、個人的に松本航投手今季ベスト投球と言えるソフトバンク戦の7回無失点も9月の時の投球でした。



しかし、10月からストレートの質がまた悪くなっていき、最後はロッテ戦で4回途中でKO、最後はガス欠した形でシーズン終了となりました。




今年は年間通して投げ続けましたが、やはりストレートの質の良し悪しで結果が左右されるシーズンでした。ストレートが良ければQS投球が期待出来る、ストレートが悪ければ炎上の可能性大、ストレート1本でピンかパーのような結果の出し方でした。



来年に向けての改善点はQS率を上げること、これは西口さんが早々に下げすぎたのもありますが、やはりストレートが悪いと高い確率で早々にKOになってしまいます。先発としてQS率が半分切るのはさすがに厳しいものがあります。来年はQS率は悪くても50%は越さないといけません。





さらに与四球が2位とノーコン投手になっていますが、松本航投手は本来ならコントロール良い投手のはずです。ストレートでコントロール重視で勝負出来るはずですが無駄球や際どいところを攻めすぎたりで自分のクビを締めてしまうところがあります。K/BB、WHIPが悪い数字なのもこの無駄な四球を減らさないといけません。




そしてストレート1本で良し悪しが判断されますが、要するにストレートがダメな時に代わりとなる変化球がないということです。高橋光成投手はカットボールを習得してから投球のバリエーションを増やすことに成功しました。松本航投手もカットボールを投げますが、高橋光成投手のカットボールには及びません。QS率改善に負けても、ストレート以外の変化球勝負出来る球種、カットボールかSFF、縦カーブでも何か習得しないといけません。






とここまで色々と述べましたが、一つ気づいたことがあります。ストレート1本で変化球習得が必要、無駄な与四球が多から減らすこと、そして長い回投げて試合を作ることとQS率向上、これ全部昨年と同じ課題であるということです。




松本航投手の今年1年を振り返ると、序盤はフォーム改造が失敗してストレートが死に大炎上、8月からフォームを元に戻して投球が安定、10月からはガス欠となってストレートがまた死にかけて最後まで持たず、要するに序盤悪すぎたものをなんとか元に戻して昨年の出来まで改善したのを、最後の最後に失速してしまったというものでした。



結論を言うと、昨年から今年にかけて進歩したものはない(スタミナに関しては多少改善されましたが)ということになってしまいました。





松本航投手はストレートのキレで勝負出来る投手ですから、ストレート1本だけでも先発ローテーションに入れます。しかし、今のままでは勝率5割投手です。今年に関しては8月は好投しても中継ぎが逆転を許すという呪怨に取り憑かれたのはありますが、結局打線がしっかり援護出来ないと貯金が出来ない投手ということになってしまいます。これがドラ6投手なら別にいいですが、ドラ1指名でまだまだ伸び代のある松本航投手が勝率5割投手に終わってしまってはいけません。松本航投手は高橋光成投手と並んで貯金の出来る投手になってもらう必要があります。





ということで課題は変わらずに変化球の習得強化、無駄球を減らして与四球改善、QSの向上です。被本塁打1位ですがストレートのキレ勝負の投手なので一発病はやむを得ない部分があります。それよりもまずは昨年と変わらない改善点をしっかり取り組むこと、それがドラ1投手として成功するために必要な部分になると思います。






よければポチっとひと押しお願いします!