ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

FA戦線 2020結末

今年のFA戦線の結果を簡単にまとめます。





【コロナ禍で残留となった大物FA族】

今年のFA市場はエースやトリプルスリーやクローザーなど豪華なメンツでしたが、蓋を開けたら目玉選手は全員残留となりました。



まずは沢村賞に輝いた中日の大野投手、中日フロントが他の選手の契約更改を犠牲にしてまでもの3年9億超えの大型契約を結んで残留となりました。大野投手としては中日に対しても残留の意思はあったらしく、そこに中日フロントが早い段階から下交渉を続けた誠意が実った形となりました。



ヤクルトも山田哲人選手、石山投手、小川投手の3人が残留となりました。小川投手は後で触れるとして、山田哲人選手はタンパリングを仕掛けてくると思われた楽天が三木監督更迭でタンパリング頓挫、仲良しの坂本選手のいる巨人行きかと思ったらまさかの7年35億、石山投手も4年7億で残留となりました。山田哲人選手は絶対に移籍すると思って移籍前提の予想した次の日に残留発表で拍子抜けしてしまいました笑。



そして今年最大のサプライズは増田投手でした。「1年1年勝負」発言でこいつ絶対に裏切るなと思ったら最後の最後に宣言残留、これには裏切る前提で考えていた私として謝罪するしかない立場になりました笑。





総じて言えるのは本来狙っていたであろう巨人、楽天などのマネー球団がコロナ禍の影響でお金がない、タンパリング出来ないなどで下交渉しやすい環境下だったことも大きく影響しているでしょう。コロナのない例年通りの環境だったらほぼ間違いなく全員FA宣言していたかもしれません。




【難航続く海外挑戦】

まず海外FAでメジャー挑戦を表明した澤村投手ですが、ちょくちょく調査の話は聞きますが、大きな進展という話は耳にしません。実際に菅野投手や有原投手もポスティングのメジャー挑戦はまだ不透明な部分は大きく、西川選手に限っては個人的に残留予想(弱肩非力な外野手はメジャーからの評価はもらえない)です。メジャー挑戦もコロナ禍でかなり先行きが読めなくなっています。



しかし、澤村投手のメジャー挑戦の可能性は低くないと予想しています。理由はリリーフでSFFを投げれるのはメジャーとの相性は悪くなく、ロッテからしても優勝のための緊急補強で仮に残留となるとかなりのコストがかかって生え抜き選手との年俸が釣り合わなくなるので、ロッテも澤村投手のメジャー挑戦は全面的に応援するでしょう。




【結局残留したライアン小川】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7ef765c8ad85bd59498e988ea9b5ed31d9fc64b


今日小川投手の残留が発表されました。これでヤクルトのFAは全員ヤクルト愛を貫いて残留と扱われていますが、小川投手はその扱いは違うと思いますけどね。



仮にヤクルト愛を貫いたのであれば山田哲人選手、石山投手と同様に複数年契約を結べばいいだけです。最低でも増田投手みたいに宣言ギリギリの日に宣言残留をすればいいだけです。少なからず普通に宣言したので移籍の考えがあったのは紛れもない事実です。



小川投手に関しては日本ハムが宣言当初に調査の報道がありましたが、それっきり音沙汰なしとなりました。日本ハムファンの弟からしても4年8億超え+人的補償付きの小川投手は「いらない」の一言で片付けられましたし、巨人も小川投手でなく人的補償のない井納投手を選んだので、他球団からしたら人的補償発生してまで欲しい選手ではないという評価ということです。



ヤクルトフロントは4年7.5億〜8億の大型契約に加えて何度も交渉の場を設けているだけに、十分誠意は伝えたと思いますが、あくまでも報道の内容ですが小川投手が日本ハムの有原投手の動向を伺っているかのような反応、そして期限内に有原投手の結果が出ずに日本ハムからしても小川投手よりも有原投手最優先になっているので、仕方なく残留した感が正直あると思います。でも残留したのでこれで良いとは思いますが、どうも印象が良くないというかなんというか、、、ヤクルトファンの印象を微妙な感じにしてしまった分は来年結果で取り戻さないといけなくなりました。




【唯一の移籍となったDeNA】

結局移籍は巨人行きとなったDeNAの井納投手、梶谷選手で人的補償で田中俊太選手だけになりました。結局騒がれた今年のFAも蓋を開けたら毎年恒例の巨人のためのFAでした。



とはいえ、怪我もちで今年がキャリハイの梶谷選手、防御率4点台のイニングイーターである井納投手の離脱はDeNAからしたらそんな痛手でもないです。人的補償で内野手を即決しているのを見ても分かる通り、外野は次のレギュラー候補に神里選手、細川選手など揃えているので、以外にもイニングイーターの井納投手の方が穴が大きいなんてことになるかもしれません。





【消息不明の松永投手】

これでFA市場は終了と思いきや、皆さん忘れているであろう選手が1人います。ロッテの左のリリーフエースであった松永投手です。FA宣言してから全く情報がありません。どこかと交渉とか残留とかの話も一切ありません。完全に消息不明となりました。



里崎さんが松永投手には色々と裏事情がどうとかこうとか言っていましたが、今年投げていなかったのは井口政権となんか揉めた可能性があるのかもしれません。個人的には一部噂で上がった移籍の準備で2軍調整の話を疑っていましたが、この様子だと井口監督(か吉井コーチか)となんか揉めた可能性があるのかもしれません。仮に残留の意思があるなら今日までに残留発表でいいですし、フロントだって残留交渉を進めているはずですし、その情報を隠す必要はどこにもありません。しかし、それらの情報は一切ないです。



他球団から言えることは、怪我のリスクありで来年33歳で人的補償が発生する左のリリーフは必要ないということです。当然左リリーフ不足の西武にも該当します。人的補償を犠牲にしてまで松永投手はいらないですし、だったらハズレでも敗戦処理までなら可能性のある吉川投手で事足ります。西武からしても松永投手は補強しなくていいです。




既にセルフ戦力外とか言われ始めていますが、これでは本当に木村昇吾さんの二の舞になってしまいますね。個人的にここまで松永投手が不人気だとは思いませんでした。やはりコロナ禍で経営が苦しくなると余計な補強とか流出とかそういうことはしなくなるのが今年1年で判明したことでしょう。





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