箱根駅伝 総合優勝駒澤大学
箱根駅伝が終わりました。今年の優勝は最後の最後に大逆転劇を起こした駒澤大学でした。
◯総合優勝 駒澤大学 予想2位
往路3位 復路2位
☆(個人的MVP)石川選手(10区1位)
まさかのビッグサプライズでした。6区花崎選手が歴代3位のタイムの区間賞で2位浮上、ただその後は追い上げたり離されたりで9区終了時点で先頭の創価とは3分19秒差、この時点で駒澤の優勝は厳しいかと思われました。
しかし、10区石川選手が区間賞狙いの走りで猛追するとペースが落ちてきた創価に追いついてそして20km過ぎてから一気にスパートで逆転、最後は弱いと言われた3年生世代が区間賞2つの活躍で大逆転優勝を呼び込みました。
◯2位 創価大学 予想11位
往路1位 復路5位
☆石津選手(9区1位)
本当に惜しい、というか勿体なかったです。山登りに続いて苦手の山下りも区間7位で乗り切り、7区原富選手が区間2位、9区石津選手が区間賞など4年生が区間賞争いの走りをして9区終了時点で優勝間違いなしだと思いましたが。。。
最後に落とし穴が待っていました。10区小野寺選手が途中から全くペースが上がらずに最後の最後に駒澤に抜かれてしまい2位転落となりました。ラストスパートも全く出来ずにフラフラでしたが、ここを区間中位で走れていれば、、、それでも往路優勝、総合2位は大健闘の結果だと思います。
◯3位 東洋大学 予想10位
往路2位 復路9位
☆松山選手(2区4位)
下馬評が決して高くない中で、総合3位に返り咲きました。6区7区は二桁順位、西山選手は最後の箱根も不完全燃焼で終わってしまい、これは個人的に残念でした。この時点では3位以内は厳しいと思いましたが、8区野口選手が区間2位の走りで3位に浮上、その後も一度は青山学院に追いつかれながらも最後は振り切って総合3位以内の地位に戻りました。
4年生4人が卒業しますが次の選手も結果を残し始めているので、来年以降も3位以内に入る力は残っていると思います。
◯4位 青山学院大学 予想1位
往路12位 復路1位
☆飯田選手(9区2位)
昨年箱根覇者としてのプライドは十分に発揮したと思います。復路5区間で区間賞はありませんでしたが区間2位が1つ、区間3位が3つ、区間4位が1つとミスなく高いレベルの走りが出来ました。最後は東洋に離されましたが往路12位から一時的に3位に並ぶところまで上げたのはさすがの底力でした。来年も優勝候補に名を挙げると思います。
◯5位 東海大学 予想3位
往路5位 復路10位
☆石原選手(3区1位)
復路は全員が初の箱根でしたが、やや厳しい結果でした。6区川上選手、7区本間選手は区間5位,6位とそこそこの走りでしたがここで優勝争いから離脱となり、8区濱地選手が足を引きずるような走りで区間15位とここで終戦となりました。全日本区間賞の長田選手も区間9位と物足りない結果でした。
4年生3本柱が卒業します。石原選手はじめ次の世代の選手がどれだけ出てくれるかでまた来年優勝争いに参戦出来るか否かでしょう。
◯6位 早稲田大学 予想8位
往路11位 復路4位
☆千明選手(8区5位)
復路はよく頑張ったと思います。苦手の山下で1年生北村選手が区間8位と好走、7区宍倉選手が10位に浮上して8区千明選手が神奈川を突き放す走りでシード権を確実なものにしました。9区小指選手も区間4位と好走、最後は山口選手が6位争いを制して6位でゴールしました。
箱根経験者9人が残るので来年は3位以内は狙えるはずです。本当に山が酷すぎるので、山さえなんとかすればさらなる上位進出が出来るはずです。
◯7位 順天堂大学 予想6位
往路7位 復路8位
☆清水選手(6区2位)
なんやかんやで予選会からシード権確保になったのは順天堂だけでした。三度目の6区の清水選手が58分6秒の好走で区間2位、その後は二桁順位が続いて8位まで転落しましたが、最後は原田選手が6位争いに参戦して7位でゴール、二桁順位も8区西澤選手、9区鈴木尚輝選手が区間10位前後で粘れたのが大きかったです。
三浦選手はじめ今回不発に終わった下級生が挽回出来ればもっと上の順位に行けると思います。
◯8位 帝京大学 予想5位
往路4位 復路11位
☆遠藤選手(3区4位)
6区区間最下位で優勝争い脱落どころかシード権争いに巻き込まれましたが、8区6位の鳥飼選手、9区3位の橋本選手の走りでなんとかシード権確保の位置まで持って行くことができましたが、最後は6位争いに敗れて8位でゴールとなりました。
今回は苦手な山登りで区間賞を取った一方、挽回の復路で区間最下位や二桁順位などのミスがありました。1,2区を走った4年生も卒業しますが、また育成の力を見せてもらいましょう。
◯9位 國學院大学 予想7位
往路9位 復路6位
☆木村選手(10区3位)
なんとかシード権を確保しました。6区島崎選手が期待通りの区間4位で好スタート、7,8区も区間一桁で乗り切り8位をキープ、9区で9位になりますが最後は衛藤さんの弟である木付選手が難しい立ち位置からしっかり走って9位でゴール、序盤から予想外の展開が多かったですが復路は大きなミスなく稼げるところで稼いでシード権は確保しました。
◯10位 東京国際大学 予想13位
往路6位 復路12位
☆佐伯選手(7区1位)
最後のシード権は東京国際でした。6区19位で一気にシード権争いまで落ちましたが、佐伯選手が4年生の意地を見せて7区区間賞で5位浮上、その後二桁順位を続けますが最後まで佐伯選手の貯金を食い繋いで、なんとか10位に滑り込みました。今回はエントリーの段階から主力選手がエントリー漏れなど色々あった中でのシード権確保は本当によく頑張ったと思います。
◯11位 明治大学 予想4位
往路14位 復路7位
☆大保選手(8区1位)
追い上げはしましたが最後26秒届かずにシード落ちとなりました。8区大保選手は8区歴代2位のタイムで素晴らしい区間賞でしたが、それ以外の選手が区間二桁順位だったのが痛いですね。全体的に箱根への調整が失敗した印象がありました。大保選手以外は持てる力を発揮出来たといえる選手がいませんでした。
◯12位 中央大学 予想9位
往路19位 復路3位
☆中澤選手(7区5位)
一切スタートから12位まで押し上げた走りはお見事でした。区間5位が3つ、区間7位が2つとほぼ最下位からのスタートからでも最後まで諦めずに復路は全員が走り切りました。往路での失敗を改善出来れば来年こそはシード権争いに参戦出来るはずです。
◯13位 神奈川大学 予想15位
往路8位 復路14位
☆井出選手(2区9位)
やはり復路は厳しい結果でした。6区で6位にまで上げるも7区で11位に急落、8区は粘るも最後は早稲田に離されて、9区高橋銀河選手が区間最下位で終戦となりました。それでも10区1年生佐々木選手が区間2位の好走で13位でゴール、今回は珍しく往路で互角の戦いができただけに、来年もまたシード権争いに戻ってこれると思います。
◯14位 日本体育大学 予想14位的中
往路15位 復路13位
☆池田選手(2区3位)
なんとここで順位予想が的中しました笑。復路は3区間で区間17位とデコボコの駅伝になってしまいました。その中で昨年繰り上げ涙を流した9区野上選手が区間5位と奮闘したことが数少ない活躍でした。4年生6人が卒業してまた一からやり直しになります。
◯15位 拓殖大学 予想19位
往路10位 復路16位
☆石川選手(5区5位)
こちらも復路は厳しい結果でした。6区からシード権脱落、その後も二桁順位が続いて順位を落とす結果となりました。その中でも江口選手、工藤選手の2年生は来年区間順位を上げてくれればまだ戦えると思います。
◯16位 城西大学 予想12位
往路13位 復路15位
☆山本唯翔選手(5区6位)
6区7区で粘って12位に上昇、この時点でわずかながらにシード権が見えましたが8区で区間19位に沈んで終戦、期待の4年生の雲井選手も10区19位と結果を出せずに16位に終わりました。3本柱のうち2人が卒業しますが楽しみな1年生の成長次第でまたシード権争いに戻ってこれると思います。
◯17位 法政大学 予想16位
往路16位 復路17位
☆鎌田選手(1区1位)
復路も見せ場なく全区間二桁順位でした。その中でも主将槽谷選手が8区12位は頑張ったと思います。鎌田選手とそれ以外の選手との実力差を埋めないと、来年予選落ちの危険もあります。
◯18位 国士舘大学 予想17位
往路17位 復路18位
☆曽根選手(6区9位)
曽根選手の6区9位があったからこそ繰り上げなしで最後まで襷を繋げることが出来ました。そんな曽根選手も卒業してしまい、ヴィンセント選手頼みのチームでは2区以外見せ場がないので、日本人選手の成長が必須です。
◯19位 山梨学院大学 予想18位
往路18位 復路20位
☆オニエゴ選手(4区1位)
6区日影選手が区間10位とまずまずのスタートを切れましたがその後が続かずに、10区で襷が繋がらずに繰り上げスタートになりました。叩き上げの留学生オニエゴ選手や日本人エースの森山選手など育成面で成果が出た一方復路最下位と選手層に課題も出ました。来年も出場出来るかどうかは今後に向けて非常に大事になってきます。
◯関東学生連合
☆松川選手(芝浦工業大,10区6位相当)
復路は区間12〜14位前後で走ることが出来ました。各選手はチームに戻ってこの経験を無駄にせずに、来年は自校の襷で出場することを目標にまた一から頑張ってもらいたいです。
◯20位 専修大学 予想20位的中
往路20位 復路19位
☆服部選手(10区14位)
これは順位が的中しましたが、大方予想通りでした。復路も最下位脱出がやっとの走りでしたが、その中でも襷はつながりませんでしたが9区16位の辻選手、10区14位の服部選手はせめてもの走りは出来たと思います。来年また予選落ちの可能性が高いだけに、今年の経験を絶対無駄にしてはいけません。
順位予想が的中したのは14位日体大と20位専修だけでした。やはり箱根駅伝は予想通りの展開にはまずならないので、今年も最後までどんでん返しで見ている分には楽しかったです。
明日からは本業の野球ブログに戻ります。まずは選手個人を何としても全員振り返ります笑。
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