ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号33 R.ギャレット

永江選手はトライアウト後の情報がないので何ともいえませんが、現役を続けるにしても引退するにしても第二の人生頑張ってもらいたいです。




【2020成績】

49試合 1先発 防御率3.10 3勝2敗16H19HP 49.1回 52被安打 2被本塁打 45奪三振 奪三振率8.21 20与四球 3与死球 1暴投 20失点 17自責点 被打率265 K/BB2.25 WHIP1.46



登板数9位タイ




新外国人選手として、一定の活躍をしてくれた選手でした。



シーズン開幕してからは不動のセットアッパーとして君臨、7月までわずか1失点、7月防御率0と160kmのストレートを武器に相手打線を完璧にシャットアウトしていました。



しかし、そんな大車輪の活躍も8月から暗転します。8月から徐々に失点する場面が増えて8月防御率6.75、9月防御率4.66とセットアッパーとして機能しなくなり、日本ハム戦で2アウトから4失点してセットアッパー失格の烙印を押されました。



その後はビハインド投手として投げて、ランナーをためることはありましたがビハインド要員としてはそこそこ機能しました。終盤はブルペンデーで先発とか便利屋みたいな扱いでも仕事をこなして、最終的にはそこそこの数字を残すことが出来ました。




シーズン序盤のギャレット投手は160kmのストレートを武器に相手打線から三振を大量に奪っていきました。ギャレット投手のストレートは球質が重く、相手打線も分かっていながらも打てないというストレートでした。加えてシーズン序盤はノーコン病もありませんでしたから、そりゃ無双するのも当然の話でした。



しかし中盤になって崩れた要因は、まず疲労によりストレートの球速が落ちました。160km計測していたストレートが中盤からは155km前後になってしまいました。個人的に思ったのは悪夢の逆転負けを喫した日本ハム戦で、満塁のピンチで渡邉選手にストレートゴリ押しを打ち返されて逆転負けしてからですかね。あれ以来自慢のストレートの球速は落ちていってしまいました。



それに加えて相手チームもギャレット投手を研究してきたのも影響しているでしょう。ギャレット投手の投球フォームは平良投手のクイックフォームや森脇投手のためを作って投げるフォームとは違い、基本的な投球フォームです。相手からしたら平良投手や森脇投手よりも合わせやすく、中盤からストレートに1,2の3で合わせて打ち返される場面も増えました。結果的にストレートで空振りが奪えずに粘られてコントロールを乱してノーコン病を発症する形にもなってしまいました。




それでもビハインドとしてやっていけたのには、変化球があったからです。ギャレット投手の変化球はナックルカーブとカットボールがメインでしたが、日本に来てからは豊田コーチ直伝のSFFを習得しました。特に終盤の空振り三振はSFFで決め球にすることが多く、このSFF習得があったからこそ最後まで1軍戦力として機能することが出来たと思います。



当然ながら豊田コーチのアドバイスを真摯に聞いて、インタビューでも真面目さが見える人間性という部分も大事になってきます。本当なら勝ちパターン失格の烙印を押されて拗ねて帰る外国人もいますがそんなことなく、ビハインド要員になっても黙々と投げてくれる姿勢は高く評価出来ると思います。




一時期はホームシックになってアメリカに戻る疑惑がありましたが、年俸8000万で今年も残留することが正式に発表されました。年俸としても妥当な範囲内ですし、今年のリリーフのビハインド枠を一つ確保出来たという意味合いではかなり大きいものだと思います。あとはホームシックからパフォーマンスに悪影響を及ばないように、フロントもなるべくギャレット投手の家族に対する意向は聞いてあげるようにしてください。




個人的に勝ちパターンはやや厳しいと思っていますが、もちろん私の悪い予想を覆して勝ちパターン復活になるのは大歓迎です。まだ28歳とこれからの伸び代もあるので、来年活躍して長期契約を勝ち取るつもりで投げてもらいたいです。





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