ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号37 柘植世那

【2020成績】

17試合 打率184 43打席 38打数 7安打 2本塁打 13塁打 5打点 5得点 14三振 4四球 1犠打 1盗塁 2併殺打 出塁率262 長打率342 OPS604 得点圏打率143




1年目ながらなかなかにインパクトのある活躍をしました。



1年目ながら1軍に残るほどの力を残してシーズンスタート、序盤はベンチ要員でしたが森選手が絶不調、岡田選手が全く打てないという状況で、柘植選手にもスタメン出場のチャンスが回ってきました。



スタメン出場してからとにかく絶好調、いきなり2本塁打打って1盗塁、さらに左先発の投手もしっかりリードして一時的に捕手陣の救世主となりました。




しかし、そんな活躍も長くは続きませんでした。9月以降はバッティングで打てなくなり守備でも解説から苦言を呈されたりバウンド処理がままならずに追いタッチでセーフにしてしまうなど、プロの洗礼を浴びる結果となりました。最後のソフトバンク戦では伊藤投手とのバッテリーで3つ後ろに逸らしましたが、特にバウンド処理が酷いザマでシーズンを締めくくってしまいました。




1年目の柘植選手の良さは、バッティングではしっかり真ん中を打てていたので、バッティングにおいては岡田選手より上の結果を残すことが出来ました。さらにリード面では一発勝負の社会人出身だけあって、強気のインコース勝負が一つの特徴です。これは1年目ながらなかなかに度胸がありますし、チキンリードの森選手にはできない良さがあります。




とはいえ、インコース勝負だけではプロは通用しません。解説から苦言を呈されましたが、強気のインコース勝負に投げている投手が追いついていないので、自滅の道を進むだけでした。最も分かりやすいのが浜屋投手で、プロ初勝利を達成したのは柘植選手との新人バッテリーでしたが、その後はコントロールを乱して自滅することが多かったです。最終的に勝てたのも岡田選手の左右に散らばすリードになってからでした。外一辺倒はダメですが、内一辺倒も投げている投手を苦しめるだけになることが分かる結果でした。




柘植選手は勝負所で戦うメンタルや短期的に活躍する力はありますが、シーズン通して戦い抜く力はまだまだ備わっていません。バッティングも真ん中しか打てないでは打率2割には到達せず、守備もシーズン通して後ろに逸らさない、フレーミング能力の向上など、まだまだ課題も山積です。今年は仮に森選手が首位打者並みの活躍をしてくれたら柘植選手の出番はほぼ無くなってしまいます。そうなるのであれば、個人的には2軍の正捕手として1年間試合出場して、年間通して戦うスタミナ、集中力を身につけて欲しいと思っています。




昨年はドラ5からは予想外の活躍でしたが昨年の課題をどれだけ克服出来るか、それが出来なければ森選手、岡田選手という高き壁を乗り越えるのとは出来ません。






よければポチっとひと押しお願いします!