ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2020シーズン振り返り 背番号46 鈴木将平

【2020成績】

46試合 打率207 157打席 140打数 29安打 4二塁打 2三塁打 1本塁打 40塁打 10打点 7得点 24三振 10四球 1死球 4犠打 2犠飛 2盗塁死 2併殺打 出塁率261 長打率286 OPS547 得点圏打率222 2失策




昨年は一時的にブレイクして今後の活躍を期待させる潜在能力を見せてくれました。





昨年は練習試合からアピールし続けて開幕1軍スタートとなります。序盤はなかなかスタメン出場の機会がありませんでしたが、少しずつ1番での試合出場が増えていきました。そして金子侑司選手が怪我で離脱後は正式に1番センターとなり、7月序盤は一時的に打率3割超えとして積極的な1番打者として活躍しました。



鈴木将平選手も本田投手同様にマリンキラーとしてロッテ戦では打率313、プロ初ホームランを打つなどバッティングで活躍、さらに守備でも與座投手のプロ初勝利の試合ではセンター後方への大飛球をスーパーキャッチするなど、この時の鈴木将平選手はまさに神がかった活躍をしていました。



しかし、7月下旬のソフトバンク戦でヒットが止まってからは一気に状態がガタ落ち、8月は打率143と絶不調になり、最後は日本ハム戦でフェンス際の打球を捕りに行こうとした際に右足を負傷してそのままシーズン終了となってしまいました。




昨年の鈴木将平選手の良かった部分は元々のミート力の高さに加えて力負けすることが減ったので、1軍投手の球威にも振り負けずに打ち返すことが出来ました。初球から積極的に振りに行くスタイルで初球打ちのヒットもあり、調子が良いとはこの積極性でヒットを量産していきました。



さらに守備力向上も大きいです。まだ連携では課題がありますが、球際に強いセンター守備はゴールデングラブ賞も夢ではない守備力です。球際に弱い金子侑司選手とは違い難しい打球もスーパーキャッチの連発でアウトにする鈴木将平選手のセンター守備は秋山選手を彷彿とさせるものです。





今年のレギュラー奪取への課題としては、まずはガタ落ちしてしまったバッティングの改善です。積極性はいいにしても、相手も初球から振ってくるというのを理解してからは落ちる変化球をガンガン投げてきました。特に容赦がなかったのがソフトバンクですが、この落ちる変化球を我慢出来ずに手を出して空振りか当ててもボテボテのゴロになってしまうのがほとんどで、この弱点を突かれてから一気に数字が落ちてしまいました。1番にしても3番にしても、選球眼を上げない限りは上位打線でのスタメン起用は難しくなります。



さらに盗塁に関しても、はっきりと下手くそです。2軍で盗塁王の実績がありますが1軍では出塁してもスタートが切れない、そしてスタートしても失敗で昨年の盗塁数は0でした。スタートが切れずにスライディングで減速してしまうので盗塁のセンスはないのかもしれませんが、鈴木将平選手には走塁での貢献もお願いしたいだけに、せめて二桁盗塁は出来るぐらいの盗塁技術は上げて欲しいところです。





良くも悪くもポスト秋山と言われるだけに、秋山選手に似ている部分があります。今年レギュラー奪取が一番近い選手は鈴木将平選手だと思いますが、そのためにはバッティングで結果を残して金子侑司選手をレフトに追いやらないといけません。一見楽勝そうに見えてもなんやかんやで打率250をキープする金子侑司選手を越すのは木村選手の壁より高い壁になります。



それでもこの壁を越えられなければ秋山選手になることは不可能ですし、レギュラー奪取も夢の話です。昨年の一時的な活躍は間違いなくまぐれでなく実力だと思うので、今年は才能開花を期待します。






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