森越選手は現役引退後の話がないですが、2度の戦力外を乗り越えた不屈の精神で第二の人生も頑張ってもらいたいです。

【2020成績】

79試合　打率213　297打席　258打数　55安打　14二塁打　9本塁打　96塁打　31打点　32得点　75三振　34四球　3死球　2犠飛　1盗塁死　7併殺打　出塁率310　長打率372　OPS682　得点圏打率203　3失策

昨年は例年と違うペナントレースに対応の苦慮が見えました。開幕直後こそ不調ながらもミートに徹して打率はなんとかキープしていきましたが、8月月間打率094と絶不調に落ちて、さらにオリックス戦での死球の影響も重なりそのまま状態が上がらずに、打率213、9本塁打31打点、得点圏打率203と軒並み低い数字で終わってしまいました。

昨年は肝心なところでの死球で状態の立て直しが出来なかった部分もありますが、やはり年齢の衰えも隠しきれなくなりました。試合出場続けての疲労の蓄積が早くなっているだけに、もうサードのレギュラーを任せるにも限界が近づきつつある感じがします。

さらに一昨年の打点王に輝いた勝負強いバッティングも昨年は失われてしまいました。一昨年の高い集中力がなく簡単に凡退してしまう打席が増えたのもなんだか悲しい結果でした。全体的に長打かホームランかという打球が失速気味になりつつあります。

そんな中でも中村選手の最大の活躍だったのはソフトバンク戦で岩嵜投手から打った満塁ホームラン、あれが出来るのが中村選手です。一昨年の満塁打率531(32-17)から昨年は打率222(9-2)と落ちたしまいましたが、最後の最後に満塁男としての一発を見ることが出来ました。あのホームランを見たら中村選手はまだまだ出来るはずだと思いたくなります。

今年は栗山選手同様にサード、指名打者、ベンチスタートを使い分ける必要があります。渡部選手やスパンジェンバーグ選手をはじめ、サードを狙っている選手は多数いるだけに中村選手としても簡単にはレギュラーを明け渡さないつもりで恐怖の満塁男としての活躍を期待したいです。

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