先発ローテ6番手は上間投手で決まったようです。

上間投手は1軍どころか2軍でも白星がないですが、ドラ7指名からわずか2年で開幕ローテーション入りを果たす大出世をしました。

上間投手は球速以上にキレのあるストレートが武器です。オープン戦でも低めに決まったストレートは西川選手から見逃し三振を奪うなど、ストレートの質には見るものがあります。オープン戦では2試合でロングリリーフして防御率2.25と一定の数字を残しました。不安だらけの浜屋投手とは違い、上間投手の先発に関しては問題ないと思います。

問題ないと言いましたが、正直他に候補がいないだけなのもあり、不安は浜屋投手ほどではないですが不安はあります。まず、今日の2軍戦では5回4失点といまひとつでした。特に4回から4失点しているだけに、最大の不安はスタミナです。オープン戦でも失点こそなかったですが、最終回は結構危なかったです。50球越してからコントロールが甘くなりがちなだけに、先発としてまず5回80球投げるスタミナがあるのかどうかには疑問があります。

さらにストレートのコントロールも結構曖昧でもあります。素晴らしいコースに決まるストレートもありますが、一方でコントロールできずに無駄な四球を出すこともあります。上間投手はコントロール勝負しないといけないので、コントロールが甘くなると浜屋投手と同じ道を歩む危険があります。

変化球の精度もまだまだ改善の余地があります。シンカーに加えてカットボールもメインの変化球に加えましたが、ストレート1本では限界があるので、変化球の習得強化も今後の課題です。

ここまで見ていきましたが、個人的には松本航投手と似ている部分が多いよう思います。なので、まずは今の松本航投手を目標にしてもらいたいです。今年の満点と言える成績は100回以上投げて勝率5割、防御率4点台半ばです。まずは先発として借金を作らない投手を目指してもらいたいです。

下位指名からの逆襲は大歓迎です。2軍で7失点しているドラ2の中塚投手とは違うところを発揮してもらいたいです。

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