明日順位予想をしますが、先に言うと優勝予想はソフトバンク、ライオンズはBクラス予想です。私の悪い予想なんか外れればいいだけですが、ほとんどの解説者がソフトバンクの優勝予想をする中で、ライオンズが優勝するには何が必要なのかを考えていきます。

・ソフトバンクの自滅

まず大前提はこれです。ソフトバンクが自滅してくれないと何も始まりません。他5球団は自軍戦力をフル活用して2位までは絶対に可能性がありますが、ソフトバンクがミスなくシーズンを終えた時点で自動的にソフトバンク優勝が決まります。それだけソフトバンクの巨大戦力は他5球団を圧倒するものがありますし、ソフトバンクが自滅して初めて優勝の可能性を考えることが出来ます。

・今井投手が覚醒

優勝するにあたって、大きく貯金出来る先発エースが必要になります。ライオンズのエースは紛れもなく高橋光成投手ですが、当然ながら高橋光成投手が投げる試合は相手も山本由伸投手、千賀投手クラスのエース級をぶつけてくる試合が多くなります。もちろんそれでも勝たないといけませんが、やはりエース同士の対決が続けば安定して勝てる保証はないですし、エースが1人だけでは勝ち星を稼ぐにも限界があります。

松本航投手や平井投手も二桁勝利の可能性はありますが、15勝する可能性があるのは高橋光成投手よりも今井投手だと思います。今井投手はピンかパーの2択だと思っています。ストレートのノーコンが問題ですが、フォームが固定されたら無双する可能性も秘めています。やはりそれだけの力は間違いなくありますが、今日の2軍戦でも5回4四球と相変わらずのノーコンストレートだったので、この話は空想物語で終わってしまうでしょうね。

どのみち18年の多和田投手、19年のニール投手のように大きく貯金の出来る投手がいないと優勝は至難の道になります。

・森脇投手に続く新たな勝ちパターン

森脇投手の離脱で7回の席が空白になっています。有力視されているギャレット投手、宮川投手はストレートが戻っていないので、未だにどうするか決まりません。

昨年リリーフB班スタートから勝ちパターンへ飛躍した森脇投手ですが、そんな風に飛躍を期待するとなると、田村投手になります。立ち位置的にはここまでは森脇投手と同じです。問題は開幕してから結果を残せるかどうかです。力はつけていますが突然自ら辻監督愛人枠に戻ろうとするクソ投球をやらかすので、これまた信用したくても出来ない投球になっています。

田村投手でなくても誰かしらが新たな勝ちパターンに入らないと、平良投手、増田投手だけでは限界があります。

・森選手の首位打者争い&山川選手の二冠王争い

打線においての大前提はこれです。今年の打線は森選手と山川選手が打って点を稼がないとまず得点出来ません。これが出来ない時点でBクラス確定です。2人とも昨年みたいな体たらくな成績の時点でBクラスを覚悟しないといけなくなります。

・出塁率350超えの1,2番打者

その森選手、山川選手の打点を稼ぐためにも、前の1,2番が出塁しない限りは何も始まりません。秋山選手が抜けてから1,2番打者の威力がなくなりましたが、今年も開幕戦は1番金子侑司選手です。金子侑司選手は9番でこそ活躍出来る選手ですから、1番にいる時点で活躍は難しいと見るべきでしょう。

結局は今年も伸びそうで伸びなかった若手選手次第です。出塁率だけなら鈴木将平選手、他には岸選手、西川選手、2軍では高木選手など若手選手はいますが、超えそうで超えられない壁になっている木村選手含めて、若手選手の成長に託されている形になっています。

・誰かしら覚醒してくれ若手選手

若手選手の話を続けますが、外野や1番に限らず、控えや準1軍レベルの選手の覚醒がないといつまで経っても選手層の底上げになりません。内野もサードは中村選手も既に限界が見え始めています。外野は栗山選手が元気なのが幸いですが、だからといっていつまで経ってもベテラン選手に頼りっぱなしというのも情けない話です。

サードだってブランドン選手、佐藤龍世選手など候補の選手が中村選手からレギュラーを取るつもりでいないといけません。昨年のソフトバンクは周東選手、栗原選手が最終的にレギュラー奪取に成功してそのまま日本一の流れになりました。これを見れば分かる通り、新たなレギュラー選手が必要ということになります。

かなり注文が多いですが、それだけ優勝することは至難の道のりだということです。私が言ったこと全部クリアしたとしても、ソフトバンクが本当にミスなく全部出来たら2位止まりの可能性もあるわけです。それだけ優勝は厳しいと予想しています。

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