ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

3/31(水)西武×日本ハム第2回戦—弱小打線対決 壮絶な勝ちの譲り合いの結果は互いに勝負弱すぎて両者引き分けに—



1-1で引き分けです。決して喜べる引き分けではないですが、明らかな負け試合を負けずに引き分けになったことは運が良かったと言えます。というか日本ハムが弱すぎます。さすがは最下位候補です。




【投手陣】

5回117球2被安打7四死球、なぜこれで無失点に抑えられたのかが本当に謎すぎる今井投手です。オープン戦の段階でコントロールに不安はありましたが、その不安が的中することになりました。唯一良かったのは8奪三振というところで、ノーコンすぎるが故に曲がるスライダーに手を出してくれたり、ストライクゾーンに入ったストレートに反応出来なかったなどで、ノーコンが逆に日本ハム打線を混乱させたという部分もあったと思います。とはいえ今シーズン初登板でこの内容ですから、今年の今井投手の行く末は既に大体の予想がついてしまいました。筋トレでストレートの球威は上がっているだけに、本当にもったいないと思います。



中継ぎは伊藤投手と吉川投手との継投ミスで失点、伊藤投手は連投で2アウト2塁で左キラーとして起用された吉川投手が西川選手にストレートを打たれてタイムリーヒットで失点しました。やはり左キラーには曲がるスライダーが必要になります。伊藤投手は昨日も左の選手をしっかり抑えていますし、無理に吉川投手に左キラーをやらせるぐらいなら伊藤投手に任せていいところでした。伊藤投手としても自分が打たれて失点したわけでないので、消化不良感が残ります。


ギャレット投手はエラー込みで1アウト満塁のピンチになりますが、ここで大田選手を初球のSFFを打ち上げて浅いレフトフライ、完全に押し出し狙いで来た杉谷選手はSFFで追い込みストレートで空振り三振、杉谷選手に投げたストレートは良かったですが、球威不足が懸念されています。



そして最後に待ち構えていた増田劇場、死球と二塁打と申告敬遠で0アウト満塁、ここから大田選手はインコースのストレートで空振り三振、清水選手はスライダーでショートゴロ併殺打で引き分け、0アウト満塁になってからの大田選手へのストレートは素晴らしかったですが、開幕5戦目にしてこの増田劇場に私の心臓への負担は計り知れないものになっています。



後でまた指摘しますが、今日は7安打10四死球2エラーまでプレゼントしたのに1得点しかあげられなかった日本ハム打線があまりにも酷すぎただけです。





【野手陣】

今日山川選手と栗山選手が登録抹消となりました。この2人の離脱のダメージは非常に大きいですが、まだ開幕5試合目で無理強いをする必要はありません。ですからこの抹消はやむを得ないものです。2人とも怪我を完治させてからまた1軍に戻ってきてもらいましょう。



そんな中で弱小打線はドラ1伊藤大海投手の前に沈黙しますが、唯一の得点は呉選手のソロホームランでした。2軍で無双して2軍の帝王になっていましたが、ようやく貰った1軍チャンスで結果を残しました。持ち前の選球眼もあります。上位打線がクソすぎるので、1番起用も視野に入れていいです。



それに対して主力が2人も離脱した中で他の主力選手には頑張ってもらいたいのですが、、、クソ1番打者の金子侑司選手はやっと四球で出塁したと思ったら盗塁死で結局ノーヒット、日本ハムファンの弟から1番金子固定を懇願され始めました。このクソ1番打者をいつまで1番起用するのでしょうか。外崎選手もオリックス戦でマルチ安打から2試合ノーヒット、木村選手は右投手相手にスタメン起用している辻監督が悪いだけです。とにかく他の主力が軒並み酷すぎるのもいかがなものかと思います。


何とか孤軍奮闘している源田選手、森選手の3,4番は荷が重すぎる形になっています。中村選手の5番もまだ目が覚めていないだけに、かなりギリギリの中軸になっています。岡田選手は代打でフェンス直撃ヒットを打ちましたが鈍足すぎてセカンドタッチアウト、あそこは一塁で止まるべきでした。とてつもない鈍足です。



若手選手も西川選手がノーヒットに対して鈴木将平選手はヒットを打ちました。そろそろ他の若手選手も同じ競わせ方をさせるべきでしょう。ブランドン選手も長打力にかけて右左関係なく下位打線においたり、山田遥楓選手もサード争いに参戦させるなど、今こそ若手選手を色々と試す時期になると思います。



ライオンズ打線としても杉浦投手と長谷川投手を打てないのはまだしも、ノーコンで甘いストレート連発の宮西投手から3人で凡退している時点で事の問題の大きさが分かります。





【あまりにも酷すぎる日本ハム打線と栗山采配】

普通に今日は負け試合でしたが、それでも引き分けになりました。それは日本ハム打線があまりにも弱すぎた、さらに9回終了の意味を勘違いしている栗山采配にもありました。




西武打線は山川選手と栗山選手がいない飛車角抜きの打線なのでそりゃ弱体化するのも当然ですが、まず日本ハム打線は名前だけはほぼ主力メンバーなのにこの体たらくです。まともに打っているのは速球を打ち返している野村選手と渡邉選手ぐらい、あとは西川選手が出塁しているだけです。中田翔選手は長打がなく近藤選手もコンディションが万全でない、さらに大田選手が打ち損じ連発で中島卓也選手もショートで致命的なミスの連発で石井一成選手にスタメンを明け渡すなど、なかなかに酷いです。正捕手争いも弱肩の清水選手と後ろに逸らして空タッチの宇佐見選手とのどちらも打てないレベルの低い正捕手争いになっています。



さらに今日は野手起用の采配ミスです。致命的に出たのは9回です。まず9回表にセンター西川選手に変えて松本選手をセンターの守備固めに起用します。今日の西川選手は外野守備で悪送球するなど昨年のゴールデングラブ賞(UZR−12.4)の力通りの守備で栗山監督も不安になったことでしょう。

しかし、この時点で控えで残っているのは捕手の石川亮選手のみ。そして9回表の守備機会で松本選手のセンター守備の出番はありませんでした。打順的に松本選手に回る事はないので、これで出番は終了となります。


そして9回裏の攻撃、ここから日本ハムファン弟の悲痛な声が出てきます。まず先頭の樋口選手が死球で出塁、樋口選手の足はお世辞にも速くないので、普通ならサヨナラの走者ですから代走になりますが、まず代走がいません。ここで「松本がいたら代走で使えるのに」と弟から栗山采配へのクレームが入ります。


続いて野村選手がライトへの二塁打を打ちます。打球的にホームクロスプレイになるかと思いましたが、樋口選手は3塁を回ったところでストップがかけられます。地味に木村選手の強肩はこういったところで効果を発揮しますが、ここも「松本が代走でいたら回れていたかもしれないのに」と弟が不満を漏らします。


そして申告敬遠と空振り三振で1アウト満塁となり、打席に立つのは弱肩弱打の清水選手、石川亮選手が代打に立てるわけもなく、そのまま打席に立って初球のスライダーを引っかけて併殺打で試合終了、「松本がいたら代打で使えたのに!!」これに関してはかなりキレ気味になっていました笑。清水選手と松本選手なら断然松本選手の方がサヨナラの可能性がありました。



とまあこのように、守る機会のないセンター守備固めで松本選手を使ってしまったせいで、9回裏の代走、代打の場面で使えたはずの松本選手がいないせいで引き分けになってしまった、これこそ采配ミスと呼べる栗山采配の大失態ではないかと個人的に思いました。9回終了をとりあえず使える選手をガンガン使っていくスタイルにしたせいで、1番大事な9回裏で選手がいないというアホな事態を引き起こしました。


辻采配は山野辺選手や柘植選手などほぼ使う機会のない選手をベンチの肥やしにしているのでこれもこれでどうかと思いますが、今日の栗山采配を反面教師にして、9回最後までどう戦い抜くかを計画的に考えていく事は大事だと思います。





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