ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

外国人補強を見直すべき

ここまで外野手層の薄さ、ドラフト投手上位指名の無駄遣いを指摘しましたが、今日は外国人補強です。今年の最下位争いの低迷の要因には外国人選手、いわゆる「助っ人」が助けるどころか足引っ張ってこっちが逆に助ける羽目になっていることが挙げられます。




まず、現時点で残っているのがギャレット投手だけです。メヒア選手は途中退団、スパンジェンバーグ選手も足を負傷して帰国、ニール投手、ダーモディ投手も2軍戦で最後に投げてからこのまま退団になりそうです。これを見れば誰がどう見ても外国人選手が機能していないのは明確です。




これはフロントの認識の甘さ及びに今一度補強観点の見直しが求められます。まず、今年は外国人選手枠は5枠ですが、きっちり5人しか補強していません。怪我だけでなくこのご時世でコロナ感染とかでの離脱のリスクもある中で、なんかあった時の枠がすぐ空いてしまう状況でした。実際に来日が遅れたり怪我やらコロナ感染やらで、この外国人5枠をフル活用したのはほぼなかったです。要するにせっかくの5枠を無駄にしていたことになります。


そして、外国人選手のポジションとしても補強ポイントがズレていました。まずファーストのメヒア選手ですが、ファーストは山川選手がいて、さらに今年大きく成長した呉選手もいて、メヒア選手の出番は代打がほとんどでした。もちろんメヒア選手は暗黒期を支えた功労者なのでそこは評価しないといけませんが、結局は1本塁打のみで途中退団となってしまいました。


さらにギャレット投手は保険として見れば決して悪くないですが、スパンジェンバーグ選手は昨年同様に内外野でミス連発で昨年よりも打撃成績は悪化、ニール投手は相手の研究を上回ることが出来ずに1勝止まり、ダーモディ投手は先発なのか中継ぎなのかで中途半端となりどっちとしてもパッとせず、本当に及第点なのがギャレット投手だけであとは全員ハズレの烙印を押すしかない状況でした。



外国人選手に依存しすぎるのは良くないですが、今年に関しては明らかに助っ人が助っ人になっていなさすぎるので、ここはフロントは本当に反省して、そして改善しないといけないです。せめて外国人選手がちゃんと機能していたら悪くても最下位争いすることはなかったと思います。




ここからは来年の外国人選手補強を考えます。当然金がない状況なのは分かっていますから、オリックスのジョーンズ選手みたいな実績あるメジャーリーガーとかはいりません。5000万〜8000万、3Aかメジャーでちょっと結果を出したぐらいの選手を基本にしてもらいたいです。来年の外国人枠が4枠か5枠か分かりませんが、基本は枠+1人を目安にしてもらいたいです。



次にどのポジションを補強するかです。これは今年の結果、さらにドラフトで左腕と捕手は指名出来ましたから、優先順位は次のように考えます。





1.レフト(ライト)の長距離砲

最優先事項はここでしょう。今年のドラフトでは外野手は育成選手1人だけでした。コメントを下さった方からも外野手の外国人補強案を出されましたが、現状の外野手層の薄さと今年のドラフト結果からしても必須の項目となりました。


長距離砲ということで、最低でも20本塁打は打てる選手が欲しいです。あわよくば全盛期のメヒア選手ぐらいは打って欲しいですが、とにかく守備力とかは後回しで、3割よりも30本塁打が期待出来る選手になります。ポジションはライトは守備力も欲しいのでセンター同様に若手選手で競わせるポジションにしておきたいです。なので、レフトを守れる長距離砲の選手をまず補強してもらいたいです。




2.中継ぎの勝ちパターン投手

個人的にギャレット投手は高値にならなければ残留でもいいと思っています。ただ、それはあくまでも保険としてです。ギャレット投手は今でこそ8回ですが他がダメすぎて本当に保険としての勝ちパターンになっています。そして、勝ちパターンとしての実力は厳しいです。なんとか変化球で凌いでいますが、ストレートが通用しないのでどうしても1アウト取るのに時間と球数を要してしまいます。



理想は阪神のスアレス投手ですが、そんな都合良くいかないのは分かっています。フロントに見てもらいたいのはストレートで空振りが取れるか、あとはSFFなどの落ちる変化球が機能しているか、ギャレット投手が保険として機能しているのも豊田コーチ直伝のSFFがあるからです。あとは実際に来日しないと分からないですが、訳の分からんノーコンだけの投手はスルーしないといけません。




3.QS投球出来る先発投手

19年のリーグ優勝はニール投手の存在が大きかったですが、ニール投手は勝ち運があったにしても、安定してQS投球出来たことが大きかったです。基本的にゴロアウト軸になるかもしれませんが、大穴狙って15勝よりも大量に貯金は厳しくても、6回3失点を軸に投球出来る先発投手を基本軸に投手は考えた方がいいと思います。これが当たればニール投手、ウルフ投手になりますし、ハズレたらバンヘッケン投手、ルブラン投手、最悪はキャンディラリオ投手とかになってしまいますが。。。




4.内野の強打選手

レフトの長距離砲は最優先事項として、もう1人野手補強するならサードをメインにした内野手になると思います。中村選手がサードを守るのも年々厳しくなり、渡部選手、ブランドン選手、呉選手など候補はいますが確定的なものはないです。欲を言えばファーストも守れると山川選手がダメならそこに入れることもできます。もちろん長打は欲しいですが、ここはまずはしっかり打てる選手が欲しいです。ここで外してランサム選手とかとんでもない選手補強されては元も子もないですが、基本は守りや走りよりもまずは打てる選手を補強しないといけません。





もちろん外国人選手は実際に来てみないと分からない部分も多く、ハズレのリスクは低くないです。ライオンズも一時期はとんでもないハズレばっかりで気が狂いそうな時もありましたが、今年はハズレとはいえその暗黒期よりはだいぶマシにはなりました。ただでさえ来年はチーム再建が大変という状況下になりそうなので、外国人選手補強は真面目にやらないといかないと思います。





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